見出し画像

『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』#115(2024.6.22)

FM HOT 839(神奈川県相模原市)の『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』です。沖縄はすでに梅雨明けしてしまいましたが、関東はようやく昨日梅雨入りしました。平年より2週間ほど遅いということは、梅雨明けも遅くなるのでしょうか? 過去には8月に梅雨明けという年もありますが、それも勘弁ですね…。

放送日:2024年6月22日(土)22:00~22:30
パーソナリティー:コシバタカシ


オープニング

湖の話。湖は周囲を陸に囲まれ、海と直接連絡していない静止した水の塊である湖沼(こしょう)のうち、比較的大きなものを指すそうです。小さなものは池あるいは沼と呼びますが、その定義は大雑把なものになっています。
世界最大の湖は、ユーラシア大陸の中央アジアと東ヨーロッパの境界にあるカスピ海で、その面積は日本の国土面積に匹敵しますが、2018年に沿岸国の協定で法的には「海」となりました。なお、日本最大は滋賀県の琵琶湖。神奈川県最大の湖は箱根の芦ノ湖です。

コミュニティFMニュース

今日のニュースは、愛知県豊田市のRADIO LOVEATで放送中の、少年院や刑務所に入所した人にその経験を語ってもらう番組『コウセイラジオ~break through the wall~』が、今年度のギャラクシー賞・報道活動部門で選奨を受賞した話題をお伝えしました。昨年4月からは愛知刑務所内でも放送が始まり、中日新聞で番組と連動した連載も行っています。

コミュニティFMピックアップ・宮ヶ瀬レイクサイドエフエム(神奈川県清川村)

清川村は県内で唯一の村で、全域が丹沢大山国定公園と神奈川県立自然公園に指定されています。村の北部には関東屈指の貯水量を誇る宮ヶ瀬ダムがあり、周囲はレクリエーション施設が整備されています。
宮ヶ瀬レイクサイドエフエムは2010年開局。日本で4つしかない村をエリアとするコミュニティFMの一つで、スタッフは常勤2人、ボランティアを含めても10人ほどという、コミュニティFMの中でも最少クラスで運営しています。

キーワード①クリスマス

宮ヶ瀬湖畔園地には高さ30mを超えるモミの木があり、クリスマスの時期には1万個の電球によるイルミネーションが施され「ジャンボクリスマスツリー」になることで有名で、毎年約25万人の見物客が訪れています。宮ヶ瀬レイクサイドエフエムでも毎年、イルミネーションが点灯する11月25日~12月25日の夜に毎日特別番組を放送して、情報を発信しています。

キーワード②音楽

宮ヶ瀬レイクサイドエフエムは24時間放送ですが、決まった番組がほとんどなく、インフォメーションも常にあるわけではないため、大半の時間は音楽を流していて、様々なジャンルの音楽を1時間ずつ放送しています。これが住民から仕事や家事をしながら聴くのに良いと好評とのことで、住民の中にはかかる曲の順番で時計代わりにしている方もいるため、中身を変えないでほしいと要望されることもあるそうです。

宮ヶ瀬レイクサイドエフエムのスタジオ

キーワード③観光

宮ヶ瀬湖周辺はモミの木以外にも観光スポットがたくさんあり、車で圏央道相模原インターチェンジから約20分と首都圏から日帰りで行けるため、週末ともなると多くの家族連れで賑わっています。宮ヶ瀬レイクサイドエフエムでは主に週末に観光情報を放送していて、土曜の朝10時から2時間生放送している「やまむらラジオ団」は、清川村や隣の愛川町の様々な情報を届けています(パーソナリティーはFM HOT 839で『それゆけ!月光団本部』を担当していた方)。

【M1】白井貴子と清川村の子どもたち『みんなの未来』
シンガーソングライターの白井さんが、清川村の子供たちが笑顔で歌い継げる曲を作って欲しいと清川村から依頼され、2014年に製作したアルバム「みんなの未来 清川村キッズ・ソング」の一つです。

コミュニティFMあの日あの時

今回は1998年5月。大阪府守口市にあったFM HANAKOで、コミュニティFM初の文字多重放送がスタートしたことをお伝えしました。FMの文字多重放送とはFM放送の電波の隙間を使って、専用受信端末のディスプレイから文字や記号などを表示する「放送」のことで、当時は画期的なことでしたが、ネットの発達とともにそちらに移行して、FM HANAKOでは2007年にサービスが終了。県域局でも2016年のAIR-G'(FM北海道)を最後にすべて終了しました。

FM文字多重放送を運用していたFM HANAKO

エンディング

コミュニティFMの電波運用、特に設備に障害が生じた場合の操作には、第一級か第二級の陸上無線技術士、第一級総合無線通信士の資格を持つ無線従事者を、最低一人置かなければいけません。宮ヶ瀬レイクサイドエフエムは取締役のうち、この陸上無線技術士の資格を持つ方が8人もいて、うち6人は第一級という「技術者軍団」です。この資格を活かして、宮ヶ瀬だけでなく関東のコミュニティFMや県域の放送局で電波関係の相談や調査などをされているそうです。
(製作協力:宮ヶ瀬レイクサイドエフエム放送機構)

お知らせ

全国のコミュニティFM局関係者の皆さん、ぜひ『コシバタカシのコミュニティFM大図鑑』に参加してみませんか? ジングルと写真、3つのキーワードを頂ければ、番組の中でがっつり紹介させて頂きます。よろしくお願い致します。

配信やっています!

各種Podcastで『コミュニティFM大図鑑』を配信しています。新作は地上波オンエアの概ね3日後から配信します。お気に入り登録もぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?