ほんとにいた！？グランツーリスモ女子最速軍団「月下美人」について徹底調査してみた　8

”RACING TEAM 月下美人”というのが元々の彼女たちが作ったグループ名だそうです。
名前の由来は彼女たちのマシンに貼ってあるデカールを見ると分かるのですが”月夜に咲く花”と書いてあります。
元々それぞれ平日の夜暇なときにしかインしなかったということからも、基本的に活動時間帯が夜であることや、夜といえば月、元々花の名前である月下美人という語呂を、夜、月に下を走る”女達”という意味に介したというのが始まりだそうです。
”美人”という部分には彼女たちも抵抗があり、グループとして看板を付けるのはいいけど、書いたり話したりするのはとても嫌だったそうです。

さて、このRT月下美人は、始め3人のメンバーからスタートし、その後単体では9名までメンバーが増えました。
僕はその全ての人の名前までは知りません（僕が知っているのは当時から、この記事を書くための情報をいただくために最近お話しした数人だけです）

月下美人はその後、ゲームの中でというよりは、彼女達のコミュニティを通じてそのメンバーを増やしていきます。
同じようにこのゲームをやっている女子達がどっかで話しか噂を聞いたのか知らないけどポツポツ集まってきたと、当時メンバーだった方は言います。

その中、まあよくある話しかもですが、初めは仲良しの数人で始めたものの、人がむやみに増えることでおかしくなっていってしまう、みたいなもので、チームという看板であり一応リーダー的な存在もいた彼女達ですが、はなからチームというよりグループ的な集まりであったこともあり、そこまでリーダーの統率も、チームとしての結束も別に無かったようです。
それが良いか悪いかは別として、人が増えていった月下美人はその形を変えていくことになります。

↑ 元月下メンバーのマシン。Gr.2NSXで統一されていたメンバーの車もメンバー増加と共に多様化の様相となっていき、走ることが目的だった彼女達の方向性は徐々にブレていくことになる。

「たんぽぽの会＆女子力with RT月下美人」

＆とWITHが逆だったかも知れませんが、これが最終的な月下美人の名前です。随分と長くなったのには理由があり、当時僕は、月下美人が”たんぽぽ”と”女子力”という別の女子チームを吸収したものだと思っていましたが、実際はそうではなく、増えていったメンバーたちの中で、夜だけだった活動時間が昼の方が都合がいいメンバーが出てきたり、また、色々なコミュを通じて（東京でオフ会までやっていた）気が合ったもの同士がグループ化したのがきっかけなのだそうで、簡単に言うと分裂。実際この頃になると、本体の月下美人は、ほぼ機能して無かったそうです。
つまり、空中分解寸前だったということです。
これが、月下美人消滅へ繋がっていくことになります。

↑ 元月下メンバーのマシン。本体の月下・・より大きく書かれている”女子力”の文字は本体の衰退を予期していたのだろうか・・・。

次回は、ほんとにあった！？月下美人の入試について

9へ続く・・・