気圧が下がると頭が痛くなる話

幼少期から不定期に頭が痛くなる症状があった。かなりの頻度で頭が痛くなるが、周りに頭が痛いことを訴えても全く理解してもらえなかった。それどころかサボりたいから適当なことを言っているのだと思われ罵倒すらされた。

天気が悪くなると具合が悪くなりやすいという話を聞くこともあったが、自分の場合天気が良くても頭が痛いときは痛いので関係がないことは明白だった。病院に行くこともあったが原因が分からず、むしろ高い検査料を請求されているのに何も分からないと言われて帰らされることしかなく、病院に対する信頼度は下がる一方だった。

社会人になってから数年経ったとき、どこかで気圧が下がるときに頭が痛くなる人の存在を知った。最初は疑心暗鬼だったが、『頭痛ーる』というアプリを使うことで気圧の変動が見れることを知ったので試しにインストールしてみた。すると信じられないほど自分の頭痛と気圧の低下が連動していることに気付いた。しばらく頭が痛くなったときに開いて確認する生活をしていたが、間違いなく気のせいではなかった。そして頭痛ーるだとokと書かれているわずかな気圧の変動でも自分は分かってしまうということも分かった。

雨が降っている時に体調が悪くなると勘違いされることがよくあるが、一般的に気圧が下がるのは『低気圧が近づいたとき=雨が降る少し前』であることが多い。なので雨が降っている時は既にピークを過ぎていることが多い。この辺りは個人差も大きいらしいので万人にとってそうだとは言えないが、自分の場合はあくまでも『気圧の減少』がトリガーであり、既に気圧が下がった状態ではそこまでつらくないことが多い(台風のようにとても下がった場合はこの限りではない)。また気圧が減少したからといって必ず天気が悪くなるわけではないので、他の人からすれば天気が良くて気持ちのいい日であったとしても、頭痛が来ていることもある。逆に気圧が下がってないのに頭が痛い場合は危険信号だ。ほぼ確実に熱があり、今すぐ休まないといけない。

このことに気付いたおかげで本当に楽になった。幼少期はきっと謎の病気持ちで自分は若くして死ぬのだと真剣に思っていたが、気圧の低下のタイミングを確認していればいつ頭痛が来るか分かるし、特に恐れることはないことが分かった。

頭痛を軽減する方法

軽い頭痛ならコーヒーを飲むと和らげることができる。元々コーヒーが好きなのでかなりの頻度でコーヒーを飲む生活をしている。

重い頭痛ならコーヒーでは意味がないので冷えピタをするとよい。物理で殴っている感じがある。

最近は五苓散という漢方をたまに飲んでいる。こちらも自分には効き目がありそうだ。

耳を引っ張る体操もあるらしいが、自分には効いているのかよく分からない。試してみる価値はありそうだ。

最後に

幼少期の時、本当に周りから理解されずに本当に苦労した。周りの人は不定期に頭痛を訴える人がいたら低気圧との関係性を確認してみてはと推奨してあげて欲しい。気圧と頭痛の関係性を知っているだけで自分の体調との付き合い方は大きく変わってくる。周りの人は何気ない気持ちで茶化すのかもしれないが、特に相手が子供の場合、周りの大人に理解されない状況は想像以上に傷つく。ちょっとしたことが大変な傷を残すことだってあるのだ。気をつけて欲しい。

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