教訓とは。

皆さんは童話と言われてなにを思い浮かべますか?三匹のこぶたや、ウサギとかめなどの話を浮かべる人が結構いると思います。童話の目的は、教訓を伝え続けるためです。伝え続けるためにお話というものを作って後世に残るようになっています。今回はその童話の教訓ではない視点から童話を見ていきたいと思います。

ウサギとかめ

この話は、知らない人はいないような話ですよね。ざっくりとしたあらすじは、ウサギとかめが競争をして、ウサギは勝つ気しかしなかったので、途中で寝てしまい、その間にかめが追い抜かしてかめが勝ってしまうという話です。この話の教訓は、地道に努力すればいずれ報われるという事です。俺はこの教訓に違和感を覚えました。それは、
「ウサギが努力した方が早くない?」
という事です。努力をし続けるのも大事ですが、かめのスピードではなく、ウサギのスピードで努力し続ければ、断然早いよね。ということです。ここで一旦話を整理しましょう。かめは、少しづつ努力をし続けたから勝ちました。これが勝因ですね。一方ウサギはレースの途中で寝てしまった。これが敗因です。では、これを反対にして考えてみましょう。勝ったのがウサギであれば、かめより足が早かった。これが勝因です。かめは、ウサギより足が遅かった。これが敗因です。
ウサギが勝った話だと、ウサギもかめも勝つために走り続けています。その結果ウサギの方が早かった。こういう結末になります。それなら、ウサギになった方がよくないですか?ウサギの方が足が早いんだから、早い方がよっぽど良いし、レース中に寝るなんて人間しますか?っていう話ですよ。マラソンで、プロと小学生が戦ったとしても、プロは寝ませんよね。
この話から、大事なのは、地道に努力すればいずれ報われるだけではなく、いかに早く、ゴールに達成するかだと思います。

今回は童話について書きました。ただのひねくれた考えですが、読んでいただいた皆さんありがとうございました。

53

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?