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乗馬レッスンの記録(41鞍目~50鞍目)

これまでのあらすじ

ウマ娘にハマった結果、体験乗馬行ったり、乗馬ライセンス5級を取得したり、乗馬クラブに入ったりした。(面白かったら「スキ(いいね)」お願いします。)

前回に引き続き、乗馬レッスンの振り返りです。

※以下、個人の感想ベースの記述となりますので、乗馬レッスンを受ける際には所属される乗馬クラブやインストラクターの指示に従ってください。

41鞍目~50鞍目の目標・学んだこと

前回・前々回に引き続き基本的な馬の乗り方の習得で、目標としては下記となります。

  • 基本姿勢を保った状態で軽速歩の継続ができる

  • 速歩で脚の圧迫をすることができる

  • 速歩で歩度の増減が概ねできる

  • 馬間距離を調整し、一定距離を概ね保つことができる。

前回の記事ではこれらの馬に跨り馬を操るための訓練に加えて、馬装について紹介しましたが、この時期さらに学んだことがありました。それは馬の手入れです。

馬の手入れ

乗馬クラブで行う基本的な馬の手入れは大きく3つです。

  • ブラシ

  • 裏掘り

  • タオルで拭く(雨の日のみ)

他にもシャンプーかけしたり、蹄にオイルを塗ったりもあるようです。

馬の手入れの方法

おおざっぱに説明すると下記のとおりです。

ブラシ

ブラシかけはお風呂の代わりです。馬場に出て付いた汚れをブラシで落とし、毛並みを整えます。頭からしっぽにかけて、上から下、前から後ろに毛並みに沿ってかけるといいと思います。また、馬場状態が悪いと肢が泥だらけになりますが、乾くと全く取れないので、レッスンが終わって洗い場に戻ってきたらすぐに取ってあげた方がいいと思います。「水をかけて洗えばいいじゃん」と思いますが、水にぬれたままにすると風邪をひくリスクが高まること、蹄が水に弱いことから、基本的には水はかけません。馬用シャンプーを使って洗うオーナーさんもいますが、洗った後にタオルで何回も拭いたり、蹄にオイルを塗ったり、かなり時間がかかるようです。前回同様他力本願になりますが、詳しくは下記の動画を見てください。

ブラシかけすると大概の馬は気持ちよさそうにします。ブラシかけ中寝そうになる馬、終わると「もっと」と言わんばかりに甘噛みしてくる馬、気持ちがいいのかだんだんチ〇コ伸びてくる馬など様々です。一方で、馬はみんなブラシかけ好きだと思ってましたが、ブラシかけが嫌いな馬も一定数います。ブラシの刺激が気持ち悪いのか、威嚇してきたり蹴ってきたりする子もいます。とはいえ、手入れしないと病気のもとになるので、子供に言い聞かせるように「はい、やりますよ!おとなしくする!」と声をかけて、もたもたせずにさっとやるのがポイントです。最終的にものをいうのは気合と根性です。

馬にとってのブラシは、人間にとっての頭皮マッサージ器の感覚かも

裏掘り

馬の蹄の裏に詰まった泥などを落とす作業です。馬の蹄は水に弱く、また泥には土以外に藁や糞も混ざっているので、きれいにしないと角質が腐敗し、病気になります(デリケートすぎないか?と思うけど、野生の馬はどうしてるんでしょうか…)。なお、漢字は「堀」ではなく「掘」です。詳しくは下記の動画を見てください。

馬の尻の方向を向いて馬の肢の横に立ち、馬の体を支えてあげるように肩をもたれかけて足を持ち上げます。馬も裏掘りを覚えているのか、横に立って「裏掘りするよ」と言うと勝手に肢を上げる馬が多い…気がする。一方で、裏掘りが嫌いな馬も一定数います。肢を上げないならまだいいほうで、確実にこっちを狙って踏んづけてこようとする馬もいるので注意しましょう。とはいえ、手入れしないと病気のもとになるので、またしても子供に言い聞かせるように「はい、やりますよ!おとなしくする!」と声をかけて、もたもたせずにさっとやるのがポイントです。最終的にものをいうのは気合と根性です。

裏掘りには裏掘り用鉄爪(てっぴ)を使います。カギの部分で蹄の裏に詰まった泥をおおざっぱにかき出し、ブラシで残りをきれいにします。

裏掘り用鉄爪(てっぴ)

41鞍目~50鞍目の感想

今回は8~9月に実施した内容です。暑い時期は馬も汗をかくので手入れは清潔と健康を保つために重要です。

以下、この時期に乗った馬の紹介と個人的な感想です。

ブラシかけ好き。裏掘りもさせてはくれるもののやや苦手らしく、特に前肢を裏掘りしようとすると「それはちょっと苦手かも…」と言わんばかりに服を噛んで引っ張ってくる。振り向くと「いや、私なにもやってません」とそっぽを向く。後肢は普通に裏掘りさせてくれる。(今回のカバー写真はグランクロワです。)

ブラシかけ好き。好きすぎてブラシかけてるとだんだんチ〇コ伸びてくるのはこいつ。

今回は41鞍目~50鞍目を振り返ってみましたがいかがだったでしょうか。今回は手入れを中心に書いてみました。馬との絆を深めるためにも、乗馬中の扶助も大切ですが、馬を降りたあとの手入れも重要だと思います。お金払っているとはいえ、馬が健康で長生きしてくれるようにできるだけ丁寧に手入れしたいと思います。次回もお楽しみに。

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