丸藤ワイナリー@山梨県_甲州市勝沼
勝沼ワイナリー巡り1軒目は、1890年(明治23年)創業の丸藤ワイナリーさんへ。勝沼エリアは、色々なワイナリーを徒歩で巡ることができるのが魅力のひとつです。
甲州市は、昨年「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」のタイトルで日本遺産に認定されています。その中で4つのワイナリーが❝伝統あるワイナリー❞として認定されており、同年創業から130周年を迎えた丸藤ワイナリーさんが、まさにそのワイナリーのひとつです。
こちらが丸藤ワイナリーさんの売店入り口。こういった古民家風の景観を大切にした建物が多いのも勝沼の特徴です。眺めているだけでテンションが上がります♪
さて。今回私が試飲したのは、甲州種ワインを製法別で5種類楽しめるセット。甲州とは、日本固有のブドウ品種(白)のことで、地名と一緒なので言わずもがなですが、「山梨といえば甲州」というほどとても有名な品種です。同じ甲州でも、栽培する場所、栽培する人、醸造方法などで味わいが全く異なってくるのがワインの面白いところ。5種類とも、全然違う味わいで1軒目からニヤニヤが止まりませんw
お気に入り順位を勝手につけるとしたら、1位から順に「3→4→2→1→5」といったところでしょうか。新しさを感じたのは5の甲州かもし。丸藤さんで初めて見たオレンジワインです。オレンジワインは、白ブドウの皮や種を果汁と一緒に漬け込んで渋み・色味などを抽出して作るものなので、写真のようにオレンジの色味が出ます。この甲州かもしは、渋みのパンチが効いていて、今まで飲んだオレンジワインの中でも一番でした。好き嫌いのはっきりするワインですが、どこか癖になる味わいがあって面白い!と思いました。
4位にした甲州ナチュレルは、説明を見ていただくとわかる通り「低アルコール」です。一瞬ジュースかと思いましたが(笑)、ワインが苦手な方やアルコールの高いお酒が苦手な方などにはお勧めできる、飲みやすく口当たりも良い、食事の邪魔をしないワインです^^
1位~3位は、私の好きな樽熟成&シュールリー製法であることが上位に入った要因です。個人的には何の変化球もない、とてもわかりやすい結果ですが(笑)、どれも樽やシュールリー製法による味わいの深みが感じられつつも、すっきりとした飲みやすさがあって、食事にも合わせやすく、ワインだけでも飲み飽きない秀逸なワインだと思います♪
日本遺産に認定された昨年、新しく仕込み場と貯蔵庫が完成していて、「あれ?!こんなのなかったよね!!」ってテンションが爆上がりでした。
残念ながら今はコロナの影響で見学できませんが、もし再開した時には、見どころたっぷりの見学コースをぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいです♪
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