見出し画像

今日、中野さんに直接渡せず、JFAハウスに預けた手紙です。

以下はアルビレックス新潟サポーターズ向け「サポーターズリンク新潟SNS」( http://sns.supporterslink.com/ )に投稿した日記ですが上手く公開出来なかったのでnoteに転載します。(2013年06月15日)

チェアマン 大東和美 様

専務理事 中野幸夫 様

 こんにちは、突然の訪問、そして、社会規範に準じない形での意見の表明に対して、まずは、お詫び申し上げます。

 土曜日に訪問しても誰もいないのではないかとも思いました、明日の東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチの準備でお忙しいのではないかとも思いました。

しかし、私はしがない勤め人です。Jリーグの観戦と、そこで出会った応援仲間との語らいが、今の私の全てといっても過言ではありません。それならば、リーグの中断期間に普段試合を開催している土曜日の午後お伺いさせて頂くのも、ある意味Jリーグファンのとる行動として正しいのではないかとも思い、今日にさせて頂きました。

 そう、私はJリーグのファンです。新潟の生まれでも、生活したこともないのですが、アルビレックス新潟のゲーム観戦を楽しみ、応援を楽しみ、仲間と勝った負けたと騒いで憂さを晴らす。そんな週末を送っています。サッカーのプレイ経験のなかった私が、熱心に観戦するきっかけになったのが2002年のワールドカップの韓日開催が契機になっていますから、JFAには、そしてJリーグにはとても感謝しています。毎日そんなことは考えていませんが、折にふれて「マイチームを応援できるって素晴らしいな」と感じています。ありがとうございます。

 さて、先日6月12日、J1とJ2の合同実行委員会を開いて、シーズンを現行の春開幕から夏開幕に移行するメリットを確認し、移行を前提に準備を進めることで合意したと主要各紙が報じました。移行の時期に関しては未定ではあるが、決定事項であると理解しています。

 私は、この夏開幕に反対です。今一度考え直して欲しい。そう思って、このような手紙をお送りしています。

 委員会で議論の材料となった「Jリーグを取り巻く環境の変化」は理解しているつもりでいます。とりわけ、最重要点がAFCチャンピオンズリーグの開催時期変更である事も理解しています。サッカーは世界の文化共通言語であり、街クラブのサッカーがFIFAクラブワールドカップと無関係じゃない事が、どれほど多くの人たちの夢想を満たして、努力の支えになっているか分りません。本当に素敵な事です。

 しかし、日本サッカーの発展は競技人口と観戦人口の広がりなくして無かったのではないでしょうか。Jリーグの活動方針にも地域の人々にJクラブをより身近に感じてもらう事を目標としているとあります。

 サッカー界のカテゴリーピラミッドの上位が恣意的に揺れ動いていては広い裾野は混乱してしまいます。問題は決して年間スケジュールをいかにこなすかにあるのではないと私は考えます。幾何級数的な世界のとりわけアジアの変化に実務的に判断を迫られている現場では、寝言の様に聞こえるかもしれません。しかし、どうか思い出して頂きたいのです。リーグの魅力は誰に対して魅力的に映らなくてはならないのかを。マスコミですか?スポンサーですか?AFCの理事にですか?違いますよね。多くのJリーグファンが反対しています。今のファンを見捨てて、どのようなファンに見てもらうつもりなのでしょう。その十分な説明もないまま、意地悪で出された敵の足をかわすようにしてたまたま置いた一歩 のその足の向きでいいのですか?これからもそのような足の運び方をするのですか?その足取りで何処に向かいますか? 

 例えばAFCチャンピオンズリーグの開催時期が2022年のカタールワールドカップに合わせたものであるなら、その期間に限定してもいいですし、AFCの理事会が伏魔殿の如しと嘆くなら無駄なロビー活動と決別し極東アジアサッカー連盟を立ち上げワールドカップ出場国枠の割譲をFIFAに申し出てもいいと思います。

 夏開幕の最重要点がAFCチャンピオンズリーグの開催時期にあるならば、の前提です。それ以外のスタジアムに足を運ぶ老若男女の思いを踏みにじるような「別の要素が」あるならば、それは許されることではありません。

 日本国内のサッカーの普及発展の為、魅力あるJリーグであり続けねばならず、その困難もファンは共有しています。どうか多くの言葉を交わし話し合いましょう。「いいアイディアはないか」と助けを求めてもかまわないと思います。よりよいリーグ発展の為に私は、私たちファンは常に力いなりたいと準備しています。

2013年6月15日
私の住所
私の氏名

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?