最悪の気分

今日未明に結果の出たフランス大統領選挙。
予想していたとはいえ。
何とも気分が悪い。
私はAnarchiste Libertaireですが、今回の選挙は不服従の党のメランションに投票したかった。(私にはフランス選挙権はない)

フランス共産党はどうかしてしまった。
赤肉が食えないエコロジーなんてヤダ!と
駄々をこねて、はっきりとエコロジーには興味がないとバレてしまってから、実はなんと支持率を上げていたのだが、結果は2%台。

この2%があったら、メランションが極右のル・ペンを抑えて2回目の決戦投票に上がれていた。

多分もう、フランス共産党は終了だ。
イデオロギーも何もない。
白人男(ファビアン・ルセル)がただ駄々をこねて、革命を夢見るだけ。フランス共産党はヤダヤダ期の赤ちゃんで、過去の偉人の命までかけた戦いの上に胡座をかいている。

マルクス本人もフェミニストではなかったし、(当時はほとんどのアナーキストでさえフェミニストではなかった)LGBTQ++を受け入れたかどうかはわからないし、イスラム圏の移民には嫌な顔をしたかも知れないし、当然、赤肉を食べていたことだろう。

でもさ。

もう時代が違う。

もう労働者vs資本家だけじゃないんだよ。
それが真の問題だとしても。それ以外の苦しみにも目を向けなければ。

これぞ内ゲバ的なことを書いてしまった。
でも、今回はほんとにもう少しだったから、余計落ち込む。

今回はっきりしたのはもう一つ。
フランスの極右政党は支持率をどんどん上げているということ。
メインストリームのテレビ局が、何のコンプレックスもなく極右政党の代表を何度もテレビに招き、まるで彼らが差別主義者ではないかのようにもてはやした。
フランスで1,2を争う視聴率のテレビ局に、差別主義者が番組を持ち、おおきな視聴率を獲得し、彼は今回の選挙の候補者にまで押し上げられた。(エリック・ゼムール)

それでも決選投票はマクロンが勝つだろう。
年金も健康保険も病院も残っているもの全部民営化されるだろう。

アーメン

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