「ねえ、またお話書いたの!読んでみて!」
彼女は空想の物語を書くのが好きで、僕はそれを読むのが好きだ。でも彼女の話にはいつもタイトルがない。
「タイトル?ああ、実はあるんだけど、読む人に考えてほしいなって。君ならこの話になんてタイトルつける?」
迷わず答えた。「ぼくのすきなこと」

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