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【2021年度の方向性_2/2】創業3年目を迎える前に創業からの振り返りと行きたい未来について。


こんにちわ。前回の【2021年度の方向性_1/2】を読んで下さった皆さまから沢山のコメントやメッセージを頂きました。本当にありがとうございます。

創業してから1年目まで振り返ると、来て下さった方々と過ごしたかけがえのない素敵で膨大な記憶があって。直近での飲食店経験も無い私を支えて下さったスタッフさんと、仕事しか出来なくて家の事を全くしていない私を支えてくれていた家族。(汗)そして無名で何者でもないお店を可愛がって下さっている近隣の店舗様へ。感謝しかありません。


政治思想じゃなくて考え方として麻生太郎さんがおっしゃっていた好きな言葉があります。『朝は希望を抱いておき、昼は勤勉に働き、夜は希望を抱き眠る』。

とても素敵な言葉。まさに、『理想のお店像の本質』とは固定化されたアイテムだけを提供し続ける事ではなくて。このような言葉の概念やそのお店にしかない哲学を、お店を介して商品や体験できるサービスとして具現化させて目に見える形で提供し続ける事なのではないでしょうか。


さっそくですが、たくさん頂いた愛情と記憶と経験をもとに。創業後2年目から3年目に行かなきゃいけない未来についてまとめていきたいと思います。


それでは。


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創業2年目。


ようやくお店を立ち上げて1年目が過ぎ、フワッとですがお店に足を運んで下さっている方のお人柄やお店をどのように使って下さっているか(お店への需要)を感じれるようになってきました。そうしていくうちに、自然とお店が担う社会的な役割が創業時より鮮明に見えてきた感覚があります。


自分が関わっている社会から少し離れて心のチューニングが出来る場所

カフェという場所で珈琲や軽食を楽しみに行っていたけど、
“通うたびに何故か心が健康にな っていく場所”


最初は珈琲を飲みに行く事や軽食を食べたり、打合せや友人達と話す場所としての目的で来店してくださっていました。お店に来て下さる回数が増える度にお店のスタッフや同じ時間を共有したお客様同士での会話が産まれコミュニケーションが活発になり。そのうえでお店が段々と変化していく所を良く感じてくださった方々が現在の2回3回と足をお店へ運んで下さる皆様につながっていると体感しています。


社会活動以外で利害関係が全くない方々とお店を介してご縁を紡ぐ事で気軽に話が出来る環境がお客様同士で構築され、利害関係が無いコミュニケーションが承認欲求を満たし精神的な安定を確保する機能があると感じています 。

私も来てくださる方々とお話をさせて頂ける事でどれだけ心が救われた事か。感謝がつきません。


また、少しずつですがお店が変化していく過程を、お店に来てくださっている方々と一緒に体験して頂く事でお客様自身がまだ見ぬ未来へチャレンジする仮想体験をして頂き先が見えない将来への不安を“チャレンジ”というポジティブな認識へ変換し心を整え、激動の明日へそなえる思考のチャージをして下さっているのではないかと。お客様とお話をさせて頂く中で感じています。


お店の経営の舵取りも、来てくださる方々と【変化の経験を共にする】という事を意識しています。(今もそうです。)


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一番の敵は自分だ。沢山の高尚な方々がおっしゃっていますが私もそう感じています。だからこそ。カフェという飲食業ですが、商品を提供するだけだはなく。そういった目には見えない感情や思考を和らげるお手伝いもできたとしたら、そう考えながらお店を営んでいました。

話は戻ります。もちろん、そういった目に見えない事を求めていらっしゃる方々だけではありません。本当に当店の珈琲や軽食や会話の場所として利用して下さる方々もいてくださっています。商品や空間を求めに来てくださる方々の為にも、商品のクオリティ向上と過ごしやすい空間のデザインを良くする努力も並行して行わないといけません。


ここで少しだけ私が創業した理由をお話させて下さい。飲食業で膨大な利益だけを得る事が目的ではなく。飲み物や食べ物だけを提供する事に集中するのではなく。 カフェという事業を介して(当店のメニュー表の1ページ目に書かせて頂いている事※是非見に来て下さいませ!)を達成し、その対価としてお代を頂く。頂いたお代で更にお店を発展させる為に投資し、その後に私の生活を成り立たせていくという循環を継続し続けていくという事。


そんな私が創業した経緯と実体のお店がリンクしつつあったのが創業2年目です。


しかし、外してはならない出来事が創業2年目に起こります。激震がはしりました。


それは、新型コロナウイルス”COVID-19”の猛威。


今までは、心の豊かさという目には見えない普遍的な価値をカフェという実際の店舗で提供すべく邁進していた所、とんでもない悪魔が地球で暴れだしました。


悪魔の名はCOVID-19。


悪魔の影響は恐ろしい程各所にいきわたりました。対面でのコミュニケーションが非難され。マスク着用で表情が隠され。乱れる情報によるコロナウイルスへの各自の知識量の差と同調圧力による忖度せざるを得ない判断基準で世論に津波がおしよせ。適切なウイルス対策が見えず不安がつのり。SNSでは不適切な発言が繰り広げられ。世界的な経済の打撃。経済弱者は苦境に立たされ。対ウイルスのはずが、気づけば、いつしか人間同士の争いに変わっていったように感じます。


世界は一瞬で変わり果ててしまいました。


しかし、こんな大変な世の中でしか気づけなかった事が沢山あった事も事実、今までのお店の事を振り返る時間が沢山出来ました。


何回もお店に足を運んで下さる方々。日本全体から周辺の飲食店様の状況。他業種の経済状況。今世の中が求めているサービス。今後の日本がたどる道の予想。今後の飲食店の様式。日本全国の方々の仕事スタイルや生活様式の変化等々。


そんな事をずっと考えていた時。あれ。ふっと一つ頭に浮かびました。

それは『健康』という言葉。


本当に恵まれている事に、創業して今まで、その間にご縁を頂いた方も含めずっとお店に足を運んでくださる方々が沢山いてくださいます。毎日来て下さる方もいらっしゃいます。もう、お客様というよりファミリーと呼ばせて頂かないと関係性がちゃんと表せない程、大切な皆さまばかりだという事に、今更『ッハ』とさせられました。

次に毎日お店に来てくださる方や週に1回や月に1回来て下さっている方々の顔が浮かびました。みんなお店にある食べ物や飲み物を食べて下さるよな。。という当たり前の事。

次に驚いたのが、、、そんな沢山来て下さる方が来店した度にお店の食べ物や飲み物をお腹の中に入れて、はたして食べて下さった方が健康になるのだろうか。。。という、とてつもなく怖く目をそむけたくなる事実でした。

当たり前ですがお店でお出ししている全ての商品は良い物を選んでいて、適切な提供方法をとっています。各食材や飲み物による体に良いとされる効能情報も世の中にでています。


太陽と月があるように自然の摂理の中に陰と陽があって、食事で例えると陰がたまに食べたくなるジャンクフードや甘い物。体に悪いとわかっていても食べて美味しい物で幸せを感じる事も大切だし、食べて欲求が満たされてほっとする事も食べ物が持つ必要な役割だと感じています。


では、食べ物での陽は。。。?気分で幸せになっても体はどうなるのだろうか。。。?


毎日来て下さる事を前提にお店の食べ物と飲み物を頼んでくださったファミリーの皆様の健康に責任がとれるか、と自分に言い聞かせた時。正直、私は「とれる」と胸を張って言えない事にきづいてしまいました。大切な方々にも関わらず、健康に責任を持てないとなると。。。

もちろんお店で提供している飲食だけでお客様の体はなりたっていないのは十分に承知しているのですが、だとしても、来て下さっている方の大切な人生の時間を共有させて頂いて、且つ体を作るというマジで大切な役割の『食べ物』を提供させて頂いているにも関わらず。


当店の役回りとしても、美味しい物を食べて「気分だけが幸せになる」ではダメだ。バエル料理だとお客様が増えるからというお店目線もダメ。「体も幸せになってしまう」じゃないといけないと、その時、使命感がやどりました。食事でいう陽の役割を担う必要があると。


今回のコロナの影響で改めて健康である事の素晴らしさと尊さに気づき、対面でのコミュニケーションの価値を再認識し、文明の進化で産まれたインターネットで実現したオンラインでサービスが提供できる今。


”センチャラーズって、本当は何をしなければならないんだっけ”


めちゃくちゃ重い問いを見つけてしまって。その重い問いに答えを出さなければならなくなりました。しかし、本当に良い機会だった。今回のコロナがなければ、もしかしたら、来て下さっている方々の事を本当の意味で深く考えられなかったかもしれない。深く考えられたおかげで、このめちゃくちゃ重い問いに、未熟ながら今できる限りの答えを絞り出す事ができました。


創業した経緯と実体のお店がリンクしつつある感覚と、コロナによる非日常を過ごせたおかげで再定義できたセンチャラーズの有るべき姿、お店に来て下さるファミリーの皆さまの事。


ようやく創業してから2年間の振り返りが終わり、3年目から行かなきゃいけない未来が見えてきました。


それは。


お店に行くたびに心と体が健康になってしまう。気づけばお店に行ってしまう。


そういうお店の未来へいけるように、今後はお店の舵をとっていかなければならない。


心の豊かさという目には見えない普遍的な価値をカフェという実際の店舗で目に見える形で提供する事に全力をだしていたのですが、それでは足りない。次は、来て下さっている方々の健康にも責任を持てるお店にしないとダメだという事。


自分が関わっている社会から少し離れて心のチューニングが出来る場所

ここの部分も3年目も変わらず磨いていきます。



今年の1月から”健康”を視野に入れてちょっとづつメニューの変更をしているのですが、それ以外に今、水面下で、”体が健康になってしまう”というキーワードからお店をかけた商品開発の計画を進めております。


3年目の未来に向けて。有言実行すべく。そして水面下で進めている計画が上手く行き実装出来た時に、、、「あーーー!だから〇〇〇をお店で提供する様になったんだね!」っと皆さまに納得して頂けるように。


ひとつひとつにはちゃんとした理由があって。でもまだできていない所もあって。だからこそ行きたい未来があって。その行きたい未来にはお店をあったかく支えて下さっている方々の笑顔が有り、それは綺麗事じゃなくてちゃんと経済性も持ち合わせている。


そんな未来へ行く為に3年目は私の全てのリソースをぶつけて取り組んでいきます。


心、体、思考、感情が健康になってしまう。

そんな来て下さる全ての方の人生のインフラになれるように。



余談ですが、今日2月15日を持ちまして2周年になりました。


よし。明日から3年目。


良い節目になりました。


これからも、何卒、よろしくお願い致します!!!



読みにくい文章で長文にも関わらず、最後まで読んで頂いてありがとうございます。

いつもありがとうございます。皆様の支え合っての活動でございます。いただきましたエールはちゃんと仕事や文学活動の肥やしとしてしっかり使わせていただきます。ほんとうにありがとうございます。たくさんエールをいただけるともっと良いものを作ることができます。