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母校へ
私の母校は、時計台が有名なK学院大学である。
昨日、母校で福祉学部のセミナーが開催された。
学部が創設されてから15周年らしい。
2週間ほど前に、ゼミでお世話になった教授から「セミナーおいで」と声をかけてもらっていたのだが、私は"大学時代の知人に会ったらどうしよう(当時より太ったので恥ずかしい)"という至極しょーもない理由で参加を迷っていた。
ところがセミナー前日に参加したzoom講習会で、教授からDMで「明日来てください」と念を押されたので、行くしかなくなった。
かくして、久しぶりに降り立った甲東園駅。
学生時代何度も歩いて登った坂を、今回は優雅にバスで乗り越え・・・
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母校に到着。
思ったよりすんなりと大学の空気感を受け入れられた自分に、「あの頃から成長してないんじゃないか」と少し心配になった。
そしてG号館へ向かい、セミナーへ。
心配せずとも、知り合いは特にいなかった。
セミナーでは、教授がスムーズに司会進行をしていた。
セミナーのテーマは「つながり」
コロナ禍でつながりが減少している今こそ、福祉学部卒業生のつながりを!ってかんじ。
でも、体育会系みたいな参加強要型のノリではなくて、「自由参加型の勉強会とか定期的に開こうぜ」みたいなノリだった。
このくらいのノリは好きだなと思った。
勉強会ならちょっと参加したい。
そしてセミナーが終わって、私はドキドキしながら教授に会った。
実は教授に会うのは、離婚直後のボロボロ期以来である。
どんな顔して会えばいいんや!!と思ってたけど、大学時代と全く変わらない感じで会えた。笑
教授から「サキさん、全然変わってないな〜!」と言われて、嬉しいような情けないような複雑な気分。
軽く近況報告をした後、私は「今日のセミナー聞いて、"私何やってるんやろ"って思いました…置いてかれてる気持ちです…」と、正直な気持ちを打ち明けた。
教授は、そんなことないですよと前置きしてくれた後で、「コロナ禍で途絶えているけど、九州へ頻繁に行って活動してましてね。そろそろ力を持て余してるやろ?協力してほしいこともあるから、また情報提供します。」と言った。
私は「よろしくお願いします!!!」と言って深々と頭を下げた。
大学卒業後の就職先をなんとかしてくれたのは、この教授である。
今回もなんとかしてもらいたいなと思う、ちょっとズルい私なのであった。
セミナー後は、ツリーのライトアップを見て帰った。
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学生時代は素通りしていたツリー。
なんかちょっと、心に沁みた。
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