手を繋いで歩く高校生のカップル。それを横目で見ながらため息をつく。青春を謳歌していた頃の自分はこんな生活を望んでいただろうか。
家と職場の往復の日々。楽しみといえば愛想の良いコンビニ店員に毎晩会いに行くこと。
しかし今日は見慣れない青年がそこにいた。
「良ければご飯行きませんか」

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