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台風が残したもの

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台風15号による被害の中で、感じたこと思ったことをつれづれなるままに。
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#損害保険

晴れの日に傘を買う

父は格言的な謎かけ的な不思議なことをいう人だった。 その父が他界して半年足らず。悲しみが少し癒えてきたからか、近頃、父の言葉をよく思い出す。 「傘は雨の日ではなく、晴れの日に買うものだ」 この話を聞いたのは、いつ頃だっただろうか? 父が師匠と仰ぐ方から教えられた考え方なのだそうだが、人生が順調な時に不測の事態への「備え」をしておくべきだという意味合いであったと思う。 実際には雨の日だって傘を買うことはできる。だが、傘を買いに行くまでに濡れてしまう。 雨に濡れずにと

面倒くさいの極み?保険請求書類作成に時間を盗まれた話

毎日少しずつやればそのうち終わるはず。 私はそう信じていた。 台風15号の被害を損害保険で補いたいと考え、保険請求をすることに決めたのは、ひと月ほど前のこと。写真を撮ったり、書類を作ったり、見積もり書の細かいところまで目を通し、必要なものが揃ったのは、5日ほど前。 写真の整理は始めていたし、必要書類は随時整理して複写をとって、送付用をファイルしてきた。だから、ささっと終わるはずだと楽観視していたのだ。 けれども、いろいろな問題が起き、なかなか思うようには進まない。