シンザン記念 2019 予想:本命03ハッピーアワー

シンザン記念2019の予想

京都11R 芝外1600m
馬場想定:良、ややタフな馬場想定

展開予想

 新年一発目の芝は特によくわからないことが多くて、京都が高速ならまだわかるんだが、土曜を見る限り京都は普通にややタフな馬場状態~良くて標準ぐらいの感じだろう。一方で中山なんかはホープフルSから1週間と通常通り、Cコースに替わったとはいえ普通に高速馬場になっているから。こればかりは明けてみんと分からん…。中山はたまに有馬やホープフルの時から劇的に変わることがあるなあ。そしていきなり金杯から鞍上に足を引っ張られる形になった。田辺は本当に最近は酷いので、これで評価を下げようと思う。前行くか後ろからか、ぐらいかな。今は松山の方が上手いと思うわ。グァンチャに関しては直線に入るまでのスペースがない状況で進路を取れなかった。あそこはもっと我慢してツーエムとの間にスペースをとって直線に入らないといけない。グァンチャで慣れているので大丈夫と思ったけど、フルキチもやっぱダメやね。ルメールとミルコがいないととたんに買える騎手が少なくなるなあ。川田は頼もしいが、両者には正直早く戻ってきてほしい。

 脇道に少しそれてしまった。展開予想だが、これは恐らくニホンピロヘンソンがハナを主張すると思うんだが、ゲートが甘いので他次第。内からアントリューズやヴァルディゼールがとりあえず先行しながらニホンピロが行くのを末というところかな。この感じで流れるとは考えにくいし、恐らくスローで良いと思っている。48.5-46.5ぐらいの感じかなあ。

予想

◎03ハッピーアワー
○05アントリューズ
▲09パッシングスルー
△02ヴァルディゼール
△10ミッキーブリランテ
×01マイネルフラップ06ドナウデルタ
3連複◎〇軸▲△×流し
3連単F◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ハッピーアワー

 普通にこの馬で良いんじゃないかなと。評価のポイントはデイリー杯。個人的にデイリー杯はアドマイヤが朝日杯を勝つ前からハイレベルだとは思っていて、メイショウショウブがJFでちょっと甘くなって揺らぎかけたけどやっぱりアドマイヤを見るとスローの決め手勝負でのレベルは非常に高かったと思う。

 その中でハッピーアワーはこの2頭の勝負には加われなかったものの、49.5-45.9と超スローからの12.7 - 12.0 - 11.6 - 10.8 - 11.5と3F勝負でL2最速10.8という流れで最後方から3~4角で外目を回して直線に入ってくる。序盤ではそこまで切れずに前2頭には出し抜かれているがそれでもしぶとく伸びてポジションを上げてきて、L1で楽に3番手に上がり前2頭との差もじわっと詰めてきた。マイルということで後半勝負に特化した感じだが。3~4角のロスもそれなりにあったし、その中でL1まで伸びてきたようにTS持続の高さを見せてきた。また現実的な馬場でそれを引き出せたのが大きい。

 一方で3走前の未勝利戦では中京1400で強敵イッツクール相手に34.8-34.9と平均からの11.6 - 12.0 - 11.7 - 11.5 - 11.7と3F勝負で中団からしぶとく伸びて粘るハッピーアワーを競り落としてきた。この辺りからある程度流れても問題ないとは思う。馬場はデイリー杯の時より1段階重いとは思うが、それでもある程度の馬場でトップスピードを引き出せているのは強みだし、後半特化で弾けている、ペースが流れてもある程度やれている。この辺からも総合的にこの馬かな。

○アントリューズ

 鞍上込みで。前走のベゴニア賞では48.6-46.1とドスローから12.3 - 12.4 - 11.3 - 11.0 - 11.4とL2最速戦で鋭く伸びて推定10.8ほどの切れ。スローの切れ味勝負で脚を使えているし、新馬戦は適性が合わなかったのが大きいかな。

 そのうえで2走前の未勝利も意外と内容がいい。47.7-47.4と平均から12.5 - 12.7 - 11.8 - 11.3 - 11.6とL2最速11.3程度。ただし前半3Fは35.2とそこそこ速い中で先行して中弛みでギアを落としてという競馬で再加速していて、推定L2で11.0ぐらいの脚を使えている。ギアの上げ下げの上手さは坂の上りがある京都外回りマイルでは重要だし、3角下りでの加速だと早仕掛けになりやすい今の時期の3歳ならL2最速での機動力が問われることも多い。前半スローでもいいし、仮に流れたとしても息が入れられてもう一度加速できるこの馬の適性は信頼が置きやすい。対抗に。

▲パッシングスルー

 前走の東京マイル戦では出負けして押っ付けながらの競馬だったが48.8-47.0とスローからの12.5 - 12.9 - 11.7 - 11.1 - 11.3とL2最速戦でじりじりと伸びてL1でシブトク差し切った。L2でも差は詰まっていたが、L1でも前が11.3と大きく落とさない中で1馬身弱の差を捕え切っているしトップスピードの質・持続力のバランスがいい。2,3,4着までが勝ち上がっているのもいいし、その中で末脚の絶対量で一枚上だった。

 不安はゲートで前走は明確に出負け。今回もそれは計算しないといけないが、今回は多分そんなに前半からペースも上がってこないと思うしドスローの可能性が高い。なので出負けしたとしても割と一団となるので決め手で何とかなる範囲かなと。それと、仮に流れても中弛みが生じやすいコースではあるので、そこで取り付いての後半の決め手勝負、前が脚を使っているというケースも十分あると。穴目というほどではないけど、第3の馬としてはこの馬かな。鞍上も動くタイミングは信頼が置ける池添というのも良い。

△ヴァルディゼール

 北村友一はあまり信用していないけど、馬のタイプ的にも我慢する北村との相性自体は悪くないと思う。48.6-47.8とややスローからの12.5 - 12.7 - 12.3 - 11.6 - 11.2とL1最速戦でまずまずのスタートから2列目外、直線でしっかりと加速して最後までらくだった。そこまでスパッと反応したわけではないが、ある程度加速性能がある馬なので内目で我慢してという形でも合流地点までにスペースを確保して進路さえ取れれば。距離は高いレベルだともうちょっとほしいと思っているけど、スローだと思うのでそう心配していない。

△ミッキーブリランテ

 ここも坂井瑠星が信用できるかどうかで、前走は未勝利だったし48.5-46.9とかなりのスローから12.6 - 12.4 - 11.4 - 11.4 - 11.7と中弛みで好位中目まで押し上げながらうまく直線しぶとく抜け出してきた。ゲートが下手なので外枠から押し上げながらの競馬がベターだと思うが、重賞で前半からスローになった時にビビッてしまわないかどうかかな。馬自体はある程度の流れから出し切れれば面白いと思うけど鞍上の腕を問われる展開になりそうで、そこが不安。重い印を打てなかったのは鞍上。

×マイネルフラップ

 前走の千両賞は個人的には痛恨で、こうやまき賞が詰まっていたことと、デイリー杯がハイレベル、混戦模様だったので複勝なら(勝つとまでは流石に思わなかったが)…と後悔した一頭。ただ力の要る馬場で48.0-47.8と平均まで上がったとはいえ12.6 - 12.5 - 11.4 - 11.8 - 12.1とL3最速で外からねじ伏せてきたのは立派。力の要る馬場が合っている印象はあるので、うまくかみ合えば。

×ドナウデルタ

 正直足りないと思っているんだけど、デイリー杯はハイレベルだとも思っている。その中で4着争いでは見劣ったが、49.5-45.9と超スローからの12.7 - 12.0 - 11.6 - 10.8 - 11.5とL2最速戦で後方からL2の最速地点で進路が少し取れなかったのもある。そこから最後までジリジリという感じで悪いというほどではない。今回は素質馬も多いので、ここでどこまでやれるかだが、福永である程度ポジションをとって内目に入れれば?というところかな。

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