猿岩石は『白い雲のように』でCDデビューしてから半年以上が過ぎ、各局いろんな番組に出てから『うたばん』のトークに初出演する。
3枚目のシングル『コンビニ』の時だ。
そこで、とんねるずの石橋貴明と共演することになる。
1997.5.20
猿岩石『うたばん』初出演
3か月前の2月14日、『ミュージックステーション』に猿岩石が初出演した時、石橋は工藤静香とのユニットLittle Kissで出演。そこで初共演は果たしていた。
猿岩石の人気
猿岩石のファンによるスタジオの入り待ち・出待ちがスゴかったという。
山崎・出川も『中居くん温泉』のレギュラー。
芸人4人と中居でしゃぶしゃぶに。
レギュラー番組の座長でトップアイドルでもある中居がタダ券でのお支払い。
まあ、それはさておき猿岩石の人気について。
スター中居より人気だった日もあったという。
ミリオンアーティストになってからの石橋と共演。
猿岩石は、ちゃんと”売れた人”と認識されている。
石橋貴明に聞きたいこと
※一応書いておきますが、ここでいう”アガる”とは”緊張する”ということです。テンションが”アガって”いるわけではない。
ちなみに、ダウンタウンとは『HEY!HEY!HEY!』で共演済。
石橋がカメラ目線でカッコつけた言い方をした事で、一段落はついたが……
猿岩石は、ネタやバラエティ番組での振る舞いで売れたのではなく、外国を旅して帰国したらスターになってたという、今までにない売れ方をした。
だからこそ、芸人として笑いに振りきることも、新人タレントとして真面目にいくことも、どちらもいききれないという状態。
これが、どの番組に出ても居心地悪そうにしていた原因だった。
そんな中、真面目にいこうとする森脇に対して、何かしらは芸人として振る舞おうとしていたのが有吉だ。
思い出の味
地元広島で行きつけだった、近所のお好み焼き屋さんから材料を送ってもらい、その味をスタジオで再現。
美味しく食べる森脇に対して、素直に喜んだりしない有吉。
今、欲しいもの
ここは、”現実的な答えをする”、という答えをする有吉。
「“実力”が欲しい」。
これは素直な答えなのだろう。
お笑いとしてバラエティ番組も出てレギュラーも決まり、歌手としてCDも出してヒット曲もある。両方同時に売れたことで自分の実力が追いついていない。そう感じているからこその答え。
とんねるずが『一気』を出した時、最初は121位だった。それが5ヶ月かけて19位まで上がっていった。でも19位だ。
デビュー曲がミリオンセラーとなった猿岩石とは正反対。
それでも売れた石橋貴明の言葉は重い。
(『うたばん』1997.5.20・6.24放送分を元に執筆)