競馬:トロシュナ@新馬戦回顧

新潟芝1600m良
1:35.8 48.4-47.4 S^1
12.6 - 11.3 - 12.2 - 12.3 - 12.6 - 11.6 - 10.9 - 12.3

 10/21日曜は新潟の新馬戦も面白い競馬に。時計も1:35.8で当日の馬場状態を考えればまずまずの時計だが、勝ち馬トロシュナの上がりが33.7と一頭だけ33秒台。ある程度流れた中で鋭く引き出せた点に注目した。

1着14トロシュナ(秋山)

 出負けして後方からの競馬となってしまう。道中もそれなりに流れている中で、後方外で動かず3角へ。3~4角でも外目を追走しながら4角ではかなり外を回して後方で直線。序盤でそこから追い出されるが反応はそこまででもない。ただしL2辺りからぐんと伸び始めると一気に先頭列にまで並びかけてくる。L1はちょっと甘くなったがそれでも2着以下を離しての完勝だった。

 ゲートが拙く後方からの競馬となってしまったが、それでも直線での決め手の鋭さは目立った。もちろん裏開催の新潟でのものではあるし、速い上がりが出やすいイメージなので33.7というのもどこまで?というのはある。ただし、秋開催の新潟は時計がかかることが多く、今年も例外ではないと思う。メインの浦佐特別が500万下の2000m戦ではあるが、1:59.7と時計も出ていないし、L2も11.0と速いラップをあまり踏めず、L1は12.3。そう考えるとそこそこ流れた中でしっかりとL2で切れたのは印象的には強い。

 それと、L2地点はレースラップで10.9になるが、この地点では2馬身半はあったと思う差を一気に詰めてきているからね。そう考えると10秒台半ばぐらいまでトップスピード面は見せてきていると思う。もう少し全体のレベルを見てから判断したいけど侮れない競馬だったかな。血統的にはロワアブソリューやデアレガーロの妹になる。マイラー色が強い血統ではあるが、この馬自身はゲートが拙かったのもあるし、後半の決め手の鋭さを見せてきた。1800ぐらいでもよさそうかなというのは感じたかな。瞬間的な切れ味は非凡なものを見せたと思うし、後は前半のゲートをクリアしてくれればさらに上でもやれそうかも。今後も注目したい一頭。

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