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【統率者戦】国内cEDH大会の攻略 MTG 【競技EDH】




初めまして、関西で主に活動している TOM-Vです。
年末に行われるコマンダーサミットに大阪から遠征予定ですのでお手合わせの際は宜しくお願いします。

今回はcEDHのルールを攻略した記事になります

「うちはこんなルールじゃない」「そこまでして勝ちたいか?」「パンドラの箱」「ラプラスの箱」等 

統率者界隈でタブーとされる領域に踏み込んでおり各方面からお叱りが来る問題のある内容です、心してお読みください。

それではcEDHの日本大会ルールのおさらい

cEDH国内大会ルール


1ゲームの制限時間は50分です。延長時間は各プレイヤー1ターン、それでも決まらない場合はライフが最も多いプレイヤーが勝者になります。

https://www.hareruyamtg.com/ja/events/159099/detail

※ほぼ全店舗の「晴れる屋」様のEDH大会がこちらのルールで進行されます
開催大会数や影響力を考え
マジック最大手のルール=日本の主要大会ルール
ということでご了承下さい。


こちらのルールを基準に攻略していきます

    

はじめに


cEDH大会には「延長ターン」=「エクストラターン」が存在します(以下ExT)
これは全ての晴れる屋EDH大会で導入されているルールで自分は「裏ルール」と呼んでいます、このルールを最大限に活用したのが今回の主要記事となります。

資金差・パワー差を唯一ひっくり返せるルールでもあり
良くも悪くも研究があまり進んでいないエリアです。
今後どんなデッキ・コンボが開発されてもこのExT戦術は機能します。

メリットは少額デッキでもレベル9・10と互角の戦いが出来る点です
高レベル帯はワンパターンなコンボやデッキが大多数を占めるのでそこをピンポイントで対策を取ってExTまで引っ張ってボクシングでいう判定勝ちを狙います

唯一デメリットを挙げるとすればフリープレイ・交流会等で一切通用しないデッキになってしまう事です(制限時間とExTが存在しないため)
大会専用の特別チューン仕様デッキになり他所ではほぼ勝てません

大会の参加者なら薄々この戦術に気が付いて居られる方はかなりいると思われます、土壇場の延長ターンでライフ勝ちを目指した方が今まで大多数いらっしゃいました。

公の場に解説記事を載せるのは躊躇しましたが、
この戦い方が広がる事でcEDHの参加門戸が広がればと思います。

攻略1 「競技cEDHはライフの多いプレイヤーの勝利」

あまり知られていないですが、国内cEDH大会はライフが多い者が勝者なんです

1ゲームは50分間、ライフの多いプレイヤーが勝利ため「砂の逆流」がフィニッシャーにもなりえます(強いかどうかは別)

参考に使えそうなカード達(?)

・49分「瀉血」「夜の星、黒瘴」等の大規模ドレイン
・49分で「定命の枢軸」「魂の導管」のライフ交換
・「老いざる苦行者、アローロ」「セラの高位僧」「盲従」等での逃げ切り戦法
・カンバール、血の昇天の継続ドレイン
・十手、威圧の杖などのアーティファクト

毅然たる大天使などもアイディア次第では使えるカードに。戦略の幅が広がりますね

Point!
「セラの高位層」「盲従」は実戦レベルで強いです
徹底的に守りに入り回復逃げ切り勝ちをします。




攻略2 50分を4人で共有の試合ならMLD・スタックスが有利


一般的に不利と言われてる「スタックス」「土地ロック」が非常に有利

対戦相手は土地を伸ばせす、スペル制限をすると強制的にゲーム時間が伸びるのでExtに突入しやすいです。
50分を4人で共有するゲーム

50分なのでシャッフルやカット時間を含めると1人12分弱しか使用時間がありません、他プレイヤーにより更に少なくなりますので実際10分もないと思います
大体土地3〜8枚でゲームが終了となります。

体感ですが1回土地リセットや土地ロックすると立て直し出来なくなるデッキが非常に多いです
回復手段もないのでそのまま時間経過で勝ち切れる事も。

相手の行動を束縛しExt突入でライフwinが主な勝ち筋です


point!  
序盤3ターン目までに必ずスペル制限や土地制限を設置する
それ以降は走り切られる可能性がある。



⬛️オススメロックカード

・MLD(マナランドデス)
ハルマゲドン
破滅
ワイルドファイア

・MLD2
鉄線
冬の宝珠

・スペル制限
アルコン
耳の痛い静寂

・その他
血染めの月
大魔術師
基本に帰れ


・Extがやりやすい・Extで勝ちやすいデッキ

ブレイゴ(土地ロック
デリーヴィー(土地ロック
ウィノータ(土地ロック
ティムナ+α(絆魂
ブルース・タール(絆魂
ナジーラ(絆魂
ケンリス(回復
老いざる苦行者、アローロ(回復
ヘリオッド(回復

ライフ勝ち戦法に切り替えられる
ナジーラ、ケンリス、ティムナ、ブルース・タール
は実戦レベル
終盤10分を切ったら無理にコンボに走らずライフ回復で判定勝ちを狙う方が強いです。


統率者の選定基準として
ティア1のリストはアドが取れるドロー伝説で固められているので
除去られる可能性を考えてあえて握らず
その能力に近い性能の伝説を選ぶ戦法もありです(ジェネリック統率者)

起動能力で回復できる伝説(個人的オススメ)
2〜5マナ全般でドロー出来る伝説(個人的オススメ)
統率者をドローエンジンや回復エンジンとしかみないのが大事

例えば
ティムナ▶︎ブリーナ
トラシオス▶︎クアンドリクスの神童、ジモーン

場にトラシオスとジモーンが居たら
対戦相手は心理的にトラシオスに除去を打ってくる確率が高い
ティア1という脅威が無意識に脳に刷り込まれいるため


発売していませんが
Secret Lair: Secret Lair x Stranger Thingsのシリーズ等も良いですね


攻略3  統率者哲学に反するデッキを握る

Taken to the extreme, strategies like “Draw Go” or MLD, which aim to restrict opponents’ ability to act at all, aren’t forbidden in Commander, but they aren’t very popular. Most people don’t find them fun to play against, and one of the tenets of Commander is the shared play experience. If your deck isn’t fun to play against, people won’t want to play against it and you can’t force someone to play Commander with you. As a result, these strategies are fairly unpopular.

https://mtgcommander.net/index.php/faq/

対戦相手の行動能力を制限することを目的とした戦略は、司令官では禁止されていませんが、あまり人気がありません。  ほとんどの人は彼らが対戦するのが楽しいとは思っていません、そして司令官の信条の1つは共有されたプレイ体験です。あなたのデッキが対戦するのが面白くない場合、人々はそれと対戦したくないでしょうし、誰かにあなたと一緒に司令官をプレイさせることはできません。  結果として、これらの戦略はかなり人気がありません。

競技の以上は楽しい・楽しくないは関係ありませんポイント奪取ゲームですので共有のプレイ体験など不要です「勝利こそ全てです」

ここではあまり言及は避けますが「統率者」と「cEDH」は別物の認識です
さらにここから2つに分かれます

①「50分を意識した構築のcEDH」(大会等)(なんでもあり)

②「時間無制限のcEDH」(フリープレイ・discord)(土地破壊はあまり推奨されない)

①は時間との戦いです「残り10分ならサーチ先をどうするか」「延長ターンで判定勝ちを狙うか」等

パワーカードを使用してじっくり空中戦をやりたいんや!って方が②になります

攻略4 エクストラターンでの瞬殺

延長時間に突入すると各プレイヤーに1ターン与えられます。

ここで重要なのは「ターンを与える」です

A 自分▶︎B 他プレイヤー▶︎C他プレイヤー▶︎D他プレイヤー 
で延長ターンが進行すると仮定します。

https://www.hareruyamtg.com/ja/events/159099/detail


自分の手番から「荊州占拠」などの追加ターンをプレイすると最後尾のDプレイヤーの延長ターンは消えます、つまりDはその場で退場になります
(強制的にゲームから退場)
上手く悪用すれば色々出来るので土壇場で覚えておくと役に立つかもしれません※延長時間中は退場してもライフチェック参加権は失いません


攻略5 練習方法


大会に出て実戦で練習するのが一番ですが、今では便利な無料ツールがあるので利用しましょう、オススメはdiscordです。自分も良く利用します

  1. タイマーを50分にセットします

  2. 50分間自分が一番ライフが多いように必死に立ち回ります

  3. 50分後自分がライフが多ければ(心の中で勝利) 

  4. 時間過ぎたら誰かに決めてもらうのを待つ(エクストラターンの概念がないので)

オススメはレベル9−10
なかなか立ちにくいので8ぐらいでも良いと思います。
重要なのは高速環境下で50分耐えれるか「だけ」ですので勝ち・負け拘らない(100%負けます、そもそも時間無制限用の構築ではないため)

あとがき

この記事を書いたきっかけは
2019年からモダンから余ったパーツで統率者戦をデビューした事が始まりです
晴れる屋様の大会にウキウキで初参加し

初戦から「いきなりの3キル」
あの時の手も足も出ない感じは今でも忘れません


あいつに勝ちたい・・

mana cryptすら所持していない統率者1年生の資産で対抗するには知恵を絞るしかありません。万札を積んでデッキを強化するのも難しい・・でも勝ちたい

どうすれば、、、勝てるのか・・

ルールを見ていたら「ライフが多いと勝ち」の記述を発見
その日の夜に、いつもよく見る特価ストレージ束を見ながら天啓が降り
「ターン1枚制限30円だしこれ沢山積んで延長突入で勝てんじゃね?」と
試行錯誤の結果、コンボを捨てて「徹底的50分耐え切れば勝てる」という修羅に

そして念願の勝利!(めちゃくちゃ嫌な顔されましたが勝てばいいんですよ)
低予算の求道者の道へ
自分の経験から特定の条件の環境下でのスペシャルチューンデッキなら低予算でもガチデッキ倒せる事を知ってもらいたいです、そしてもっとプレイヤー増えて欲しい!勝てないとつまんないですからね。

お読みいただきありがどうございました。

※執筆時点(10/26)の処理なので今後訂正やルール修正が入る可能性が大
入ったらこの記事が広まったという事でご了承下さい。









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