ローズステークス 2020
阪神芝1800で行われる秋華賞トライアル3歳牝馬限定重賞。
今年は京都改修工事の影響で中京芝2000開催となる。
コース形態
上り坂の途中からのスタートとなり、ゴール前にも急坂が待ち受けていることからペースは落ち着く傾向。
ゴール板をすぎ向正面まで緩い上り坂が続き3コーナー手前から下りに入る。
このあたりから徐々にペースを上げて直線を迎える。
4コーナーは出口が狭くスパイラルカーブとなっていて外を回すとそれなりのロスを被る。
レース傾向・血統傾向
中京芝2000m初開催で距離も異なることからレース傾向は不明。
レース分析
中京芝2000mで行われる重賞は金鯱賞・愛知杯・中日新聞杯の3つ。(ラップは前半5ハロン-上がり4ハロン)
金鯱賞
20年(良) 63.6-45.6
19年(稍) 61.0-46.8
18年(稍) 63.0-46.2
愛知杯
19年(良) 62.2-46.0
18年(良) 60.3-47.2
17年(稍) 61.6-48.0
中日新聞杯
19年(良) 60.8-46.3
18年(良) 58.7-48.8 前傾
17年(良) 60.7-46.4
09/12 木曽川特別
20年(良) 63.3-46.0
09/13 1勝クラス
20年(良) 63.3-47.0
中日新聞杯は比較的流れる傾向にあるが他のレースは比較的安定していて前半ゆったり流れて上がり4ハロンが持続力が問われる流れになるのが通例。
少々馬場は渋っても前半がゆったり流れるので上がりにはそこまで影響していないが馬場状態には注意したい。
血統分析
金鯱賞
20年(良)
1着 サートゥルナーリア
2着 サトノソルタス
3着 ダイワキャグニー
19年(稍)
1着 ダノンプレミアム
2着 リスグラシュー
3着 エアウィンザー
18年(稍)
1着 スワーヴリチャード
2着 サトノノブレス
3着 サトノダイヤモンド
愛知杯
19年(良)
1着 ワンブレスアウェイ
2着 ノームコア
3着 ランドネ
18年(良)
1着 エテルナミノル
2着 レイホーロマンス
3着 マキシマムドパリ
17年(稍)
1着 マキシマムドパリ
2着 サンソヴール
3着 クインズミラーグロ
過去3年今回とリンクする可能性の高い2重賞で馬券内に好走した18頭のうち15頭がミスプロやStorm Cat、Danzigといったスピード持続力の支えがあった。
残る3頭のうちリスグラシュー・サトノノブレスに該当するのはトニービン。持続力が問われる流れで豊富なスタミナとキレを活かしてきた形だろう。
とりあえず同じ条件で行われる土曜日のケフェウスステークスを見て最終予想といきたい。
ケフェウスステークス結果
1000m通過 59.6
1200m通過 70.6
上がり3F 36.3
例年の時期の中京開催といえば時計が掛かるイメージも今開催は野芝100%も相まって馬場自体は軽い印象を受ける。
ケフェウスSでは馬場分なのか前半が少し早い上、向正面でペースを引き上げたことにより逃げ先行が潰れた。
馬場も内がかなり荒れているらしい。
ただし中京で行われる他の重賞をみても1200m通過70秒台というのは珍しく今回はエレナアヴァンティがハナですんなり隊列が決まりそうで距離不安もあればそこまで積極的なペースでは逃げないだろう。
となると1000m通過61秒前後ぐらいでゆったり入って後半4Fは11秒台が続く持続力が問われる中京芝2000mのセオリー通りのレースが初開催のレースラップ想定としては妥当。
上がりで11秒台が続く持続力戦なら米・独血統が有利。
◎リアアメリア
ディープインパクト×Rockport Harbor
まず触れたいのがオークス。
オークスは1200m通過が72.5。レース上がり4Fが12.1-11.2-11.2-11.8の46.3なら今回はオークスの再現になる可能性が高い。
そのオークスの最先着馬なら評価したい。
次に急坂適性だが阪神JFの行われる阪神芝1600もゴール前に急坂のあるコースでその阪神JFもほぼ最後方から届かなかったがパタっと止まっていることもなく一応はこなせる部類だろう。
血統面でも父ディープにUnbridled's Songはコントレイルと同じで配合的にも類似している。
そのコントレイルの勝ったダービーも1200m通過73.5-上がり4F46.1(11.8-11.3-11.3-11.7)で前半ゆったり入った後半持続力戦。
枠だけが馬場を考慮すると割引材料。
◯アカイイト
キズナ×シンボリクリスエス
まず急坂適性だがキズナは配合面からもパワーが強調されており産駒としてもパワー型に出る傾向。さらに本馬はRobertoも内包しており、阪神2000mや中山1800mといった急坂コースでも速い上がりを出せているのでかなり適性は高いだろう。
ずっと展開に泣かされてきた馬で今回は内が荒れていて外伸び馬場になるなら展開にも恵まれそう。
後半持続力が問われるレース実績も◯。
▲クラヴァシュドール
ハーツクライ×ジャイアンツコーズウェイ
オークスは手応えよく直線を迎えながら止まったところをみると距離なんだろう。
可動域が狭いらしく2000mをこなせるかどうかが鍵。
前半ゆったり入るのであれば持つのでは。
ただし後半の直線持続力には疑問が残るので3番手まで。
以下相手候補(評価順)
フアナ
リリーピュアハート
ムジカ
リリーピュアハートは正直悩ましくデゼルを切るならセットで切りたいところもオークス比較でデゼルより長い脚を使えそうで完全外差し決着になれば馬券内は十分に射程圏。
推奨買い目 ◎-○ ワイド1点
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