【ポケカ】枠効率について ~ボールとポケモンの枚数~

こんにちは。Ryoです。

今回は、ポケモンカードでデッキを組む際に考えてみると面白い<枠効率>について話していこうと思います。

基本的にポケモンカードは、60枚で1つのデッキとして使えるようになります。

でもいざデッキを組んでみると、入れたいカードが多すぎて60枚を超えてしまうことがあります。

どうしようどうしようと考えているうちに日が暮れてしまい、とりあえずこれとこれを減らそう・抜こうという流れになってくることが多いと思います。

しかしここで<枠効率>について自分なりの考えを持っていると、さくさくカードを削っていけるわけです。

今回お話しするのはあくまで僕の考え方ですので、「枠効率について知らなかった」という方は、本記事を参考に自分なりの考えをまとめてみるといいと思います。

目次
1.ボールとポケモンの枚数
2.ザシアンV
3.ジラーチ

1.ボールとポケモンの枚数

ポケモンは、素引きするかボールカードによってサーチすることで手札に加えることができます。

現在のスタンダードレギュレーションで主に使用されているボールは、

クイックボール

スーパーボール

プレシャスボール

他にも、ボールという名前を冠するわけではないですが、
ポケモン通信やミステリートレジャー、しんかのおこう等といったカードによってポケモンを手札に加えることができます。

ポケモンカードゲームなのですから、ゲームのメインはポケモンのカードです。

しかし、ポケモンカードにおけるポケモンのカードは時として手札事故の原因にもなり得ます。

なぜなら、ポケモン1匹にワザを撃たせるだけでも相当数のカード枚数が必要だからです。

現在のポケモンカードは、だいたいエネルギー3つ前後でワザを撃つポケモンが多いですが、

たとえば3エネルギーでワザを撃つたねポケモンであっても、単純に考えて4枚のカードが必要になります。

ここにエネルギー加速だったりどうぐだったりを合わせるとなると、さらに多くのカードを必要とすることがわかります。

そんなポケモンのカードを手札に何枚も引いてしまうということは、
1枚につき4枚前後ないと機能しないカードがたくさんあるということなので、
必然的に手札が足りない状態に陥ります。

手札が足りない=動けない=手札事故、というわけです。

手札事故を起こした対戦って楽しくないですよね。

勝ち負けにこだわらないのは1つの選択だと思いますが、
楽しめるようなデッキ作りをしないのはポケモンカードを半分も楽しめていない、もったいないなと私は思います。

では具体的に、どういう風にデッキを考えていくのがいいデッキ作りに繋がるのでしょうか。

先程のお話から、ポケモンのカードを入れすぎると良くない、というのはなんとなくわかると思います。

でも逆に、少なすぎると使いたいときに引きにくくなってしまいますね。

じゃあどうするかというと、良くあるのは「1試合中に場に出す枚数+サイド落ちを考慮して1枚」という配分。

だいたいの場合、この考え方が正しいです。

この考え方に基づいてポケモンの枚数を決めれば、ゲーム中に足りない、多すぎるといったことはほとんど起きません。

ですがこれは多くのプレイヤーが知っている、いわば周知の事実。

本記事でお話しするのは、ここから先の考え方。

<枠効率>についてです。

たとえば、1試合中に1枚場に出すポケモンのカードAがあるとします。

このAをデッキに入れる枚数は、サイド落ちを考慮して2枚。

同じ名前のポケモンは本来1つのデッキに4枚まで入れられるので、
デッキに2枚入っているポケモンAは4枚入れたときに比べて引ける確率は半分になります。

そのデッキに、同じようにサイド落ちを考慮して2枚入れることになったポケモンBもいると仮定しましょう。

2枚のポケモンAと2枚のポケモンB。

合わせて4枚ですが、本来引き込みたいカードは多くデッキに入れるべきですよね。

AとB合わせて8枚までデッキに入れられるルールです。

引ける確率は半分…。

場に出す枚数+1枚の考え方じゃ、とてもじゃないですが引けないですよね…。

ではここで、本来AとBが入るはずだった残りの4枚の枠に、ボールカードを入れてみましょう。

ポケモンAとポケモンBがたねポケモンであると仮定して、クイックボールを4枚入れてみましょう。

クイックボールは、ポケモンAとポケモンBの両方に変えることができます。

ポケモンAとBのうちの今足りない方、今必要な方を手札に加えることができます。

つまり…?

クイックボールは、ポケモンAとB両方の枚数を4枚ずつ増やすカードであるということが言えるわけです。

本来はデッキに4枚しか入れられないカードを6枚も入れられるのですから、単純に引ける確率は1.5倍になります。

8枚分の枠に6枚のカードが2種類(つまり12枚)入っているということは、4枚分の枠をクイックボールによって獲得できたというわけです。

この一連の流れが<枠効率>を上げる作業になります。

ポケモンの枚数を最低限におさえ、空けた枠にボールカードを入れることで、枠効率はどんどん上がっていきます。

それがわかったところで、ポケモンの実質的な枚数を増やすことの他に、枠効率を上げるとどんないいことがあるか考えてみましょう。

ポケモンのカードには、数枚のカードを使ってワザを撃つポケモンだけでなく、
ポケモンがワザを撃つために必要なカードを集めることができるポケモンが存在します。

デデンネGXです。強力なカードを引く特性で、ポケモンがワザを撃つのをサポートします。

枠効率を上げてボールカードを増やすことで、このデデンネGXに触れるカードも必然的に増えていきます。

たとえば、デデンネGXを3枚にクイックボールを4枚、単純なドローをするサポートを8枚デッキに入れたとすると、
ドローができるカードが合計15枚入っていることになります。

60枚デッキの内の15枚ということは、4枚見れば1枚はカードを引けるカードがあるということになり、手札事故を起こしにくくなります。

それどころか、1回のドローから次のドローカードを引きやすくなり、息切れもしにくくなります。

息切れしにくくなるということは、自分がやりたい動きをしやすくなるということであり、それはポケモンカードを楽しめることに繋がりますよね。

<枠効率>、上げたくなりましたでしょうか。

次回、「枠効率について ~ザシアンV~」に続きます。

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