安田記念2023のレース回顧・結果

安田記念2023のレース回顧・結果

総評

 う~ん…まず結果的に見てほぼほぼ上位そのものは納得ではある。ソダシが崩れたこと以外は基本的に何の違和感もない。大外からソングラインがここまで弾けるとはってのはあったけど、シュネルマイスターは追い切り面が上位2頭と比べると?ってのはある。

 それとソダシもこの馬比較で追い切りがそんなにだったのは確かにあったんだよね…パターンとしては厳しい流れで良さが出ると踏んでいたんだけど、中2週での調整で上手くいかなかった可能性はあるかもしれん。川田が乗って促してあの感じだった坂路をもうちょっと?と思えていたら…かもしれん。正直力関係の整理自体はほぼ完璧で既存のマイル路線を最有力と見ておいて正解だったのは結果からも間違いないと思う。その中で印の打ち方は本命以外は悪くなかった。やっぱりノーザンの馬で休み明けで勝負掛かっていたケースの馬は次走追いかけない方が良いんだな…ってのを感じたかな。ナミュールにも言えること。まあナミュールは騎乗もあかんかったが。いずれにせよノーザン生産馬のヴィクトリアマイルからの安田記念はどちらに重きを置いているかを判断した方が良いのかもしれんね。この辺は自分が苦手なところなんだけど、改めて感じた部分。

分析

東京芝1600m良
1:31.4 46.0-45.4 M
12.0 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 11.6 - 11.1 - 11.2 - 11.5

 ペースは平均で流れていたが、少し中弛み気味ではある。L3最速で仕掛けは強めで後半4Fで45.4とやっぱり超高速馬場に近い状況だったとみて良いと思う。三浦はここは結果が出なかったけど、最序盤のあの攻め方は一歩前進した。もうちょっと淡々と進めても良かったけど、それでも行くしかない馬では行くしかないんや。そしてペースを作る。46前後で攻めたとまでは言わんが、それでもちゃんとウインカーネリアンのレースは作ったと思う。

 それと、やっぱりソダシは自分の脚が引き出せてないと思うわ。このペースで自身の上がりが34.2はヴィクトリアマイル(33.6)との比較で見てもちょっと落とし過ぎていると思う。緩みも少し生じていたし、少なくとも今年のヴィクトリアマイルレベルのパフォーマンスが引き出せていたら直線で伸びないってことが違和感しかない。ノーザン生産馬の扱いの難しさが出た一戦なのかなと…。ソダシの場合、明らかに叩き台のレース以外は使って良いタイプだと思わない方が良いんだろうな。

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