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企画参加「令和百人一首 夏の部」

久しぶりの投稿です。恋のドキドキとあれこれは常に変わり続ける形と味をしているもの。夏の季語を織り交ぜて今の恋を表現してみます。三羽烏の兄さま、いつも楽しい企画ありがとうございます。

思いついた順に並べています。
ひとつ選べなかったので複数エントリーしちゃう。

つかまえて
欲しい切ない夏霞
悪戯に咲く
淡い移り香

夏燕
過ぎ去る前に
教えてよ
どこで曲がれば
始まる恋か

貴方とは
苺飴より
レモン水
砂糖なしでも
甘過ぎだから

我儘に
独り占めして
滴って
解ける想い
金蓮花色

待てないと
強請る夏夜に
紅の
逸る気持ちと
村雨の音

触れたいな
絹糸草と
同じかな
柔らに伸びる
視線と微笑

こんなふうに書ける間が恋愛はいいのだろうなと思います。どれも私らしい味の入った言葉の配置と流れ。残念ながらどうにもならない恋をしてしまったので、どうにもしなくていいと言う決断ですが本当はまだ好きなままで辛い。何かしたくて辛い。何もしない方がするより辛い。平たく言うと遊びたい。楽しくてもっと一緒にいる時間が欲しい。どんなに貰っても足りない言葉と時間が砂時計みたいで、気持ちに気持ちが埋まっていく。諦められない気持ちが今をより一層良くしてしまうし、絶対自分のものにできないから追いかける前に走り出せない。どこまでも逃げ腰。遊ぶ気は100%。永久仕様にする気は0%気味。

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