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宇宙人狼を追いかけた2021年 - Among usがゲーム実況界隈に巻き起こした旋風と根強い人気のワケ

皆様ご無沙汰しております、けろりです。ふだんはFE風花雪月の考察ブログを書いたり、スプラトゥーンなどのゲームを罵詈雑言を吐きながらプレイしております。怒涛の2021年も間もなく終わりに近づいておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて今回2021年のまとめとなる記事を書くにあたり、何のトピックにしようかと考えあぐねた結果、私が特にはまっていたゲームであるAmong usの紹介を書くことにしました。とはいっても私自身はAmong usをほとんどプレイしておらず、ゲーム配信者たちによるDiscordを介した通話ありAmong usを通してゲームを楽しんでいます。

Among usは宇宙船に乗ったクルーメイトがインポスター(敵)を見つけ出す人狼要素を併せ持ったゲームですが、かわいらしいキャラクターやマップ、直感的な操作性によって様々な層に波及し、世界で2億ダウンロードを記録しました。世界中でその流行の大きな要因となったのはゲーム実況者・ストリーマーたちによる配信であり、ゲームにプラスしてボイスチャットを利用したAmong usのコラボ配信では、10人を超える人数の配信者の魅力を十二分に引き出す一大コラボコンテンツとなっています。今回はAmong usやその配信者、そして日本のゲーム実況界隈でAmong usが流行ったここ1年の経緯についてまとめていきます。

Among usとは?

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Among usタイトル画面

Among usとはInnerSloth社が開発したオンラインマルチプレイヤーゲームで、PC及びNintendo Switch, Android, iOSでクロスプレイ可能です。運営から発表された日本語での正式名称はアモング・アスで、別名で宇宙人狼とも呼ばれる通り、宇宙船内を修理するクルーメイト(=村人)たちに紛れ込んだ、クルーをキルするインポスター(=人狼)を見つけ出し追放するゲームです。プレイ可能人数は4人から15人までで、オンラインで世界中どこからでも参加可能な"野良部屋"や、パスワードを使った知り合い同士のオンラインプレイなどが可能です。
 本記事ではパスワード部屋での音声通話ありを中心にまとめていますが、大勢での会話が苦手な方には、ないこさんやてるとくんさんなどが上げているチャットでのプレイ動画も人気です。こちらの遊び方では実況者さんご本人のプレイと喋りを存分に楽しむことが可能です。

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インポスターは見つからないようにクルーをキルしていく

プレイルール

参加者はゲーム開始時にランダムにクルーメイトかインポスターに割り振られます。クルーメイトは船を修理するためのタスクを完了するか、ボタンや死体発見により開催される会議でインポスターを全員追放することが勝利条件です。

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一人一票でインポスターだと思う人に投票していく
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インポスターが全員追放されるとクルーの勝利となる

一方インポスターはクルーメイトをキルして人数を減らし、クルーメイトとインポスターを同じ人数にするか、サボタージュと呼ばれる宇宙船の緊急事態が時間内に解消されなかったとき勝利となります。
(↓リアクターサボタージュ中)

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リアクターサボタージュの解除には二箇所でパスワードを入力する必要がある

SKELD、POLUS、Mira HQ、Airshipなど異なるステージが用意されている他、公式・非公式MODを利用して、より複雑なルール設定や役職を追加したプレイが可能です。
(↓SKELDマップ)

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(↓Airshipマップ)

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Airship(飛行船)のコックピット

各々が異なる色と好きなコスチュームを身につけて、独自のクルーでプレーできるのも魅力です。

以下のTBSのニュースで、概要がわかりやすく紹介されています。

Among us配信を知ったきっかけ

私がAmong usを見始めたのは2020年11月頃、人狼殺というボイス人狼のゲーム動画で拝見していた先端恐怖症さんの動画が始まりでした。これまでにも人狼TLPT、人狼殺、人狼Jなどの人狼プレイ動画を好んで見ており、それを通して知っていた先端さんやプテラたかはしさん、しんたろーさん、ましゃかりさん、リンネさんなどの配信者の方々が話題の宇宙人狼をプレイしている…!と興味を持って動画や配信をのぞいたことがきっかけでした。その後、翌2021年の1-2月頃からは徐々に動画に加え、リアルタイム配信も定期的に視聴するようになりました。Youtube上ではほぼ毎日配信者の方々がAmong usのコラボ配信を21時〜24時の間行っており、がっつり推理をしながら楽しむだけでなく、配信者の人たちの会話をラジオ感覚で楽しんだりもできます。

 これまでゲーム実況を見るときには動画が基本でしたが、Among usの動画は一試合20分程度なので休憩中や食事中に手軽に楽しめます。また彼らの配信はゲーム配信を見たことがなかった私にもとっつきやすく、配信者間のやり取りの面白さも相まって気軽にゲームを楽しむことができました。有名な船=コラボグループでは初めに参加者の自己紹介やルール説明が毎回共有されているので、その日初めて配信を見に来た新規リスナーでも楽しむことができます。また参加者同士も回を重ねるごとに交流を深め、現在はAmong us以外のゲームなどでのコラボなども増えてきています。このようにゲームのプレーの魅力だけでなく、配信者間の会話などのやり取りもAmong us配信の大きな魅力だと思っています。

このようなとっつきやすさや手軽さもあってか、今年1月頃には先端恐怖症さんの配信は同時接続1万人を達成し、約一年が経った今でも毎日何千人もの視聴者が先端さんをはじめとする配信者たちのプレーを視聴しています。私のようにこれまで配信に縁がなかった人たちも、コラボを通して芋づる式に様々な配信者を知っていくことで、ゲーム実況界隈にのめり込むきっかけとなることもあるようです。

アモアスを知らない人向けおすすめ動画

そもそもAmong usとはどんなゲームなのか?という疑問をお持ちの方に、オススメの動画をあげておきます。

わかりやすい解説・攻略動画:オータムゲームズさんによる初心者にもわかりやすい解説動画

再生数160万回超えのインポスタープレイ動画:先端さんがスケルドでインポスターとしてプレイしたときの手に汗握る動画

企画ものアモアス:さらに通常のアモアスに特別な縛りを加えた企画アモアスなどは、ルールがわからなくても楽しめるのでオススメです。

① 声真似界隈でのアモアス: 鬼滅アモアス、ワンピースアモアス、銀魂アモアス、呪術廻戦アモアス、東京リベンジャーズアモアス などなど、好きなアニメの声真似アモアスならばとっつきやすいかも。オススメはマイメロアモアス。

② ガチ村プレイヤーたちによる企画アモアス: カジュアルな雰囲気で人狼勢たちの推理やアモアスの雰囲気を楽しめる村。なんでやねん宇宙人狼、語尾ングアス、宇宙人狼ややこし村、歌ってアモアス、大喜利ングアスなどなど。オススメは先端さん主催でのパッション(理論ではなく感情で戦う)回。

上の動画で興味をお持ちになった方には、Among us関連の切り抜き動画や、毎日どこかで行われているAmong us配信をのぞいてみるのもオススメです。以下は現在も開催されているAmong usコラボの主催の方々の一部抜粋です。Youtube、Mildom、Openrec、ニコニコなどで見ることができます。

2021年12月現在も定期的に開催されているAmong usの主催者(抜粋)
単独主催:先端恐怖症、なつめ先生、アモアス部(神宮寺)、フルコン、りおん、高田健志、GEN、新人発掘村(kakiゲーム)、ふにんがす(ふにちか)、異業種宇宙人狼(Ayumi)
共同主催:木曜ロジアス女子(天羽よつは・猫月みお)

データから見る”アモングアス”のトレンド

Among usの配信が日本でも頻繁に行われるようになったのは去年の9月頃からです。そこから約1年半に渡って、その流行はどのように変遷してきたのでしょうか?その疑問に答えるため、Among us関連のいくつかのワードのトレンドの変化を、Googleトレンドを利用してまとめてみました。

まず、“Among us”というワードの検索に関して、日本国内でのトレンドを可視化してみたものが以下のようになります(HTML埋め込みができないため、画像にリンクを付与してあります)。横軸が時系列、縦軸の数値が最大検索数が100となるように正規化された値です。
 グラフを見ると去年の冬から春にかけてがGoogle検索などでのピークがあり、最高値は年末から年明けに記録されています。それ以降は上がり下がりはありつつも、全体の傾向は一定水準でゆるやかな減少傾向を示しているようです。昨年末の配信を覗いてみると、既に「Among usは今が最高潮、これ以上盛り上がることはない」というコメントも散見されており(それ以降も多くの配信者が登録者数を伸ばしてきてはいますが)Googleで検索するような新規プレイヤー・リスナーの参入量は12-1月がピークだったのではないかと推測されます。

“Among us”のGoogleトレンド

しかしながら、この傾向はAmong usが開発された米国でのGoogleトレンドと顕著な差があります。以下に示した米国での結果は、10月の頭にピークが来たあと一ヶ月で大幅なトレンドの減少を見せ、現在は一定数を保ちながらも完全に沈静化しています。これらは正規化された結果の数値であり、総人口に比例する絶対数の違いも存在します。ただ、日本におけるAmong usの長期的な盛り上がりは米国のものとは大きく異なり、ゲーム実況者・配信者たちが一丸となって新たなコラボ・リスナー層を開拓し続けた結果ではないかとも考えられます。

“Among us”の米国におけるGoogleトレンド

逆にYoutube内での検索トレンドでは、また少し違った傾向が見えます。こちらでは、上で見られたものよりも少し遅れて春頃にピークが来たあと少しずつ減少しつつ、より緩やかに推移しているようです。Among usをよく知らない人の検索が反映されるであろうGoogle検索とは異なり、Youtube検索はAmong usに既にある程度興味を持った人たちが中心となります。そのため、動画を定期的に見ているリスナーの存在によって、トレンドの変動がより緩やかに見えているのかもしれません。

“Among us”のYoutube検索トレンド

一方、こちらは”アモングアス”のGoogle トレンドです。3月に見られるピークは、3/18に公式から”アモングアス"であることが発表され、アモングアス・アマングアス論争に終止符が打たれた時期と一致しています。それ以降は減少傾向にありますが、一定の水準をキープしています。

“アモングアス”のGoogleトレンド

逆に”アモングアス”のYoutube検索では、夏頃にピークに達したトレンドが一度大幅に低下しています。これは緊急事態宣言が解除された時期とも一致しています。その後新たなライフスタイルの定着に影響されてか、年末に向けてまた少しずつ上昇しているように見えます。

“アモングアス”のYoutube検索トレンド

最後におまけですが、“アモアス”のGoogle トレンドです。検索数の絶対値はわかりませんが、アモアスという略称も定着してきた様に見えます。

“アモアス”のGoogleトレンド

以上の結果をまとめますと、日本においてはAmong usの新規層は今年の春頃まで拡大を続けたあと現在は減少傾向を見せていますが、その間に継続して視聴するリスナーを獲得し、Youtube内でのトレンドでは現在も一定の値を保っています。緊急事態宣言や長期休みなどのライフスタイルの変化の影響を受けてはいるようですが、米国と比較しても日本におけるトレンドは長期に渡り盛り上がりが続いており、日本のAmong us配信者界隈の根強い人気がうかがえます。”アモアス”という略称の広まりからも、現在Among usは定番ゲームとして市民権を獲得しつつあるのかもしれません。一方で言い換えれば、ある程度興味を持つ視聴者層に広まりきったともいえ、、各配信者たちがここからどのように新たな視聴者を獲得していくのか、その展開に注目が集まりそうです。

Among us配信が広まった時系列まとめ

 Among usは海外の主にTwitchユーザーの間で爆発的に流行したあと、2020年の半ば頃から徐々に日本のコミュニティでもプレイされるようになりました。実は日本で流行する前には、米海軍のゲーム配信で原爆を揶揄するユーザー名が利用されるなどして大問題に発展したこともありました(まとめ記事)。
 日本の配信者界隈での流行は、いろいろなコミュニティに波及していく形で段階的に広まっており、その背後には様々な配信者間の繋がりが存在していました。そこで最後に、日本でAmong usが流行り初めたとき実況界隈でどのような流れがあったのか、様々な関連する出来事を時系列順にまとめました。初めに言っておきますととにかく長いです。内容に関してはすべてのAmong usプレイヤーの方を網羅することは難しいため、基本的に先端恐怖症さんの同村者の方々に偏っておりますので、ご了承頂ければ幸いです。配信リンクなどは随時追加予定です。
 

注意:Among usの開発履歴は主にWikipediaや公式Twitter参照、それ以外の日付に関しては各配信者のTwitter上での配信告知を参照しており、ツイートが残っていないものや未配信の内容は含まれていません。また時差の関係で日にちが1日分ズレている可能性がありますので、ご承知おきください。もし不足や間違いなどありましたら、コメントやマシュマロなどでご指摘頂けますと幸いです。各配信者様に関しては敬称略です。

用語まとめ
MOD Among usのソースを改変し新たな機能を追加したもの。公式・非公式のものが存在する。日本ではDuskさんやLibhaltさんなどが精力的にローカライズ・開発・メンテを行っている。その他のMODの開発履歴や役職などはこちらが詳しい。
近アモ 近くにいるとお互いのしゃべる内容が聞こえるベタークルーリンクを導入したAmong us。よりカジュアルなプレイで利用されることが多い。名付け親はなかのっちさん。

2018.06.15 Among usリリース日

2020.06 300万人のフォロワーを持つTwitchストリーマーSodapoppinがAmong usを配信しバズる

2020.09.09 黒川クロムがAmong us動画をアップ

2020.09.10 らっだぁをはじめとした限界メンバーがAmong usを初プレイ
・らっだぁ/ぐちつぼ/あろえ/げんぴょん/たらこ/こんそめ/かねごん/焼きパン/緑色
・16日に動画をアップ

2020.09.12 ポッキーがAmong us動画をアップ

2020.09.13 しょぼすけがAmong usを初プレイ、翌日Youtubeに動画を投稿
・以降ガレリアアモアスコラボ、ロジングアス、近アモなどの企画村を不定期開催
・2021年7月からしょぼすけMOD村という名前でMOD開発者であるlibhaltの協力のもと、様々なMOD役職やルールなどを取り入れたAmong usを定期開催

2020.09.19 釈迦がDTNメンバー等とAmong usを配信
・以降"圧村"と呼ばれるtwitchストリーマーを中心とした配信が開始
・圧村の名称はTwitter上では12/13が初出ですが、名付け時期は不明(情報求む)
・参加者はこちらのブログが詳しいです

2020.09.20 りおんがAmong usを初プレイ

2020.09.23 りおん主催のりおん船開催
・ALTO/Ash/さかな/たけぉ/とりなん/りおん/スナパイ/ピカクロス/ユメイキ/飴猫

2020.09.27 スプラトゥーン配信者らによるAmong us配信
・かよたそ/れき/ku/わかるーん/れんぞーん/たいじ/おえちゃん/ミリンケーキ

2020.10.01 よつばぎるどメンバーらによるAmong us初配信
・ちゃあ/Fate/たけ/CO-DA/ボスナ/ポルンガ
・以降周辺メンバーで定期開催

2020.10.04 テラゾーがAmong us初配信
・飴猫/kuro/Riku/Vandread/あむここ/ありうど/ただの横山/りおん/伏見やお/しめじ/くらま/Ash/たけぉ/カズン/スナパイ/さかな/とりなん
・以降最強人狼村などの企画を含む様々な村を主催

2020.10.04 フルコンがAmong us初配信
・ちくのぼ/あっさりしょこ/EXAM/柏木べるくら/れぷちん/まお
・以降DBDや親交のあるニコニコ実況者等と品行方正Among usなどを定期開催

2020.10.05 にじさんじメンバーによる初Among us配信
・竜胆 尊/月ノ美兎/夜見れな/椎名唯華/早瀬 走/本間ひまわり/でびでび・でびる/不破 湊
・以降不定期ににじさんじ内でのコラボが開催されている他、にじさんじ以外の配信者とのコラボも頻繁に行われている。にじさんじ内に関してはこちらのyoutubeリストなどにまとめられている。

2020.10.15 ホロライブメンバーによる初Among us配信
・白上フブキ/大神ミオ/猫又おかゆ/兎田ぺこら/白銀ノエル/常闇トワ/桃鈴ねね
・以降現在まで不定期にコラボ開催

2020.10.18ドズル社がメンバーのプレイしたAmong us動画をアップ
・ドズル/ぼんじゅうる/カズ/まぐにぃ/じゃじゃーん菊池/きおきお/MEN/たいたい

2020.10.21 ヒカックゲームズ主催のウイイレ宇宙人狼が初?開催
・HikacGamesヒカックゲームズ/メッス/執念ボンバー/なつしばちゃん/うでぃ/CON コンΨ/ぼくくんゲーム/コハロン
・ハッシュタグ #ウイイレ宇宙人狼 の初登場(正式名称決定?)は翌年の1/27
・1月から7月に休止するまで定期開催

2020.10.29 ゲーム実況わくわく荘によるAmong us配信
・湯毛/ヒラノ課長/フジ/フルコン/せらみかる

2020.10.30 先端恐怖症がAmong us初プレイ

2020.10.31 とりっぴぃによるハロウィンAmong us開催
・テラゾー/とりっぴぃ/なな湖/スナザメ/とりなん/バケゆか/はたさこ/
ぎぞく/桃+

2020.11.02 加藤純一らによるAmong us開催
・加藤純一/もこう/かものはし/はんじょう/ゆゆうた/ウララ/ちくのぼ/おにや

2020.11.04 テラゾーによる人狼勢を集めたAmong us開催
・テラゾー/スナザメ/高田健志/たけぉ/原田/ピカクロス/羊飼いK/プテラたかはし/まっくす/先端恐怖症

2020.11.05 ピカクロスによる人狼勢を集めたAmong us開催
・原寛/さかな/くどう丸/まっくす/いがこ/古賀/めーや/永田/千歳りみ/ピカクロス

(この時期色々な人が主催村を開いており、Discord内にAmong usサーバーが乱立していたとのこと)

2020.11.08 有名歌い手たちによるAmong us開催
・96猫/天月/まふまふ/志麻/センラ/となりの坂田/nqrse/luz/うらたぬき
・以降歌い手界隈で不定期にAmong usが開催されている

2020.11.09 先端恐怖症によるAmong us(コラボ)初開催
・ALTO/GEN/いちた/スナザメ/スナパイ/たけぉ/ピカクロス/先端恐怖症/原田/テラゾー
・以降定期的なコラボ開催を開始、翌年8月までほぼ毎日主催を行う
・時を同じくしてAmong us動画の毎日投稿を開始

2020.11.13 花江夏樹がAmong usを初配信
・花江夏樹/小野賢章&リモーネ先生 (同室の為共同プレイ)/正一/しるこ/ミントス/じらいちゃん/かるてっと/はこたろー/とっくん

2020.11.13 神宮寺が先端恐怖症主催の船に初参加

2020.11.19 ただの横山がただ横宇宙人狼を初主催
・ただの横山/緩音ヒグ/藍村シアン/高梨・メイ・ジュン/白乃狼/ケニー/しめじ/スナザメ/テラゾー/まっくす
・以降不定期に開催

2020.11.24 先端恐怖症が同接5000人を達成

2020.11.27 有名ポケモン実況者たちによるAmong us開催
・あゆみん/キヌガワ/グラ/サントス/しぇいど/はたさこ/ビエラ/日々々々(ひよ)/ライバロリ/Refu

2020.11.29 スナパイによるPlayer's Unknown Among Us初開催
・スナパイ/くろすっω・)つ/とくめいちゃん/とりっぴぃ/まっくす/りおん/テラゾー/独身貴族リンネ/金城院カレン/響ゆい
・以降不定期に開催

2020.12.05 なかのっちが先端恐怖症主催の船でAmong usを初プレイ

2020.12.08 高田健志主催のAmong us初開催
・高田健志/羊飼いK/飴猫/ピカクロス/まっくす/さかな/しんたろー/いちた/ナイトメア/GEN

2020.12.10 なつめ先生主催のAmong us初開催
・なつめ先生/モリアーティ/ikotcaf/ぷるあき/ふぇありす/めーや/たこまよ/暇72/GEN/うめけん

2020.12.13 紅月サクヤ主催の柱合会議×宇宙人狼初開催
・紅月サクヤ/Afta/理事さん/ハルベルト/いちや/リクソン/さめお/利用さん/ありナ/コッス
・以降不定期に開催、後のキメツ宇宙人狼会?

2020.12.16 Fe:主催による”もっと仲良くなりたいAMONG US”初開催
・Fe:/囲炉裏/やちょこ/Queue/J-mon/えふやん/Hakase/まっくす/KADA/スパーク
・以降月一程度で不定期開催

2020.12.17 神宮寺主催によるアモアス部第一回開催
・神宮寺/緩音ヒグ/あるま/花天月地_Nissy/鴨志田/あおいちゃん/暁-AKATSUKI-/うまさん/おはぎ/蒼 古流
・以降配信者を広く募りAmong us配信を行う
・月一で24時間Among us企画や、アモアス部杯という名で別ゲーの対抗戦なども開催している

2020.12.18 はじめしゃちょーの畑が実写版Among us動画を投稿

2020.12.21 ドズル・ヒカック主催のAmong us配信”エンジョイ宇宙人狼”が開催
・ヒカック/ドズル/ライバロリ/だんのうら/ビエラ/28/ドズル/VIP/CLAY/ぎぞく
・以降毎週月曜定期開催に(2021.12.20に最終回)

2020.12.27 混ぜるな危険メンバーによるAmong us開催
・先端恐怖症/にどみ/ズズ/とりっぴぃ/こいろ(5)/mega/なな湖/バケゆか/九血鬼/愛の戦士/タラチオ/鶏のなんこつから揚げ
最高に面白いので見て

2021.01.03 ニコニコ実況者・絵師たちを中心としたVOICEROIDを用いたAmong us"ふにんがす"が初開催
・ふにちか/シルシラ/魔球/いわし/豚野郎/如月ラギ/国信/てち
・以降週一程度の頻度で定期的に開催しており、今年秋のニコニコ動画ランキングでは上位を総なめにするほどの人気を博している
・参加メンバーなどはこちらが詳しい

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2021.01.05 先端恐怖症が同接10000人を達成

2021.01.08 二度目の緊急事態宣言発令、ゲーム配信には追い風に

2021.01.09 スパルタ(旧ミネ)が鬼滅の刃声真似アモアスをプレミア公開
・ミネ/きる兄/理事さん/はるき/めぐ/しえる/白黒アン/蒼
・以降月に数回程度の頻度で配信・動画公開

2021.01.11 すとぷりメンバーらによるAmong us初配信
・以降不定期開催
・メンバーのころんはソロでもアモアス動画を上げている

2021.01.18 Ayumiが異業種宇宙人狼を初開催
・Ayumi/霜月はるか/井ノ上奈々/森川茉莉/天津向/先端恐怖症/スナパイ/Syroh/おぎの稔/トクナガP
・以降月に数回の頻度で定期開催

2021.01.24 ぞにき主催のアサングアスが突発開催
・ぞにき/あひるちゃん/蒼古流/あくちー/鴨志田/ToG/やくさい/yuta14/ぴんちゃん
・以降昼の時間帯のヒルングアスや歌ってアモアスなどを不定期に開催

2021.01.30 ちゃげぽよ。主催のゆかいなAmongUs初開催
・ちゃげぽよ。/九重なゆ/テラゾー/花幽カノン(奏音69)/梵人/藍月なくる/いかさん/ALTO/Shagma/n.k
・以降アモアス配信者や、歌い手、TRPG勢などのコラボを不定期開催

2021.01.30 ズズがAmong usあるあるを投稿

2021.01.31 キヨが最俺メンバーによるAmong us鬼ごっこ動画を投稿

2021.02 高田村が週一程度の定期開催になる
・以降徐々に頻度が上がり、5月頃には月曜以外ほぼ毎日開催に

2021.02.07 影。が先端恐怖症主催に初参加

2021.02.18 足湯がごゆるりアマングアスを開催
・源ちょす/前方後円墳ひばり/はたさこ/ジョンソンともゆき/藤吉/よよ吉/サントス/桃+/DJY/足湯
・以降第三回まで開催後、8-9月には足湯主催村を開催
・現在は活動休止中

2021.03.14 品行方正Among us初開催
・フルコン/うばまろ/かわぞえ/スナザメ/ちはや/テラゾー/とりっぴぃ/むつー/はたさこ/ヒラ/フルコン
・以降定期的に品行方正・品行崩壊Among usが開催されるようになる

2021.03.19 桃+主催のオジングアスが初開催
GEN/たけぉ/神宮寺/サントス/ぞにき/ALTO/高田健志/おらふくん/足湯/桃+
・以降不定期に開催

2021.03.20 ELEZYが主催コラボ(後にえれんぐあすに改名)を開催
・ELEZY/とみ/ドロシー/トスタポンテ/くろみつ/アコー/しーさー/日々々々/@コ/YK
・以降不定期に開催

2021.03.31 公式新マップAirshipがリリース

2021.04.20 鴨志田主催のAmong us初開催
・鴨志田(主催)/ぴー /Dusk/蒼 古流/がにすん/イマミチ/しんぽゆみ/白兎/エメ茶/しうね
・以降不定期に開催

2021.04.25 三度目の非常事態宣言

2021.04.28 GEN主催のいいだしっぺ村が初開催
・GEN/ふじみや/とうや/28(ふたば)/南海ふう/星月べーる/ざちきん/れぷちん/夜鈴しの
・以降定期的に開催

2021.04.29 なかのっち主催の近アモ初開催
・以降近アモを中心に定期開催

2021.05.04 宇宙満喫天栗船初開催
・天羽よつは・栗山やんみ(主催)/先端恐怖症/スナパイ/テラゾー/猫月みお/ふじみや/ピカクロス/小花衣ももみ/飴猫
・以降定期開催される(2021.09.26に最終回ののち再び不定期開催に)

2021.05.20 木曜ロジアス女子が初開催
・天羽よつは・猫月みお(主催)/天使リリエル/きょむ/小花衣ももみ/日ノ森あんず/ふなこ/まや/栗山やんみ/杏仁ミル
・以降毎週木曜に定期開催

2021.06.18 第一回アモアス部杯(Fallguys)開催

2021.06.19 てらじぃ主催のAmong us に“あもあす同好会”のタグが初登場
・以降不定期開催

2021.06.20 影。主催の面白いこと優船が初開催
・影。/もうすぐ31かぁ/kaki/ありくま/とぅん/ぞにき/maŸUko/しうね/ゼルク/Keisuke/
・以降不定期に近アモやMOD村を開催

2021.06.24 りおん主催のAmong usに”りおんぐあす”のタグが初登場

2021.06.28 配信者や芸能人などの大型コラボ"ボスアモアス"開催
・赤髪のとも(主催)/ひろゆき/ひげおやじ/葛葉/カズ/96猫/木村良平/らっだぁ/カマたく/まふまふ/めろちん/サンシャイン池崎

2021.07.05 QuizKnockがAmong usプレイ動画を初投稿
・須貝駿貴/鶴崎 修功/河村拓哉/こうちゃん/ふくらP/山上/高松慶/響平

2021.07.12 四度目の非常事態宣言

2021.07.16 第二回アモアス部杯(Fallguys)開催

2021.07.26 しょぼすけ主催船がしょぼすけMOD村に改名

2021.07.31 なかのっち主催船がうるさくてすみま船に改名

2021.08.07 第一回アモアス部杯(Apex)開催

2021.08.11 神宮寺とよつばぎるどメンバーらによる"ぱぱとよつばのすいようび"が開始
・毎週水曜日に近アモ配信を行う

2021.08.13 卯ノ花しうね主催”金朝ングアス”開催
・しうね/Dusk/Rin/yuta14/きっぷん/蒼古流/高垣/ととパンマン/ぴんちゃん/りんてん/高垣
・以降不定期に開催

2021.08.14 先端恐怖症主催の船で初MOD役職導入、翌日高田村でも初MOD役職導入

2021.08.17 NANO主催"なのそん"(初?)開催
NANO/じょかあき/かみと/chest/マグナム/kyou/朝ご飯/なりす/fd/かがりめ
・以降不定期開催

2021.08.29 第二回ボスアモアス開催

2021.09.01 先端恐怖症主催が毎日開催から不定期開催へ移行
・なつめ先生との共同(交代)主催体制が開始

2021.09.03 ましゃかりが時短村初開催
・はたさこ/とーたす/みなみまん/かげまる/とうや/ピカクロス/足湯/黒川クロム/テラゾー/れぷちん/ましゃかり
・以降19:00-20:30の枠で不定期に開催

2021.09.10 Polus GGのMOD新マップSubmergedがリリース

2021.09.15 第三回アモアス部杯(Fallguys)開催

2021.09.19 歴の長いニコニコ実況者たちによる古参グアス開催
・高田健志・なな湖・たけぉ(主催)/フルコン/まお/テラゾー/囲炉裏/スパーク/軍師ミノル/塩/しんすけ

2021.09.19 ざちきん主催のAmong us初開催
・ざちきん/ELEZY/スナパイ/りおん/ねろちゃん/夜鈴しの/源ちょす/南海ふう/Fe:/maŸUko/黒ぬこ
・以降不定期に開催

2021.09.20 なつめ先生主催村がなつめ先船に改名

2021.09.25 めめんともり主催の第一回めめ村開催
・めめんともり/レイラ―/ウパパロン/みぞれ/Sレイマリ/メテオ/ひなにい/御前崎八幡宮/ぐさお
・ゆっくり実況中心で、以降不定期にYoutubeに動画が投稿されている

2021.09.30 非常事態宣言期間の終了

2021.10.02 アモアス部にて南海ふうプロデュース"役職てんこ盛り村"初開催
・神宮寺/Dr.熱血/南海ふう/星月べーる/トスタポンテ/Rin/りっか/林檎さん/白兎/ニーナ/夜鈴しの
・その後不定期に開催

2021.10.24 第三回ボスアモアス開催

2021.10.30 第二回アモアス部杯(Apex)開催

2021.11.12 kakiゲームが新人発掘村を開催
・kaki(主催)/ましゃかり/カカシ/くれP/肩パット/かとっち/さんしあ/ちょりっと/もと/はつ
・以降不定期開催

2021.11.15 しょぼすけMOD村がしょぼんぐあすに改名

2021.12.02 りおんぐあすが週2での定期開催を発表し初回が行われる

2021.12.10 第四回アモアス部杯(Fallguys)開催

2021.12.11 Twitch Streamer Battle: Among Us開催
・参加者多数(20名)
・MC しょぼすけ、黒田瑞貴

2021.12.12 第三回アモアス部杯(Apex)開催

2021.12.12 有吉ぃぃeeeee!(テレ東)にてAmong usコラボが放送 


おまけ: Among us配信者を応援するためにできること


注:ここからネガティブな話を含みます

多人数コラボによるコメントのカオス化

 Among us配信は基本的に10人以上のプレイヤーのコラボが中心で、特に難易度を一定にするために人数を固定している場所では、人数集めと予定を立てるには多大な労力が必要とされてきたことは想像に難くありません。そうして多くの配信者間の交流と需要を生み出し拡大を続けてきたAmong us配信界隈ですが、一方で様々な参加者には当然様々なリスナーがおり、中には他の参加者へ気軽にヘイトを向けるリスナーも少なくありません

 私がこの記事を書こうと思ったネガティブなきっかけとして、Among us配信に関するSNSでの一部の対立煽りや配信者同士の仲への過度な言及に辟易したからという点があります。Among usは元をたどれば人狼ゲームであるため、議論の中で配信者同士が対立したり、見逃しなどで間違えてクルーを追放してしまうことがあります。そのため真剣にゲームに取り組んでいる所謂”ガチ村”では、名人様と呼ばれるコメントが定期的に現れるようになりました。これにはミスを責めるようなものや、他のコラボと比較して特定の人・集まりの評判を貶めるようなものも含まれます(友達(の友達)は名人様といったもの)。また「自分が不快になったのは相手が悪い」といった理論や、他人の心情を決めつけてそれを代弁する形で攻撃するお気持ちと呼ばれるものも有名です。そして正体隠匿ゲームであるため、ネタバレなどにつながる他視点の内容をコメント欄に書き込む鳩行為に関しても推奨していない配信者の方がほとんどです(↑それぞれのニコニコ大百科のリンク先は秀逸ですので一読をお勧めします)。

 このようなバッドマナーは大規模なゲーム配信では珍しいものではなく、Among us界隈に特段多いといった印象は個人的にはありません。しかしこのようなコメント自体は新規層を遠ざけたり、配信者の方々を萎縮させることにつながる可能性があります。初期に視聴者が一気に増えたAmong us配信者の中には、身体や精神のバランスを崩してしまった方も少なくない数いたようです。そもそも毎日数字と戦い何千人もの視聴者のコメントを見ることは、想像以上にストレスなことだと様々な配信者が体験談として語っています(参考:海外人気Youtuberによるコラム)。その後多くの配信者の方は事前に呼びかけたり悪質なものはブロックで対応するなどして、段々と落ち着いてきてはいるようですが、現在も行われている特定の配信者へのSNSでの執拗な批判や対立煽りなどは、悪質度が上がっているようにも見受けられます。

 こうした攻撃的なコメントの主は低年齢層だけではなく、成人と思しき人々も当然含まれています。実際にSNSやYoutubeでそのような内容を投稿しているアカウントを覗くと、本当に”普通”の人たちが配信者やニュースに関する不満をひたすら述べていたりして、頭をかしげることもしばしばです。過去大きな炎上を経験されているマックスむらいさんが、以下の記事でこうした攻撃的なコメントをする心理について掘り下げられておられますが、ざっくりと内容をまとめると、多くの場合にコメント主は悪気なくそういった攻撃的な内容を投稿している場合がほとんどなのだそうです。

 さらに荒らし(Trolling)に関する研究では、荒らし行為をする人たちは、自己愛傾向 、マキャヴェリアニズム 、サイコパシーなどの性質と関連があるという結果も過去に示されています(参考)。以下のリンクで紹介されているように、インターネットユーザーの5.6%は荒らしと推定されていますが、このような人たちに対してリスナーができる対応は、ブロックやミュート(悪質な場合は通報)をし、とにかく関わらない・目に入れないことではないかと思います。また「荒らしに構う人も荒らし」という古から伝わる言葉にある通り、そのようなコメントを見かけても反応せず、代わりにポジティブな内容で埋め尽くすのがより良い応援の形ではないかと個人的に考えています。

 Youtubeの動画やDM、リプライで直接攻撃的なメッセージを送る場合には、配信者とその視聴者が見ることを想定して投稿されている可能性が高いと考えられます。一方TwitterなどのSNSでの投稿は、エゴサやパブサにより様々な他者が目にするということをそもそも意識せずに書いている人も多いのかもしれません。誰かに対して理由もなく負の感情を抱くということは誰にでも起こりうることですが、それを多くのファンが目にする場所・検索するキーワードをつけて投稿すれば、コメント主が好意を示している人・物に対してさらなる嫌悪感を招く危険性も孕んでいます(例:ファン嫌悪型アンチ)。
 このような「悪いやつが好きなものは悪いものだ」という論は「犯罪の加害者が漫画やアニメを好きだった、だから漫画やアニメは悪だ」と決めつけるに等しい論理性に欠ける行為です。配信者本人が視聴者をけしかけて迷惑行為をさせた、といった特殊な場合でもない限り、配信者も視聴者も他人を100%コントロールすることはできませんので、すべての責任は投稿主にあるということも忘れたくないものです。
 しかし、もし応援している配信者のためにこうした事態を避けたい場合には、鍵などで閲覧制限をかけたり、独自の呼び名や絵文字による置き換えを利用した検索避けを行うといった対処法が考えられます。後者は同人界隈で主に広がった文化のようですが、特殊記号などを追加することで簡単にフォロワー以外の目に留まらないようにでき、簡易的なフィルターとして利用できます。こうした配慮をすることで、様々な利用者のいるSNS上でも無駄にヘイトを撒き散らさずにすむ可能性が高まります。ただあまりに過激な内容の場合、例え事実であっても刑事・民事で訴訟となったり、開示請求で身元が明らかになることは十分有り得ますのでご注意ください。昨今はインターネット上での迷惑行為への規制も強まっていますし、自戒も含め、投稿前には深呼吸をして内容の再確認を心がけたいものです。

毎日21時からの定期船は当たり前ではなかった

 上でまとめたように現在は多くのAmong usコラボが定期的に主催されるようになり、多くの人がAmong us配信を楽しめるようになりました。しかし、以下の中野あるまさんの雑談でもお話されているように、ゲームが流行り始めた昨年末にYoutubeで毎日見られるような配信は、先端恐怖症さんの主催以外はほとんどありませんでした。

 既に上でまとめた通り、人狼配信者界隈におけるAmong us配信は昨年10月頃にはりおんさんやテラゾーさんを中心にコラボが行われていました。その当時の配信を見てみると、長時間の配信中にメンバーが入れ替わり立ち替わり参加していくスタイルが主で、人数も10人(当時の最大人数)に満たないことが珍しくありませんでした。
 しかし11月から先端恐怖症さんの主催船が人気を集め高頻度で開催されるようになったことに伴い、Among usを主コンテンツとしてプレイする配信者も増加していき、”21時(半)から3時間の間10人でプレイする”というスタイルが主流となっていきました。そうして参加者が増えていったことで、逆に参加できない人も現れ始めると、その受け皿として神宮寺さんがアモアス部を創設されました。こうして多くの配信者がAmong usを頻繁にプレイできる環境が整っていき、人数が多い際には2枠目を建てるなど柔軟な対応もされていたようです。その後1月末〜春にかけては様々な趣向を凝らした定期主催船が続々と生まれ、↓にあるように参加者の募集で苦労されることも増えていったようです。このように、主に人狼界隈におけるAmong us配信では、人数をかき集めて定期的なコラボを実現→参加できない人が出てきたので主催の数が増加→逆に参加者が集まらないといった変遷を経て現在の状況に至ったと思われます。

 船が一つしかなかった時期と比べると、”他の船がある”ということは参加者の受け皿の拡大にも繋がり、Among usに長く続いて欲しい私のようなリスナーにとっては大変喜ばしいことです。複数の船があるからこそ、各主催が趣向を凝らし役職や賑やかさ、メンバーなどの点で個性豊かな船の間を配信者もリスナーも行き来できるようになりました。そもそも、Among usは一人ではフリープレイしかできず、現在Among usをプレイしている配信者の多くは、誰かの主催のもとで経験を積み人脈を広げ今に至っています。神宮寺さんが以下でも語ったように、11月頃から始まり約一年に渡って続いた先端さんの連日のコラボには、その後主催や有名Among usプレイヤーとなった多くの配信者も参加していました。その先端さんも主催以前にはりおんさんやテラゾーさんの主催する船などでAmong usをプレイしています。このように多くの場合それぞれの主催はまったく無関係ではなく、持ちつ持たれつ、呼び呼ばれといった風に活動してきたように(はたからは)見えます。さらには配信されていない裏側でも、配信者たちによる練習会などは行われているようです。だからこそこの記事を通して、少なくともこの1年の間Among us配信者間の(表からも見える)つながりが多々あったことを新たな視聴者の方々にも知ってもらい、自分が応援している船以外の船の主催者、参加者に攻撃的なリスナーが少しでも減ってくれればと願っています。

おわりに

一視聴者の目線から、Among usの実況・配信界隈の変遷と魅力についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。10人以上という大勢の配信者を毎日のように集めるには、参加者が楽しく参加できることと、新規の定期的な参入が不可欠です。Among usの開発者、ユーザー、そして様々な配信者の方々の1年に渡る尽力によりAmong us実況全体が盛り上がっていることを、より多くの方に知ってもらえたらと思いまとめてみました。

Among usはキャラクターのポップさから一見簡単なゲームに見えますが、実際にプレーをしてみると「ここ通れないのか!」「このタスク難しいな!?」「サボタージュがフェイクタスク全く同時にできない!」といったように、見ているだけでは気付かない難しさがたくさんありました。だからこそ、配信の緊張の中で喋りで楽しませながらプレイしている配信者の方々は、到底同じ人間には思えません。多くの配信者さんや実況の楽しさを教えてくれ、海外で単身赴任中の私にも毎日の楽しみを与えてくれたAmong us配信が、今後もより長く続いてくれることを願っています。

最後に本記事の内容はAmong us配信者の方々とは関係なく、私個人に一切の責任があります。埋め込みやリンクさせていただいたもので、何か不都合などございましたら、大変お手数ですがコメントやマシュマロから一報いただけましたら幸いです。

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