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台風が残したもの

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台風15号による被害の中で、感じたこと思ったことをつれづれなるままに。
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#台風

さら地が増えるとき

「新型ウイルス騒動は全国規模の災害のようなものだ」という表現を見聞きする。 私の体感的にもそうだと思う。 というのも、昨年、2019年9月9日未明に当地を襲った台風15号により被害をうけたときと町の景色が似ていると感じるからだ。 ◇◇◇ 3月には、車検や自動車保険の契約継続など、必要最低限の実務として数人にお会いする機会があった。 軽く世間話をしたのだが、異口同音に「台風15号」と比べる言葉が聞かれた。今回は「電気も通ってるし、水も通っている」として、まだ余力がある

面倒くさいの極み?保険請求書類作成に時間を盗まれた話

毎日少しずつやればそのうち終わるはず。 私はそう信じていた。 台風15号の被害を損害保険で補いたいと考え、保険請求をすることに決めたのは、ひと月ほど前のこと。写真を撮ったり、書類を作ったり、見積もり書の細かいところまで目を通し、必要なものが揃ったのは、5日ほど前。 写真の整理は始めていたし、必要書類は随時整理して複写をとって、送付用をファイルしてきた。だから、ささっと終わるはずだと楽観視していたのだ。 けれども、いろいろな問題が起き、なかなか思うようには進まない。

台風が残したもの

隣家の瓦が芝生に爪痕を残した。 朝目がさめると、東、南、西の3方向から瓦屋根が落ちてきていたのだ。 我が家の敷地内に落ちた瓦を拾い集める近隣の方たちは、とても恐縮されていた。だが、こんなときはお互いさま。 夫の車にもキズがつき、パラボラアンテナにも、ぽっかり穴があいた。 水で土が流されたのか、コンクリート舗装の下に空洞ができている部分も確認できている。 生活に支障が少ないキズまでカウントするとまだまだ被害はあるのだが、我が家の被害はかすり傷程度としか思えないくらい周