GⅡ札幌記念
GⅡ 札幌記念 芝2000m
過去5年好走馬
2020年 良 35.8-35.2
1着 ノームコア(父ハービンジャー)
2着 ペルシアンナイト(父ハービンジャー)
3着 ラッキーライラック(父オルフェーヴル)
2019年 良 36.1-36.1
1着 ブラストワンピース(父ハービンジャー)
2着 サングレーザー(父ディープインパクト)
3着 フィエールマン(父ディープインパクト)
2018年 稍重 34.4-37.6
1着 サングレーザー(父ディープインパクト)
2着 マカヒキ(父ディープインパクト)
3着 モズカッチャン(父ハービンジャー)
2017年 良 35.4-35.7
1着 サクラアンプルール(父キングカメハメハ)
2着 ナリタハリケーン(父キングカメハメハ)
3着 ヤマカツエース(父キングカメハメハ)
2016年 稍重 35.6-36.9
1着 ネオリアリズム(父ネオユニヴァース)
2着 モーリス(父スクリーンヒーロー)
3着 レインボーライン(父ステイゴールド)
函館と異なる点は周知のようにコーナー角が緩く直線こそ短いが4コーナーを加速しながら回ってこれる点。
それ故に大箱コースと相性のいいディープ、キンカメやハービンジャーといった主流血統が相性よく、それが過去5年で馬券になった15頭のうち11頭を占めるという結果に現れている。
近4年でいえばラッキーライラック以外全頭が父ディープ・キンカメ・ハービンである。
ただし、洋芝ということもあり上がりがそれなりに掛かるレースでレース上がり3F34秒台は2011年まで遡らないとない。
少頭数なら主流血統には逆らわないほうが○。
もう一つ強調するのであれば母父のラインにVice Regent系を保持している点でこれは近5年で4頭が出走し、4頭すべてが馬券になっている。
2014年以降父を含めてもホエールキャプチャが該当するだけでオール馬券になっている。
出走馬見解
1.ステイフーリッシュ 坂井
母方のKingmambo+Robertoの影響が大きく、
Roberto的な足捌きで内回り向きな機動力とパワーが武器。
外回りは機動力・先行力を活かして一瞬の脚で抜け出しあとは父ステゴ→ディクタスの伝えるスタミナを活かしてどこまでという感じでG1となるとトップスピードで劣る。
今回はGⅡでメンバー的にも付け入る余地はあるが前が残る展開なら上がいて、差しが届く展開でも上がいる。馬場が渋ればワンチャンスあるかもしれないが血統、レース傾向、展開いずれも向かない。
2.サトノセシル
洋芝得意のイメージのあるFrankel産駒で北海道開催では8-5-8-32で複勝率39.6%。ただし函館>札幌
Frankel産駒となると高速戦に強いタイプと前向きさから先行力を活かしてというタイプに分かれるが本馬は後者でBlushing Groomクロスを抱え、前向きな気性で走るタイプで初角+4角4番手以内は3-2-1-1、それ以外は0-1-1-2。
Riverman使いルメールが騎乗するだけに溜めてぶった斬る、、、んー。前走は大野Jがかなりなだめながら中団追走するも、道中馬自身が上がっていこうとして再度前に馬を置いてというようにみえ、ハナを切っていればどうかというところはあったものの押していって掛かるリスクを避けたという見方も。
前走ラスト1F周りの脚が止まる中もうひと伸びした点は勝負根性も伺えるが逃げor番手で行ってルメールが直線追うのをやめるというイメージ。
3.マイネルウィルトス
スクリーンヒーロー×ロージズインメイはマイネルグリットと同じ。この配合はスプリンター色が強い。
マイネルグリッドは2代母コスモヴァレンチの影響が強く配合通りのスプリンターに出たが本馬はBlushing Groomや父スクリーンヒーローから中距離適性を。
スタミナ勝負になればTom Fool的なハイブリッドさがプラスになるが良馬場だとトップスピード不足。
馬場がかなり渋れば面白い存在になりえるかも。
4.ラヴズオンリーユー
ここが国内最終戦。DMM所有馬だし好きな馬ではあるがディープ×Storm Catがここに向くかと言われると、、、
BCフィリーズ&メアリターフ→香港が引退へ向けて有終の美を飾るVロードでここはとりあえず最後に国内で走る姿を見せておこう感を感じる。
ラスト4F勝負になれば力を見せつける可能性すらあるがパワーが求められ上がりの掛かるレースになれば格下相手に取りこぼした鳴尾記念のようになる。
5.トーラスジェミニ
まず馬体が見違えるように感じる。
安田記念も先行して粘り込んで5着が示すように先行力を活かした粘り込みがベストで前が残る展開になれば頭までも。
直線向いた時点でどれだけリードがあるか。
追える和生に変わる点はプラス。
馬場が渋れば本命候補。
6.バイオスパーク
父オルフェは自身が凱旋門賞2着でパワーを伝えやすい点からも洋芝には適性があるように感じるが成績はイマイチ。
プリンスリーギフトのクロスを抱えており脚長で平坦コースのほうが良績も適性的にはレース質からも前走のほうが向いた。
7.ペルシアンナイト
昨年2着馬。さらに父ハービンとここでの適性は言うことなし。
武史が猛然と追い込んでくるイメージがあまりつかないのが難点もこの枠ならイン追走から外へという形に持ち込めそうだしその意識は高そう。
8.ユーキャンスマイル
距離足りないし、右回りは買わない。
ゆっくり追走できて直線ラチを頼ってというのが適条件。
9.アイスバブル
2代母ミスパスカリはクロフネの半妹。
ミスパスカリの仔マウントロブソンは2017年このレースで上がり2位を記録。自分より前にいた馬で決まり展開が向かなかった。
本馬はディープ×キンカメ=主流×主流でこの配合は札幌芝4-1-5-7で複勝率58.8%と血統通りに走る。
OP以上になるとオールフォーラヴがクイーンS12着、ワグネリアンが札幌記念クビ差4着。
オールフォーラヴはピークを過ぎていたから度外視。
前走がフロック視されたり、前走が買い時と見てオッズが甘くなるようなら血統的には函館<札幌の可能性は大いにある。
10.ディアマンミノル
今回の出走馬唯一のVice Regent保持馬。
外の馬はいずれも前につけたいタイプで追い出しはスムーズにできそうだから後は追い出すタイミング。
洋芝適性は前走で示したし、前走よりもスムーズに4コーナーを回れるなら今回は差し切ってもいい。
オルフェ牡馬で1番期待している馬なだけにここは期待したい。
11.ウインキートス
前走はどスローで2番手でレースを進めかなり展開に恵まれた感はあるものの3コーナー進入前にカレンに寄られラチにぶつかる致命的な不利を受けた日経賞以外はオール掲示板。
前が残る展開ならトーラスジェミニと一緒に粘り込むタイプ。
丹内が積極的に仕掛けてスタミナ我慢比べみたいになれば面白い。
ただし、類似配合のクロコスミアはこのレース惨敗だから適性は合わないんだろう。
12.ブラストワンピース
最内枠を引いた19年札幌記念はラチ沿い追走から大きいストライドでワグネリアンとエイシンティンクルの間を割ってゴール前サングレーザーとの叩き合いを制して1着。
その叩き合いに敗れたサングレーザーに騎乗していたのが今回騎乗の岩田父。
イン突きは専売特許ながらも今回はラチ追走が叶わなそうで平坦コースで一気にキレる脚がないだけに、、、
13.ソダシ
はっきりいって謎。
ここで来るようなら秋華賞は勝ったも同然。
父がVice Regent系のクロフネ。
クロフネ産駒で中距離を走ったとなるとアエロリット、ホエールキャプチャが該当するがアエロリットは高速東京でマイルをこなせる追走レンジで良く、ホエールキャプチャの札幌記念は3着とはいえ0.9差。その後距離短縮で好走を繰り返したところを見ても2000以上は不向き。
クロフネ産駒で中距離を走らせるにはDonatello+Hoperionという英国スタミナ血統でスタミナ面を補い、柔らかいストライドを出す必要があるがソダシは見ての通り前肢はまだ伸びるのだけど後肢は伸びない。
それに加え前走距離延長で掛かるのは仕方ないがレコード決着の桜花賞ですら掛かっていたくらい。
そもそも近親にメイケイエールがいたりと気性難な一族だから逃げて自らハイラップの締まったレースを作るならとは思うが、、、
予想
土曜は目立ったブラッドバイアスもなく、ポジション、枠もフラット。
ただし、ラチ沿い追走は◯
レース傾向としては差しが決まりやすいレース。
◎ディアマンミノル 泉谷J
母父にVice Regentを抱えていて、ラスト1F失速ラップへの耐性が強い。
前走コーナー角がきつく直線が短い函館で4角11番手から追い込んで2-6着同タイムの4着。
G1馬が4頭出走してくるここは相手強化だが外に前につけたい馬が揃っていておそらく最後方追走から外を進出という形になるだろうけど2400実績もある。
このレース上がり最速馬は過去10年でみても昨年上がり最速タイで5着に敗れたイェッツト以外の13頭はオール馬券内。
父オルフェーヴル自身がノーザンテーストクロスの影響が大きい好配合馬で全兄ドリジャもG1馬。
本馬はVice Regent≒ノーザンテーストでそれを強調していて大物になっても不思議でない。
◯アイスバブル
前走がフロック視されているのか前走下した馬たちより人気がない。
見解で述べた通りで函館<札幌という可能性は大いにある。
前走のようにイン追走から。
◎が追い込み馬なだけに差し決着になれば一緒に。
▲ペルシアンナイト
馬と鞍上の相性は未知も武史ならイン追走から外を回すだろうから差し決着になって飛ぶようなことがあればもう衰えたということでいいのでは。
☆トーラスジェミニ
馬体の充実度が顕著で特に前肢が数段パンプアップしているように映る。
上がりが使えないため前走は展開が向いたが安田でもかなり粘っていて上がり3位で突っ込んできたカデナに対してもう一度伸び返している。
差し決着になって唯一前で残るとなればこれかも。
北九州記念
◎メイショウキョウジ
小倉芝1200が2-3-3-1と小倉巧者で唯一着外になったのが昨年の同レース。
10着とはいえ2着のモズ、レッドには0.3差で全く話にならなかったわけではない。
道悪実績もあり、ここ3走惨敗続きだが乗り替わりがプラスに出れば。
ダメジャにRobertoだから血統面でも道悪は◯。
◯エングレーバー
道悪なら浮上。
オルフェ×ボリクリは道悪鬼で嫌うとなるとストライドが大きく出てるタイプだがそれには該当せず。
前々走の心斎橋Sは坂をも苦にしないパワーで1頭だけ末脚を伸ばしていて、前走のようなスピード>パワーというような条件は不向き。
道悪開催だったトリトンSの敗因はわからないがセントライトは距離。
良馬場高速決着ならいらなかったが現在も小倉は雨。
浜中Jもここは色気を出してくるだろう。
▲ファストフォース
このレースそしてこのコースと相性の良いバクシンオー持ち。
道悪は苦にしないし、内枠を引いたここはモズに徹底対抗してくるだろうけどモズはラチを頼って逃げれないとパフォーマンス大幅ダウンなだけにそこさえ譲らなければ同型潰して道悪適性活かして粘り込みという絵を描ける。
☆レッドアンシェル
コンパウンダーと悩んだけど実績・格でこちら。
穴党が狙う穴馬
時間がないので見解省略で🙇♂️
新潟10
◎イクスプロージョン
☆1.2
新潟11
◎オーロラテソーロ
☆4.6
新潟12
◎ウォーロード
小倉10
◎スズカパンサー
☆9.12
札幌12
◎テリーヌ
☆8.15
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