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絵を描こう!【デジタル編】

こんにちは。鴉瓜です。


今回の記事はこちらに参加させて頂きました。
そう、去年に引き続いてカスカレです。
このnoteアカウント、カスカレのためにあると言っても過言ではない。
あと昨日(12/17)が誕生日だったので心を込めて祝ってください。

ところでカスカレ先日担当だったωさんにめっちゃ祝って貰っちゃった。なんかごめん。ありがとうございます!!!!

1.はじめに

みなさん、絵を描いていますか?
絵を描くと絵ができるということは実はあまり知られていません。
今回はデジタル環境での絵作業について書いていこうと思います。

使用ツールはおなじみのSAI。
SAI2ではなくSAIです。いまだに移行していません。
ペンやパレットを設定し直すのを面倒くさがるうちに数年が経過しました。

自作ペン2種で全ての工程をゴリ押します。

使うペンはこちらの自作ペン2種。
両方とも若干ガビついた線が出来上がるペン設定です。
綺麗な線が引けないので汚い線を引くことにした人間の末路です。


2.下書き・ラフ

それでは楽しいラフ作りから始めていきましょう。
今回描くのは……みつあみ少女!!
もちろん恥ずかしげもなく自分の好きな要素……
9割手癖で出来たようなたいへん目新しさの薄いキャラを描きます。

いざ!
けっこうかわいいのでは?
イメージが固まりました。

左手を駆使し、ラフができました。
というわけで、これが今回の絵の基盤となります。

ラフを描く時って楽しいですよね。
ここから脳内の完成イメージとどれだけ近付けられるかという
ある種の競技じみた作業が始まるわけですが……


3.下塗り

必要最低限のレイヤー分け。

ここからはペンを右手に持ち替え、塗りに取り掛かっていきます。
よくある線画と呼ばれる工程は行いません。

今回は背景なしのキャラ単体の絵なので、
クリッピングマスク用のレイヤーを作成。

下塗りされた状態。

ベース色と影色の2色で簡単に色分け。
あとで色調補正で全体の色味を調整するので、
この段階では色のバランスや統一感はあまり気にしません。

下塗りが終わったら、ここでいちど色調補正を行います。
彩度低めの適当な色で塗りつぶした明暗レイヤーを作成し、
色相・彩度バーを適当に動かして、一番しっくりくる色合いを探します。


ギュギュ~~ン
ぶっちゃけ総当たりです。

一見ふざけているように見えるかもしれませんが、




今回は暖色系の色にしたいのでこれで行きます。

あらゆるパターンを試しているとコレだ!っていう色が出てきます。
元の色より少し明るく赤みが強くなりました。


4.塗り・描き込み

ラフの上から描き込んでいきます。

ここまで来たら下塗りレイヤー3枚は一旦すべて結合。
これ以降はラフの上からひたすら塗り重ねていきます。

描き足していくうちに髪で隠れて修正が困難になるので、
下にあるパーツから描き込んでいくことが多いです。
今回は 顔<服・髪<帽子 といった並び順なので、顔からですね。

顔は目から描くのが好きです。
といってもそんなに瞳を描き込む絵柄ではないので、
メイキング的な有用情報として語ることが何もない。
語ることがないので余談なんですが、
褐色肌や色黒キャラを描く時は白目部分をけっこうな灰色で塗っています。

白目を白で描かない例

白で塗ると明暗差で主張が激しくなりすぎるので、暗い色を使います。
でもやりすぎるとバケモノみたいな色になっちゃう。悲しい。

あと他の顔パーツの話だと……鼻。
男性的な顔や顔立ちの整ったキャラであればしっかり描くのですが、
少女や子供、かわいめ系のキャラでは影すら描かないことが多いです。
今回は超絶かわいいみつあみ少女なので……描きません!


顔以外の髪や服もある程度描き足しました。

レイヤー構成は変わっていないので端折りました。
画面がスッキリしてみつあみ少女のかわいさが映えますね。

ある程度整えたところで使用ペンを鉛筆ペンからマーカーペンに変更。
ここからは色を重ねつつ絵の情報量を足します。

情報、増えましたか?

あらゆる場所に適当な影色を……ベチャ!
そろそろ解説に疲れ始めていることがお解り頂けると思います。

そうやって雑に置いた色を再び上から塗り足して整えていきます。
スポイトで周囲の色を拾ったりしながら塗り足し……塗り足し……

あとはひたすら……描き込みだ!

情報、増えましたか?
情報、増えてますか?
実はここに並べた3枚は全く同じ画像です。



塗りが完了したらラフ含む全てのレイヤーを結合。
絵のいちばん外側の輪郭線を書き足したり削ったりしながら、
描きっぱなしでガタガタのシルエットを整えます。

味わいを残しつつ、若干整えました。

ほぼ完成までたどり着いたところで、再び色調補正を行います。
これは序盤の下塗り後の調整とほぼ同じ工程です。

ギュギュ~~ン
ぶっちゃけ総当たりです。


色を決定したのち、描き込みが足りない部分をさらに描き足して……

5.完成!

ドン!

完成です。
ラフから始まった絵がこうして出来上がると感慨深いですね。

見れば見るほど鴉瓜のキャラと言わんばかりの完璧な造形。
きっと皆さんがラフを見た時に感じ取ったイメージに
だいぶ近い絵が出来上がったのではないでしょうか。

今回はなんと画面録画でタイムラプスも用意しました。
今回のみつあみ少女への気合の入りようが見て取れますね。

いかがでしたか?

以上、デジタルお絵かきの手順でした。
お絵かきの楽しさが読者の皆さんにも伝わったと思います。

これを機に、ぜひおえかきに挑戦してみてくださいね。

筆者も頑張って絵を描こうと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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