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GⅢ キーンランドC

GⅢ キーンランドC 札幌芝1200m

過去5年好走馬

2020年 重 34.8-35.8 H
1着 エイティーンガール(父ヨハネスブルグ)
2着 ライトオンキュー(父Shamardal)
3着 ディメンシオン(父ディープインパクト)

2019年 稍重 33.2-36.0 H
1着 ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)
2着 タワーオブロンドン(父Raven's Pass)
3着 リナーテ(父ステイゴールド)

2018年 稍重 33.7-35.7 H
1着 ナックビーナス(父ダイワメジャー)
2着 ダノンスマッシュ(父ロードカナロア)
3着 ペイシャフェリシタ(父ハーツクライ)

2017年 良 33.5-35.5 H
1着 エポワス(父ファルブラヴ)
2着 ソルヴェイグ(父ダイワメジャー)
3着 ナックビーナス(父ダイワメジャー)

2016年 良 34.1-34.4 M
1着 ブランボヌール(父ディープインパクト)
2着 シュウジ(父キンシャサノキセキ)
3着 レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)

昨年、一昨年と差し・追い込み決着が続いているが2018年は4角4番手以内のワンツースリー。
2017年は4角2番手以内の2頭が2.3着。
2016年は4角5番手以内の1.2着となっており、前走上がり最速だった馬の成績が
11-15年は4-1-1-3/9 (13年は函館開催)に対して16-20年では0-1-0-8/9と顕著。
良馬場なら前有利と考えるのが妥当。
血統的には近5年で

エイティーンガール(Woodman)
ダノンスマッシュ(キングカメハメハ)
タワーオブロンドン(Miswaki)
エポワス(Miswaki)
ブランボヌール(Unbridled)
レッツゴードンキ(キングカメハメハ)

ミスプロ×Buckpasserという血を持つ馬が毎年馬券に絡んでいる。(父×母間は除く。)
このレースにおいてミスプロが有効に作用しているのはThe Tetrarchを内包している点かと思う。
The Tetrarchというのは日本芝向きのトップスピードを伝えるが同時に柔らかさも伝えるため柔らかすぎる懸念があり、それをBuckpasserで締めバランスよく影響を与えられることができるわけだが日本芝向きのトップスピードというともう一つ多大な影響を与えたのがサンデーサイレンス。
ミスプロの柔らかさというのが母Gold Diggerの The Tetrarch5×6に影響を受けているならサンデーサイレンスは父、父母、母、母母と全てのラインでThe Tetrarch7・7・8・8×8・8・8というクロスを持つ。
ミスプロ系種牡馬筆頭のキングカメハメハよりサンデー系種牡馬筆頭のディープインパクトがより直線のキレを伝えるのはこの違いであると仮定している。

またミスプロ系はライン間の結びつきが強いのに対してサンデー系はいいとこ取りのイメージが強いと思っていてその点では
エイティーンガール
リナーテ
ナックビーナス
エポワス
ブランボヌール
レッツゴードンキ
は、サンデーサイレンス(Halo)×Buckpasserということになる。
ミスプロ≒サンデーサイレンス×Buckpasserだけで近5年馬券内に好走した15頭中実に10頭が該当するわけだがでは残った5頭はというと
ライトオンキュー
ディメンシオン
ペイシャフェリシタ
ソルヴェイグ
シュウジ
で、ライトオンキューを除けば4頭全て父がサンデー系でより高速化した現在では主流ではなくなったものの以前サンデーサイレンスの柔らかさ・非力さを引き締めるためにトレンドとなっていたのがSadler's Wellsであり、上記の父サンデー系4頭はいずれも
Sadler's Wells≒Nureyevを保持していた。
(洋芝適性↗︎という点もあるが。)
他のスプリント重賞と違い、テンが遅い点もサンデー系産駒へのアシストとなっている。

良馬場開催時は前有利という点とCコース替わりということもあり前残りで予想を進めたいが今年は1頭非常にレース展開を大きく左右しそうなメイケイエールがいる。
再審査をクリアしてここへ挑んでくるわけだがポテンシャルはソダシに劣らないものの気性難のあるソダシよりもさらに気性が悪く、抑えがまるで効かない。
大外を引いてくれればあまりレースに与える影響は大きくなかったかもしれないが3枠5番と内枠を引いてしまい、テンも早くないことから前走のような決定的な不利を周りに与えかねない。
メイケイを先に行かせるか、不利を受けない差をスタートしてすぐつけるか。ここは各ジョッキー頭を悩ませることだろう。

◎レイハリア 亀田温心
葵Sで降したヨカヨカ、オールアットワンスが両頭とものちに重賞を制覇しており人気を被ることになってしまった。
オールアットワンスは外枠を引けたことに加えて軽斤量、ヨカヨカも特殊馬場による展開利に加えて軽斤量でHレベル戦と仮定するのはまだ早いものの軽斤量+逃げとなれば展開が味方する可能性は高く、傾向通り良馬場なら前有利となれば。
高松宮記念とリンクするレースでもあるから葵Sが中京開催だった点もプラスで決して内が伸びない中、早め先頭から押し切ったのは評価に値する。好走レンジも広い。
ミスプロ≒サンデー×Buckpasserにも該当。

◯ヒロイックアゲン 秋山稔
今回のメンバーなら先行できる可能性は高く、先行できれば成績は安定している。
母母父Woodmanを通じてミスプロ×Buckpasserを保持。
Bold Rulerクロスを持つものの機動力に長けたタイプではなく函館<札幌ではあるが父ロードアルティマがTom Foolクロスを抱えており追走力は◯。
上がりはキレるほどでもないが父がSeeking the Goldではあるもののミスプロ3×4を抱えていてキレないわけでもない。

▲カイザーメランジェ 菱田
Bold Rulerを4本抱えており母父のラインだけBold Rulerを持たないことで活性化していてコーナリングは超絶うまいというほどでもないがコーナーでの加速力に関しては一級品。
中山やローカルでパフォーマンス↗︎
外枠好位から4角先頭集団となれば。



☆メイケイエール 
武豊
名手武豊がどういう騎乗を見せるか。
期待。

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