【※回避しやがって無料】シャンパンカラー&内田博騎手想定@富士ステークス2023出走予定馬展望
第26回 富士ステークス(GII)出走予定馬展望
日程:2023年10月21日(土)
コース:東京芝1600m
シャンパンカラー(内田博騎手想定)
今年のNHKマイルカップでは後方からしぶとく差し切って9番人気ながらの戴冠、3歳マイル王シャンパンカラーが富士ステークスに出走予定だ。前走の安田記念では果敢に古馬の壁に挑んだが力の差を見せつけられる形となった。秋はその差を埋めていくことができるか?
※回避したけどちょうど書いていたので無料で出します。ここの回避は想定外だわ。ちゃんと確認すればよかった…
まあ、正直に言えば馬場が大きいかなと思う。NHKマイルCの時は雨の影響で明確に悪化したと思う。安田記念みたいに極端に軽い馬場ではちょっとしんどいかもしれない。あまり前半で入らずリズムを守ってどこまでやれるかを見る、ぐらいの気持ちで挑んだ方がいいかもしれんね。ここは先行レベル自体は低いので位置は取れそうなんだけど。
NHKマイルC(GI)1着
東京芝1600m稍 17頭6枠11番
風向き:北北東2.5m/s(府中市15:40)
1:33.8 46.3-47.5 H^1
12.4 - 10.6 - 11.3 - 12.0 - 12.1 - 12.0 - 11.5 - 11.9
2走前のNHKマイルC勝ちから振り返りたい。東京のマイル戦だが雨が断続的に降っていて稍重でも個人的には重に近い、標準より重いかなというぐらいの感じで見ている。ペースはややハイで中盤少し息が入ってのL2最速11.5とパワー型基礎スピード+一足勝負という感じやね。風は北北東からなので3角地点が完全向かい風に。
11番枠から出負けして最後方列付近からのスタート。そこから押しての追走で二の足は悪く無く中団の外目ぐらいまではリカバーして入っていく。道中も中団やや後ろで外目を通しながら手が動いて3角。3~4角でも後方に近いところで進めて直線右手前に。序盤で楽々伸びて3列目、L2でしぶとく先頭列に並びかけて左手前に戻す。L1で外から伸びてきたウンブライルに迫られるがアタマ差で振り切っての勝利。
まあ基本的にはこのNHKマイルC勝ちのイメージで良いとは思う。雨が降って悪化した中で、前が思ったより引っ張ってくれた。ただこちらはゲートが甘いのでついていけずに後方から。3~4角でペースがそこまで上がらない中で後方外から直線での伸び始めが良く最後までそれを維持してしぶとく抜け出したという競馬になる。ただ、ここはやはり質的な面で求められなかったというのはあるかな。前半は46.3でそこそこ速いが、馬場が悪かったことでこれで後半が消耗して落ちている。そこで加速過程で伸びているのでそれだけではないけど、基本的には前半に依存して後半バテ差す形に近いと判断したい。個人的には良馬場でのマイル戦となると前半で質的に苦労するかなというのはある。後、ここで勝ち切れたのは一定の評価はしているけど、正直3歳マイル戦線の中では割と低調な方だと思っている。この世代は桜花賞がマイル戦としては最もハイレベルだと思うし、そこで苦戦していたウンブライル辺りが突っ込めてしまっているからね。まあもちろん馬場や展開面での違いはあるんだけど、少なくとも現時点での分析としてはシャンパンカラーにとっては恵みの雨だったと思っている。
安田記念(GI)14着
東京芝1600m良 18頭5枠9番
風向き:南南東3.3m/s(府中市15:40)
1:32.6(+1.2) 46.0-45.4 M
12.0 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 11.6 - 11.1 - 11.2 - 11.5
前走の安田記念では14着と完敗を喫している。ここはペースも平均だが古馬トップレベルで見ればこれでも少し緩め。3~4角でちょっと落ちてL3最速で11.1とトップスピードの質を求められている。この中で流れには乗れたが…という競馬になった。風は南南東からなので4角地点が完全追い風。
9番枠からやや出負け、そこから押して追走して中団から好位の外目ぐらいまでもっていく形で進めていく。3~4角でも好位の外々で進めているがちょっと置かれて中団で直線右手前に。序盤で追われるがもう脚が無く後退。L2で左手前に換えて抵抗も後方列。L1でそのまま下がっての14着惨敗。
古馬との力差というのもあるかもしれんが、個人的にはシンプルに基礎スピードの質という点で無理をしたかなという感じはある。もちろんついてはいけたんだけど、トップレベルの馬からすればこの流れでついていくのは当たり前。直線で全く違うトップギアを求められるが、ここで10秒台を踏んでくる馬との比較でL3の地点でもう違いを作られてしまったからね。馬場が軽い中で前後半ともに質を高めないといけないトップクラスのマイル戦では質的に足りなかった。まあ可能性としては前半ちょっと急かして入り過ぎたので、この馬場でも温存して後半勝負でどこまで高めてこれるか?ってのはあるけど、個人的には超高速マイルで46-46レベルでもちょっとしんどいかなと感じたところ。まして今のマイル路線はグランが抜けた後も結構ハイレベルだからね。
ニュージーランドT(GII)3着
中山芝外1600m稍 16頭3枠6番
風向き:北北東2.2m/s(船橋市15:50)
1:34.0(+0.3) 46.5-47.2 M
12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.5 - 11.2 - 11.9 - 12.1 - 12.0
3走前のNZTでは3着と結構強い競馬。個人的にはエエヤンもそうだが割とタフな馬場でタフな競馬の方が良いんじゃないかなとは。ペースは平均だが中盤が緩まずにL4最速でむしろ3~4角中間が一番速いぐらい。後半は12前後。風は北北東からなので3角地点が完全追い風に。
6番枠から五分のスタート、そこからはある程度押して進めて好位の中目で進めていく。道中も好位で前のバグラダスを見ながらコントロールしつつ進めて3角。3~4角中間でそのバグラダスらが少し離していくのでそこでワンテンポ待って4角で外から進出、手が動いて3列目で直線左手前に。序盤でモリアーナの内から追われてジリジリだがまだ地味。L1でこの内からしぶとく伸びてモリアーナはアタマ差で振り切っての3着。
ここではウンブライルに差されているが、NHKマイルCの内容的に見ても、良い勝負だろうとは思う。ここも稍重で少し時計が掛かっていたのと、早めの仕掛けの展開になっているのでシャンパンカラーとしては出し切りやすかった。敢えて言えばNHKマイルCの方が展開的に緩みが生じていて、そこで外から動いて行ったのを加味しても要所で結構動けたしそこでウンブライルの追撃を振り切ることができたかなと。なので素材面だけで見ればウンブライルの方が上で、タフな馬場ではあるが緩んでの要所での動きが案外よかったシャンパンカラーの方が中距離色は強いかもしれない。個人的には1周コースの1800ぐらいで一度使って見てほしいかなというのはある。
富士ステークス2023への展望
まあ正直言って、ここで良馬場で狙いたい馬ではないし来てしまったらそれはごめんなさいのレベルかな。これまでのパフォーマンスを見ても高いレベルでは基本的にはタフ馬場でタイトな競馬で良さが出ている。NHKマイルCもややハイで流れてそこで要所で動けたなというところはあるが、トップスピードの質は求められていない中でのもの。NZTも強い競馬で3着だが稍重でL4最速で仕掛けが強く出し切る競馬。
今の府中で良馬場だと基本的にトップスピードの質を高いレベルで見せていないと難しいし、それをある程度維持できないと。ペースも上がらない可能性が高いメンバー構成だが、それでも47-45前後はイメージしておくべきだしここまで鋭く脚を使えるか?は疑問。ベゴニア賞が逃げて48.3-46.3で押し切ったし、12.2 - 12.4 - 11.5 - 11.1 - 11.3と3F勝負で悪くないラップと言えばそうだが、要所のギアチェンジは良かったがL1では外からエバーハピネスにかなり詰められているので、そんなにロングスプリント的な性能は見せられていないと思う。マイルで基礎スピード的に優位に立てるというほどのものも見せていない、別路線で高いパフォーマンスを見せている馬たちとの比較で考えると、やはり手を出しにくい一頭になるかな。と思ったけど、謎回避なので。
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