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DQ8 ククールって多分SNSで損をするタイプ

みわくの眼差しって何だよってずっと思ってた。

星ドラでは確か今年の2月から始まったドラクエ8とのコラボ。
スキル「みわくの眼差し」は全ての武器にセット出来るし、敵のCTも減るし、補助Bではかなり使えるスキル。闘技場ではもっと使える。
DQ8をプレイしたことのない僕にはそれくらいの認識でした。

先日DQ8でようやくククールを仲間にしました。
星ドラでククールの存在を知った僕ですが、その素性を全く知らなかったのです。
今はなぜみわくなのか、彼がどういう生い立ちでどう育ってきたかわかります。

■ククールという男
ワンピースでも同じなのですが、仲間を加えていく過程ってのが一番心を打つんですよね。それぞれにそれぞれの想いがあり、同じ目的で旅をする。素晴らしい。

過去の回想シーンがいいのは、ワンピースと全く同じ。セピア色のシーンは涙無くしては見れません。

人と人の出会いもいろいろある。
「合コンで出会って」とか「職場が一緒」とか「地元が一緒」とかそういう俗っぽいものに一切まみれていない純粋無垢な物語の世界、ドラマの世界。だから没入できる。
2000年のDQ7以来の新作のプレイですが、

ドラゴンクエスト、相変わらず最高じゃないですか。

主人公、ヤンガス、ゼシカ、そしてククール。
メンバーが4人揃い、まさに血湧き肉躍る大冒険の始まりという状態。これからの旅路が楽しみです。

ククールの印象ですが、今で言うところの、
「SNSで名前だけは聞いていましたけど、実際にお会いすると結構素敵な方ですね」
と同じ状態。僕の場合はSNSが星ドラに変わっただけ。

こういうキャラはSNSで叩かれやすい。もし彼がSNSに自撮り画像でもアップしようものなら、大変なことになるでしょうね。ネットの世界には常に黒いドルマゲスが渦巻いているからね。
星ドラではククールのズボンがドルマ耐性を上げるというのも妙に納得してしまいます。

ネットのないであろうDQ8の世界でもそういう嫉妬じみた権力争いに巻き込まれ、ククールは旅立つ決意をする。追い出されるという形ではありましたが、彼にとってはベストの旅立ちではないでしょうか。応援します。

そしてゼシカとのやりとり。こういう伊達男と勝気な美女の典型的なやりとりなんですが、見ていて楽しい。そうそうこれこれ、これが見たかったんだよ。

憎みきれない伊達男、ククール。
修道院で育った、騎士団の一員かつ軽薄で女好きという設定もいい。

今後彼がどう絡んでいくかメチャクチャ楽しみでゲス。
ヤンガスの存在感も嫌いじゃないでゲス。

■画期的なスキル振り分けのシステム
実はDQ8のレベルアップ時のスキルポイント。ククールが仲間になるLv15くらいまで、ずっと無視して溜め込んでました。よくわかってなかったんですね。

調べてみるとこれを使うことによって様々なスキルを覚えていくらしい。
箱、説明書のない初めてのドラクエ。こういうこともありますよ。

レベルアップする項目を自分で選べるってのは斬新ですね。
5つの特技群のなかから自分の覚えたい呪文や特技にポイントを振り分けていく。これは悩みます。コンピューターとの会話でしかなかった無機質なレベル上げがこのシステムによって人の温かみが加わり楽しくなる。自分が育てたという気持ちが増すので、育成に選択肢があるのはいいですね。

レベルが上がっても全然強くならないな〜と思っていましたが、これが原因だったんですね。
普通の物理攻撃だけで、中ボスに挑んでいたし、メタルスライムもかなりの数を取り逃がした。今後全力で挽回です。

自分で判断はできないし、ミスするととりかえしのつかないことになりそうなので、攻略サイトがオススメしている振り分け方を参考にします。
これでさらにDQ8が楽しくなった。

■ドラクエにはまっている理由
現実世界を見渡すと、「俺様だけが正義」と傍若無人にふるまう輩があまりにも多い。

自分にしか通じない正義を他人に当たり前のように強要する世界。

そんな世界に興味はないし、自分はそうなりたくない。

ドラクエの中のボスは自分の中の小さな悪を最大限まで増幅させることが得意ですが、それと同じことをラスボスでもなんでもない普通の人々が日常の中でやっている。
最近はそれを痛感している。

ゲームに没頭すると、他人のことなんかどうでもよくなる。
それが正しいか、間違っているかわからないが、とりあえず楽しい。それは本でも映画でも同じだと思う。
「ゲームをプレイしても何も生み出さない」と昔はゲームそのものを拒絶した時期もあったが、何も生み出していないと思い込んでいただけ。

倒したい人物がいても倒してはいけないのがこの世の常ですが、
倒すべき悪を思う存分倒していいドラクエの世界。
レベルさえ上げればなんでも可能になる。

ドラクエによって我々の狩猟本能は満たされている。

ドラクエの世界で十分すぎるほど、モンスターを狩っているので現実社会に戻った時に何かを狩ろうとは思わない。
少なくとも誰かを傷つけようとか、不快な気分にしてやろうとか思うことは絶対にない。
それが没頭の一番素晴らしいところ。

居酒屋で上司の愚痴をいう無駄な時間があったら、僕はドラクエのレベル上げをやりますよ。その方が圧倒的に楽しいし、世の中のためにもなる。
不快な言葉をまき散らさない人間が1人減っただけで、世界は住みやすくなる。

ドラクエによって世界の秩序は保たれているのです。


ありがとうございます。有意義なことに使います。