見出し画像

『ハサミとプライドは使いよう』雑感400_80

毎日の読書から、だいたい400文字の雑感を。

プライドが高いと、能力よりも外見に気を遣うようになる

プライドは、誇りや自尊心など人生に不可欠な資質をもたらすが、負の側面に光があたるとおごりや傲慢につながる。ハサミと同じように、プライドも"使いよう"だ。

ただし、私を含む大半の人は、人生の中で数え切れない回数「つまらないプライドは捨てよう」と誓うことになる。プライドを使いこなすことは、"言うは易く行うは難し"の典型例だ。

自分の傷口をえぐると、このようなシーンが思い出される。

●自分の非に気づいているが認められず、怒りを露わにする。
●知識がないと思われるのを避けて、質問や相談ができない。
●短絡的な勝利にこだわり、自分の信念を押しつける。
●失敗と見られることを恐れ、挑戦を避ける。
●真っ直ぐな気持ちで必要な謝罪ができない。

プライドが高いと、能力よりも外見に気を遣うようになる。その通りだ。さらに付け加えると、外見に気を遣うあまり、本来の自分を裏切り、誇りや自尊心という光の側面を覆っているようにも思える。

つまらないプライドを優先する度に、表面的な自分を守り、本質的な自分を傷つける。このことに気づいても、最後の誓いは訪れないのだろうけど、プライドをうまく使いこなせるようになりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?