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乗馬レッスンの記録(31鞍目~40鞍目)
これまでのあらすじ
ウマ娘にハマった結果、体験乗馬行ったり、乗馬ライセンス5級を取得したり、乗馬クラブに入ったりした。(面白かったら「スキ(いいね)」お願いします。)
またしてもかなり間があいてしまいましたが、乗馬レッスンの振り返りです。
※以下、個人の感想ベースの記述となりますので、乗馬レッスンを受ける際には所属される乗馬クラブやインストラクターの指示に従ってください。
31鞍目~40鞍目の目標・学んだこと
前回に引き続き基本的な馬の乗り方の習得で、目標としては下記となります。
基本姿勢を保った状態で軽速歩の継続ができる
速歩で脚の圧迫をすることができる
速歩で歩度の増減が概ねできる
馬間距離を調整し、一定距離を概ね保つことができる。
これらは馬に跨り、馬を操るための訓練ですが、この時期新たに学んだことがありました。それは馬装です。
馬装とは
文字通り、馬の装備です。具体的には下記の通りです。
頭絡(場合によってはメンコやイヤーネットも併用)
鞍(ゼッケン、ボア、ゲルシート、腹帯を含む)
プロテクター(または肢巻)
フライシート(基本的に虫が飛ぶ夏季のみ)
これらを馬に装着することではじめて馬を乗馬に使用することができます。これまではインストラクターの方が準備してくれましたが、これからは自分で装着することが求められます。
馬装の方法
おおざっぱに説明すると下記のとおりです。
頭絡
頭絡は馬の頭につける革製の紐で、口に噛ませる銜(はみ)を適切な位置に固定し、手綱からの動きを的確に伝達し、人間の指示が馬に伝わるようにするためのものです。他力本願になりますが、詳しくは下記の動画を見てください。(余談ですが、シャムロック乗馬TVはいつも参考にしています。)
頭絡を付けるときに問題になるのが
馬が首を振る
なかなか銜(はみ)をくわえてくれない
の2点です。動画ではおとなしい馬のようですが、実際には馬が気を散らしたり隣の馬と喧嘩したりするので、顔の横に立って顔を片腕で抱きしめるようにホールドします。が、結局それでも暴れます。また、なかなか銜をくわえてくれない場合は、親指を口のなかに突っ込んで口を開かせます。最初は怖いですが慣れるしかありません。怖がっていると馬になめられて余計に暴れるという悪循環になります。最終的にものをいうのは気合と根性です。
鞍
鞍は騎乗中人間と馬が接する部分ですのでしっかり取り付けることが重要です。ゼッケン、ボア、ゲルシートは鞍と馬体の間のクッション材です。腹帯は前肢に近い部分にしっかり取り付け、騎乗中に鞍がずれないようにします。またしても他力本願になりますが、詳しくは下記の動画を見てください。
動画ではおとなしい馬のようですが、実際には馬が嫌がって最悪蹴ってきます。最初は怖いですがこれも慣れて手早く装着するしかありません。怖がっていると馬になめられて余計に暴れるという悪循環になります。最終的にものをいうのは気合と根性です。
プロテクター
プロテクターは馬の前肢と後肢が接触してけがをしないように取り付けるものです。説明が最後になってしまいましたが、馬は足を触られるのが一番嫌なようで、騎乗前に一番最初に取り付けるのも、騎乗後一番最初に外すのも、このプロテクターです。これも詳しくは下記の動画を見てください。
装着中に足を動かされることはあるので、蹴られたり踏まれたりしないようにサッとつけることが重要です。また取り付けがしっかりしていないと、騎乗中に外れて馬場のどこかに落としてしまうので、きつめにつけるとよいと思います。
31鞍目~40鞍目の感想
今回は7~8月に実施した内容です。灼熱の中、馬も人も汗でびしょびしょになりながら乗りました。熱中症には気を付けなければなりませんが、暑いせいか真夏は乗馬クラブが空いているので、体力に自信があるならおすすめです。
ところで馬の汗は白色をしています。競馬場で馬のゼッケンの下が白く濡れているのを見た人も多いのではないでしょうか。これは、馬の汗にはラセリンという界面活性剤と同じ性質を持つ物質が含まれているためで、毛でおおわれている馬体から効率的に熱を逃がすために重要な役割を果たしているようです。
以下、この時期に乗った馬の紹介と個人的な感想です。
前回に引き続き、専らこの子に乗っていた。暑さのせいか集中力を欠くことも多かった。一度、近所の工事現場の音にびっくりして駈歩に入りかけたことがあった。あのとき落馬しなかったことが後々の自信につながったと思うので、彼には感謝している。(今回の記事のカバー写真はオメガブレイン本人。)
今回は31鞍目~40鞍目を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか。今回は馬装を中心に書いてみました。理屈はわかっても、馬毎に性格は違うし、同じ馬でも季節や天気で気分が違ったりするので、騎乗だけでなく馬装も慣れるまでが結構たいへんでした。最終的に気合と根性という身も蓋もないマインドが様々な経験を通じてだんだん養われていきます…次回もお楽しみに。
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