本命12レイパパレ@香港カップ2022予想

香港カップ2022の予想

シャティン8R 芝2000m
馬場想定:良、標準馬場想定
風向想定:北5m/s想定

展開予想

 香港シリーズは香港カップだけ本予想、残りはワイドな予想の枠でやりたいと思います。

 馬場は標準ぐらいだろうと思う。風は北からなので、シャティンの立地だと4角地点が完全向かい風、HSは向かい風に近くBSは追い風に近い。

 展開予想だが、まあこれは…という感じ。パンサラッサが外目からハナを主張していきやすい枠の並びになったなと。ジャックドールは逆に行かせつつになると思うし、内のレイパパレも主張する可能性が高いのでこれらを行かせてという感じ。それに香港勢のマネーキャッチャー辺りも絡んでくるので前半は結構激化する可能性が高いかなと。パンサラッサで名目で59前後(日本式で実質58前後)、レイパパレ辺りの位置でも1秒程度遅れるぐらいだと思う。この時期なので少し時計が掛かるしなかなか2分を切るのが難しいのが一応パンサラッサで測って59-60ぐらいで1:59.0前後と想定する。

予想

◎12レイパパレ
○03ジャックドール
▲04オーダーオブオーストラリア
△01パンサラッサ
△02ロマンチックウォリアー
×06ダノンザキッド11ジオグリフ
3連複:◎軸○▲△×BOX
3連複:◎○軸▲△×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎レイパパレ

 この条件でこそレイパパレで狙いたい。モレイラももうすぐ引退だし、思い出の地香港で良い騎乗を期待したい。

 やはりレイパパレは基本的には時計が少し掛かるぐらいの方がいいのとやはり基礎スピードタイプだろう。昨年の大阪杯では59.8-61.8とかなりのハイで12.8 - 12.2 - 12.1 - 11.6 - 13.1のラップ推移。これで逃げて進めつつ一瞬息を入れながらもコントレイルらの仕掛けを待って直線で一足で突き放しての完勝。

 今年の大阪杯でも58.8-59.6とややハイで流れて12.1 - 11.7 - 11.5 - 11.8 - 12.5とL3最速でも11.5とポテンシャルの範囲。これで外枠から2列目の外で進めながら直線序盤で先頭に立ってきた。L1で甘くなってポタジェには捕え切られたが、基礎スピード面を求められた方がいいしここでジャックドールを破っているのは大きなポイント。

 今回は香港勢も基本的にスローで結果を出している馬がほとんどだし、その中でパンサラッサが作る流れにある程度乗って戦える強みってのはレイパパレが一番かなというのと、パンサラッサと一緒に走るのは実は地味に初めてになるのでこの条件で人気が落ち目なここで狙いたいね。

○ジャックドール

 相手はジャックドールと武豊に頑張ってもらいたい。パターン的には札幌記念で有酸素運動の競馬でも対応できているが、突き詰めると前半の基礎スピードと後半のロングスプリント性能のバランスで勝負したいのでそこがポイントかな。

 ベストバウトは金鯱賞で、59.3-57.9とややスローでもある程度は引き上げつつ、11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.3 - 12.3とロングスプリントで3~4角で勝負しながら直線しぶとく粘って2列目外から仕掛けてきたレイパパレを逆に離す形になっている。基本的にコーナー勝負が理想だが、欲を言えば左回りの方が合っているかなというのはある。

 ただ、札幌記念ではタフ馬場で59.5-61.7とかなりのハイでパンサラッサが引っ張る中で割と積極的についていきつつ、12.2 - 11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.7のラップ推移で3角で2列目の外から仕掛けながら2番手に上がって直線の減速でねじ伏せてきた。時計的にはちょっと物足りないけどこういう競馬に対応できたのは収穫。

 ハイペースでも今ならある程度追走して問題ないと思うが、大阪杯では58.8-59.6とややハイの流れで逃げて12.1 - 11.7 - 11.5 - 11.8 - 12.5とL3最速で早めにレイパパレに並ばれて苦しかった。ただ、2F目が10.3と最序盤でちょっと苦しい形になっての逃げでもあったからね。ここは恐らくレイパパレよりは後ろになると思っているが、3~4角でこれをマークして、ある程度の位置から後半のロングスプリント~ポテンシャルを引き出してくれれば。

▲オーダーオブオーストラリア

 単穴には基礎スピード色が強い馬を狙いたいと思っていたので、敢えてオーダーオブオーストラリアを抜擢した。

 マイル戦ばかり使っているので距離延長は何ともだが、基礎スピード色が強い。2走前のターフマイルSでは46.60-46.69なので日本式だと45.6-46.7ぐらいでややハイになる。これで中団の内目で進めつつ直線中目に誘導しながらしぶとく雪崩れ込んでの3着だった。厳しい流れの中である程度の位置を取れたのは大きいし、最後までじりじりとでも伸びてきたからね。

 欧州マイルGI路線でも結構やれていて、特にムーランドロンシャン賞では62.15-73.51-84.70-96.20。概算だが49.72-46.48とかなりのスローかなという流れの中で中団馬群の外で進めつつ、半ばの落馬もあったがやり過ごしてラストまで伸びてきていたなというのが印象的。それと、直線地点で落馬の影響を少し受けて外に寄せられてからは右手前で最後まで伸びてきているのも好感。3~4角で右手前で追いかける必要があるし、ここは直線でも11.36-11.19-11.50と結構速いラップを求められていたからね。反応地味でラストまで伸びているので量的には面白いしこれだけで2000まで?はともかく距離の融通は利くと思う。

 今回はパンサラッサがぶっ飛ばす展開を想定しているのでやはり狙いは基礎スピード面を持っている馬。流れる中でムーアなら良い位置で収めてじっと我慢してくれると思う。まあ枠が外なのでその辺だけは何ともだが…。嵌るとしたらこういうタイプかなと。

△パンサラッサ

 後は逃げ粘りでパンサラッサを。個人的にはベスト距離は1800かなと思わなくはないが、それでも昨年の福島記念は強かった。58.3-61.9と超々ハイで、11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 13.1のラップ推移。淡々と刻んで単騎で進めて後続を寄せ付けずの4馬身差。相手関係楽だったとはいえこの形で後ろを消耗させてというのが基本。前走の安芸店はどちらかというと他が間違えた。57.4-60.1と超ハイの形でしっかり作ったが、11.6 - 11.8 - 11.6 - 12.4 - 12.7のラップ推移でちょっと最後は失速。上がりから逆算しても3番手以降がロングスプリントせずに直線だけの競馬になっていたとみているので、その分だけ押し切れたなという感じ。なので、自分の形に持ち込んでどこまでのスタイルをここでも貫ければ粘り込めるチャンスは増えてくるかな。

△ロマンチックウォリアー

 後は香港勢のロマンチックウォリアーを。基本的には前走の香港ジョッキークラブCで勝負付けは済んだかなという感じ。60.93-58.30で日本式で大体59.9-58.3でかなりのスロー、24.05-11.76-11.45-11.43-11.64とロングスプリント的な後半4Fで、4番手外から出口で外に出してすぐに伸びて先頭に立ってきたし、L1でそのままジリっとトゥーリビヨンダイヤモンドを離しての1馬身1/4差。斤量差もあった中で完封してきたし、ここ2走の内容からもシャティンの2000なら基本はこの馬を押さえておけばいいだろう。ただ、激流の経験は乏しいし、基礎スピード面を求められて良さが出るかは未知数だからね。押さえまでにした。

×ダノンザキッド

 後はまあ応援がてら残りの日本馬2頭に×を回す。ダノンザキッドは右回りでの右手前でポテンシャル的にコーナリングを求められるとちょっときついかなと思う。中山記念がそんな感じで46.3-48.8とかなりのハイでパンサラッサが刻んで11.3 - 11.5 - 11.6 - 12.2 - 13.5のラップ推移。これで中団外外で脚を使って押しているがなかなか動けず直線も伸びあぐねた。出負けも痛かったしペースも速かったにせよ、ここまでコーナーで動けないケースが続くと嫌やね。マイルCSみたいに11.5 - 11.9 - 11.6 - 10.8 - 11.6とコーナーでペースが上がらずに直線での加速とかそういう競馬の方が合っていると思う。距離適性自体はマイルより2000の方が良いと思うんだけど、この問題が結構出ていると思うので。

×ジオグリフ

 後はジオグリフもこの展開では?とは思うが、押さえておく。皐月賞は強かったが時計が掛かる中で60.2-59.5と平均。12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.5のラップ推移で楽に好位の外につけながら4角でイクイノックスを目標にしっかり食らいついてL1で突き抜けての1馬身差は強かった。共同通信杯のギアチェンジ戦でも対応できているぐらいなので、もしかするとシンプルに超高速馬場が合わないだけの可能性もある。シャティンはこの時期はそこまで時計が出ないし、3歳馬はポテンシャル型が結構古馬相手にやれているので…この状況で有酸素運動的になったときに対応してくる可能性はあるかなと。2000で流れるとちょっと前半がしんどいかなとは思っているが、その辺も含めて押さえておきたい。


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