Switch本体購入をあきらめる理由
Switchの本体がいつまで経っても買えません。
僕はSwitch Liteを使っているのですが、画面が近すぎて目が疲れることやモニターに映せないこと(HDMI端子がない)がけっこうネックになってきています。
動画の配信にも興味があって、もし本体を買えたら始めようと思っています。その準備も少しずつ進めているのですが、肝心の本体が全く手に入らない。
先日ヤマダ電気の店員さんのツイートが話題になっていましたが、転売ヤーの常識外れの行動はもはや対策不可能。「万策尽きた」という言葉が全てを物語っています。
そもそも転売ヤーから買う人ってどんな人なんだろう。
・子供や孫へのプレゼント(定価を知らない・プレゼントなので仕方ない)
・彼女や意中の女性へのプレゼント(定価は知っているが下心がそれを打ち消した)
・高いのはわかっているが、我慢できない
・どうしてもあつ森がしたい
僕の想像の範囲内ではこれくらいでしたが、調べるとこれだけではないことがわかってきました。
「中国人ゲーマー」がこのリストに加わります。
なぜ中国人がわざわざ定価以上で取引されている日本のスイッチを買うのでしょうか。簡単にまとめてみました。
中国向けに出荷されているスイッチ本体には機能を制限するロックのようなものが入っています。
・中国版のNintendo eShopからは政府の審査を通ったソフトしか買えない
・中国版のSwitchソフトは他国のスイッチでは遊べない
・他国で買ったソフトは遊べるが、DLC(ダウンロードコンテンツ)は買えない
・オンライン機能は利用できない
中国は政府がゲームそのものを「人を退廃へと導くドラッグ」だと断罪しています。
この強烈な制限があって、中国版のスイッチを買っても全然遊べない。だから日本版のスイッチが欲しい。そういう中国のゲーマーたちに日本のスイッチが流れているのです。
参考にした記事はこちらです。興味のある方は一読を。
https://automaton-media.com/articles/columnjp/20200221-114550/
「あつ森のブームが落ち着いたら普通に店頭でも買えるようになるだろう」
僕はそんな風に予想していましたが、全然そんなことはありません。甘く見過ぎていました。ヤマダ電気の店員さんのツイートからもわかるように店頭に陳列されることもないでしょう。
日本の人口が約1億2000万人。極端な話、スイッチ本体を1億2000万個生産したら、スイッチ関連の転売ヤーは死滅する。そう思っていましたが、中国へ流れていることを知った今、仮に1億2000万個生産できても日本での転売はなくならないことが判明しました。中国の人口を考えると全然足りません。
販売店にマメに通ったり、入荷予定日に並んでまでスイッチ本体を買いたいかと言えば、間違いなく答えは「NO」です。そこまでの情熱はありませんし、そもそも転売ヤーと同じ空気を吸いたくない。
知らない人のために書いておきますが、スイッチの定価は以下のとおりです。
スイッチ本体 ¥32978(税込)
スイッチライト本体 ¥21978(税込)
これ以上の価格は転売価格です。
夏休みに突入し、孫がジジババにねだることも安易に予想できます。
スイッチ本体 定価約3万円プラス税金
スイッチライト本体 定価約2万円プラス税金
おじいちゃん、おばあちゃんなど適正価格を知らない人に教えるため、人助けだと思って覚えておいてください。
子供は転売ヤーから買うことをなんとも思わない生き物なので、大人が対策するしかありません。
僕個人としては転売ヤーから買うつもりは絶対にないのですが、こんなことを書いて周知活動をしてもおそらく転売はなくならないでしょうね。
中国という巨大な国とその国の人々が絡んでいるということが判った以上もうどうすることもできません。メーカー側や小売店側でも対策は講じてくれていますが、まさに万策尽きたという感じです。
店頭流通分にあまり期待しない方が良さそうです。
店員さんに詰め寄るのもやめましょう。これだけは絶対にしてはいけません。買えないのは店員さんのせいじゃないので。
■抽選予約して買いましょう
この構造がある以上、残念なことですがPS5やスイッチの次世代機でも同じことが起こります。やりたいゲームがあってもハードが買えないので遊べないということが永遠に続きます。
ハードを売るというビジネスそのものがかなり危機的状況にあることがわかります。ソフトを作るメーカーへの悪影響も計り知れないものがありますね。
販売店やニンテンドーに直接予約すればスイッチ本体購入への道筋はあります。
それが現在定価で手に入れるための一番確実な方法です。
いつになるかはわかりませんが、おそらく僕もそうすると思います。
ありがとうございます。有意義なことに使います。