電気でパワーは上がるのか?~その1~ (自作ホットイナズマを考える)

結論から言えば特定条件下においてパワー
が上がる可能性はある。

注意事項:電気、電子回路において正しく
表現されてない箇所があります。なるべく
電気に詳しくないにも理解していただける
ように書いているのでお理解ください。

特定条件とはレース専用車両やエンジン制
御位しか電気コントロールを行っていない
車両となる。(ECU:エンジンコントロール
ユニットのみでエレクトロコントロールユ
ニットがほぼない事いう)

まずは個人的経験であるが2輪のレース専
用車両においてシャーシーダイナモによる
パワー計測の際に自作ホットイナズマの有
無で計測したところわずかであるがパワー
が向上した。

ではなぜ特定条件下でパワー向上するのか
理論を考えてみよう。

◆自作ホットイナズマを作ったきっかけ
ホットイナズマの自作のきっかけはその昔
ヤ○オ〇で買った2000円のホットイナ
ズマを分解すると電解コンデンサーだけで
あった。
プラシーボ効果なのか効果があった感じも
したのでいろいろネットで調べて自作を行
った。その際に回路なども勉強してある程
度理論を確立してみたので書いて見たいと
思う。

◆自作ホットイナズマの効果確認
2輪レース専用車両で自作ホットイナズマ
の有無でパワーアップを確認できている。
詳しいところは後程記載する。車両のして
の電気部品の回路構成を簡単に書くと下の
図のようになる。

画像1

実際は2輪のレース専用の4ストロークバ
イクであるが、車に置き換えて表現してい
る。レース専用車両なので使われている電
気・電子部品の点数は限られている。EC
Uは一つしかない。

◆自作ホットイナズマの回路構成
回路図は下記のようになる。保護回路とし
て20V耐圧のZenner Diode
を向かい合わせで接続して電解コンデンサ
ーを取り付ける事とした。バッテリーの電
源ラインに取り付けるため昇圧された電源
はないと考えた。ECU内部の電源ICの
動作電圧範囲が不明だがレース専用車両と
いう事もあり20V程度のクランプ電圧で
設定した。抵抗は電流抑制のためである。
コンデンサーがメイン部材となる。

画像2

◆自作ホットイナズマの回路説明
〇ヒューズ
バッテリー直結のため自作ホットイナズマ
に過電流が流れ込んだ際の保護である。
〇Zenner Diode
過電圧保護として20V耐圧を導入。EC
UはブラックボックスのためECUの内部
の過電圧保護の設定などが不明のため、Z
enner Diodeの特性を考慮して
16V程度以上から漏れ電流が発生しても
ECUへ影響がなさそうな特性を持つ素子
を選んでいる。
〇抵抗
Zennerへ流れる電流を抑制を目的と
している。
〇コンデンサー
自作ホットイナズマのほとんどが電解コン
デンサーで作られており、電源ラインのノ
イズ除去がうたわれているようであるが、
個人的には??である。なぜならバッテリ
ーのような大きな池の容量に対して電解コ
ンデンサーは水たまり程度の容量であり、
池のさざ波(ノイズ)を水たまりで吸収で
きるとは思えない。

オルタネーター(交流発電機)から平滑回
路を通して充電されるが、僅からながらリ
ップル(電源の揺れ)は発生する。この波
を電解コンデンサーで取り除くは難しい。

ホットイナズマを回路から考えてみるが、
長くなりそうなので次回に続く。

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