ローズステークス2023のレース回顧・結果

ローズステークス2023のレース回顧・結果

総評

 ローズSっぽくない競馬になったなってのが全てかな。まあ割と仕方ないというか割り切るしかない結果だったと思う。このコンクリ馬場でマスクトディーヴァが化けるとは思わなかったし、まず自分的にはここはノーチャンスだった。

 またここまで激流になり切ったことで前には相当しんどい競馬になったし、それもちょっと予想外のレベルだったかな。ここまで軽くて淀みも小さいと前半無理せずに後半を44前半で入ってくる方が時計を詰めやすいと思う。後半のロングスプリントの素材面が無いとだし、基礎スピード面ももちろんある程度は持ってないと対応できなかった。でも勝ったマスクトディーヴァの位置だと前半46前半ぐらいかなと思うし、46.3-45.0前後ぐらいかな、後半44入っているかもぐらい。ブレイディは47ぐらいで後半は44.5前後だと思う。この2頭のバランスでもスローで走れているので、時計勝負だけど最近の超高速~コンクリレベルでは後半のロングスプリント面が無いと時計を叩き出せない感じはある。府中のワンターンの傾向もまんまそうだしね。全体でハイペースでじゃなくてこの馬場で速いラップを後半で刻み続けられる馬が最終的に…という感じ。加速がそこまで求められないってのは多分時計を出すうえで効率が良いんだろうなというのも感じた一戦。

 なんか特殊なレースになったので感想が概念的になってしまっているけど、端的に言えば予想していた前哨戦の流れではなかったのと、想像以上に馬場が軽くて難しくなったな…というのが率直な感想。

分析

阪神芝外1800m良
1:43.0R 45.7-45.7 M
12.4 - 10.8 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.7 - 11.2 - 11.0 - 11.8

 まあ総評が分析みたいな感じになってしまっているんだけどね。全体のペースは平均でまとめられたが、45-45レベル。ワンターンの1800mはGIが無いので何ともだが、正直レコードが出たのはこのバランスで入ればそこまで驚きではない。ワンターンの中距離って基本ちょっと緩むし1800mはGI施行が無いから各馬がそこまで勝負に行かないってのもあると思っているが、緩みも小さく出し切る形だったのでレコード決着になったと思う。実際1,2頭が千切っているとかではないからね。かなり特殊で、馬場も超超高速ぐらい。

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