【日記】嘘は不思議(2023/12/18)

人の話って勉強というか気づきが生まれることが多いなと思う。
だからラジオを聴くのが好きだ。
ラジオといってもYouTubeで配信しているやつだ。手軽にいつでも聴けていいと思う。

ラジオ『モンゴルナイトフィーバー』も聴いているラジオのうちの一つだ。
オモコロのサイトとYouTubeで更新されている。

ところで、このラジオ、だんだんとうんちの話が多くなっていった気がする……。
うんちの話はいいとしても、その内容がリアルというか、うんちの可能性を信じすぎているというか。普通だったらここで笑って終わりだよなという地点からさらに想像が展開して加速して現実世界がうんちで汚れる。
うんちに関してタガが外れてる。最初は朝飯食ってるときに聴いていたんだけどやめました。違う時に聴いてるよ!

今週のモンゴルナイトフィーバーで、「たしかに……」と思う話があった。
48分くらいから、カスの嘘を言ってくるASMRの話題で山口さんがこんなことを言っていた。

「世の中の流行ってるものって全部嘘やからな」

たしかに……。
マンガとかアニメとか、物語系って嘘なのか……。
物語とかそれ以外のジャンルは除いて考えるとして、マンガのストーリーって実際にはないことなんだよなと改めて思った。
事実ではないこと=嘘と考えると、物語を考える創作者って嘘をつく力のある人なのかな……などと思う。

嘘といっても創作者が形にしている以上、現実に存在しているので、物語の内容は「事実ではない」かもしれないが、そういう物語が存在しているという事実は「事実である」。
そう考えると、物語を嘘と断じることはできないけど(山口さんは当然断じるつもりで言ったんじゃないと思う)、物語って嘘と嘘じゃないことが混じり合った存在だなーなどと考えていた。

それと関連して、作者の思想って重要だと考えている。
以前の私は、特定の作品の作者が何かひどいことを言っても、作者と物語は分けて考える派(?)だった。
いろんな作品から学びたいと思ったし、作者の思想だけで作品を読むきっかけが失われるのは、もったいないのではないかと思っていた。
しかし、今は作者の思想と作品は切り離して考えることができないと考えている。つまり、納得できない考えを持った作者の作品は読みたくないということだ。
やっぱり、特定の作品は特定の考えを持つ人から生まれた「嘘」であり、完全に切り離して楽しむことは不可能だと思う。
その作者の作品を楽しむことができることもあると思うけど、完全に作者の思想と切り離して楽しむのは無理だなと思う。

嘘ってなんなんだろう……。
現実の物事を「嘘」か「嘘じゃない」に振り分けるのって難しい気がする。
嘘は魅力的であり不思議だと思う。

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