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~2024~台灣旅の巻 初心者さんから中級者まで


まえがき

コロナ禍の縛りから開放され6年ぶりに台灣へ行ってきました。
その時から変化したものや改めて便利だなと思ったものについて、これから台灣へ旅行する人のために書き残そうと思います。
(パスポートの取得や飛行機の手配等はわかりやすいサイトが他にたくさんあると思うので割愛します)

出国前に準備すると便利なこと

オンライン入国

昔は飛行機のなかでCAさんから渡される紙の入国カードに名前や旅の目的を書いて台灣到着時に渡していました。
難しい項目はそんなにないけれど機内食たべたり景色をみたり移動中は有意義に時間を使いたい。そんな要望に応えてくれたのか今ではオンラインで事前に申請できるようになっています。

  • オンライン申請の申請方法&書き方

    • https://niaspeedy.immigration.gov.tw/webacard/にアクセス
      (チープなデザインを見て一瞬面食らうけど国が用意したちゃんとしたサイトです)

    • 全5ページで詰まりそうな項目は3つくらい

      • Visa Type

        • 旅行等90日以内の滞在はビザ免除されるのでVisa-Exemptを選択

      • Entry Permit/Visa No.

        • ビザなしなので空白でOK

      • Occupation

        • 学生さんなら「學生/STUDENT/SCHOLAR/PUPIL」

        • 会社員なら「職員/CLERK/EMPLOYEE/STAFF」

  • オンライン申請がおわったあと

    • そっけない一文が送られてきます。受付番号とか特にないし不安になるけどこのメールを受信できれば申請完了です。

  • 台灣到着時

    • 上で入力したパスポート番号に申請情報が紐づいているので紙のカードを出さなくても入国審査官から尋ねられることはありませんでした。もし聞かれたら『Immigration procedures are completed by online.』と伝えれば通れるはず。発音が不安ならとりあえずバイオンラインとか言っておきましょう。

オンライン帰国

たのしい海外旅行から帰国したあと最後のめんどい作業がこの検疫&税関審査。免税品を買ってなくてもすべからく提出を求められます。

ただ、こちらも時の流れとともに入国審査カード同様紙ではなくオンラインで申請できるECOコースが設けられました。

あらかじめVisit japan Webでアカウント登録をしておき、帰国日に「検疫(健康状態確認)」や「税関検査」に関する項目を送信するだけで長蛇の列を回避できます。

(21時成田着の便で帰ってきたとき紙の提出待ちは各ゲート10人くらい並んでいたけどオンラインで通過したのは自分しかいなかった程)

Visit japan Webでの登録が完了するとQRコードが発行されるので、そちらをスキャンして免税範囲内ならそのまま無事に開放され、免税を超える場合でも関税の計算カウンターまですばやく移動できます。
(2024年2月現在の対象空港は成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港)

SIMカード申し込み

現代社会において必須インフラとも言えるネット環境。

レンタルWi-FiやSIM等選択肢はいくつかあるけど私のおすすめはプリペイドSIMカードの事前注文。
桃園空港内でも買えるけど結構並ぶし窓口でペラペラ言ってる時間がもったいないです。

  • プリペイドSIMのメリット

    • レンタルモバイルWi-Fiと比べて安い

      • 某イッテキューWi-Fi1日分の利用料払えば1週間くらい使える(無制限プランの例)

    • 充電不要

    • 返却不要

    • スマホを落とさない限り無くさない

  • プリペイドSIMのデメリット

    • 本体設定がやや複雑

プリペイドSIMも物理SINとeSIMに分かれますが私は安定性で評価の高かったTaiwan Mobileの物理SIMを選びました。前評判通り繋がらないシーンがまったくなかったのと、速度も日本にいる間とおなじくらい出てて遅いと感じることはありませんでした。

大手サイトのkkdayから事前購入することで当日はQRコードを見せるだけでスタッフさんがSIMのセットからスマホの設定までしてくれるのでスムーズに開通できます。
→上のリンクは桃園、高雄受け取りのものだけど松山空港でも別SIMを購入できます。

以前はAmazonでプリペイドSIMを買って日本からさしていって利用したのですが、2024年2月現在は評価の高い商品がなかったので上におちつきました。

ほんやくコンニャク

21世紀の猫型ロボットが授けてくれる国際派アイテム。
それがほんやくコンニャクことGoogle翻訳(アプリ)です。

日本語を入力してくれると良い感じに中国語にしてくれるうえ音声出力もできるので発音の練習もできます。言語データをあらかじめダウンロードしておくと電波がない状態でも翻訳できちゃうまさに救世主ドラえもんです。
このGoogle翻訳に連動して活躍してくれるのがGoogleレンズ。
怒涛の漢字ラッシュに向けて画面をかざすと一瞬で翻訳してくれる近未来アイテム。
レストランのメニューを見て一件一件漢字を手入力してる間にお腹が背中とくっついちゃうのでこちらでさっと眺めちゃいましょう。
(スマートグラスに実装してくれたら超便利だな)

台灣で買ったこれが
こうなります

台湾に着いてからすること

SIM受け取り

桃園空港はフリーWi-Fiが飛んでるので飛行機から降りたらそちらに接続。

kkdayの購入履歴から引き換え場所まで行ってQRコードと利用したいスマホを見せてパスポートを提示するとSIMをセットしてくれます。
似たようなカウンターデザインなので②とか④とか番号を目印に並びましょう!(私は勢いで違う列にならんで10分くらい虚無の時間を過ごしました)
SIMセットしてもらったら念のためフリーWi-Fiを切ってモバイル接続を試すと安心です。
通信に問題なければ謝謝(※)とお礼を伝えて次のミッションに進みましょう。
(※)日本人はシェイシェイと言いがちですがシエシエ Xièxièの方がネイティブの発音に近いです。

キャッシング

電子マネーやクレカが使える店が増えてきたとはいえ、現金マネーも手元にないと安心できません。
入国後あまり時間に余裕のない人は日本でゲットした方が安心ですが、手数料を考慮すると台灣現地で台湾ドルに替えた方がおトクです!
中でもおすすめはMRT(地下鉄)構内やファミマにたくさん設置されている國泰世華銀行のATMキャッシング
このATMのありがたいところは他のATMで発生しがちな100元の手数料を取られないところ!浮いたお金で美味しい小籠包を食べましょう!!

とても目立つブラジルカラーの筐体に笑顔のお兄さんが旅人をお迎えしてくれます

万能電子マネー悠遊カード(ヨーヨーカー)!

日本で言うところのSuika的存在。
MRTの券売機やコンビニで100元で売ってます。
ただこれはカード自体の料金なので実際につかう金額をチャージすることで初めて利用できます。
チャージは現金やクレカで増やせるのであとはMRTに乗ったりコンビニで使ったり財布を出さずSuika感覚で使えるので超便利!

使える場所一覧

5000ドル魔法のカードキャンペーン

長いので別記事にしました

その他の便利ツール

Uber ウーバー

イーツじゃない方のアレ。
乗車地点と目的地をセットすることで事前に確定金額が算出されるのでメーター見ながらハラハラすることもなくなります。
日本のウーバーは目安表示でしかないのでこれだけでも安心できますね。
今回の旅では2日連続終電後に移動する必要があったので本当に助かりました。(謝謝K氏)

YouBike

日本でも都心部を中心に広がりつつあるシェアサイクル。
台灣では2009年から登場し完全に市民権を得ています。
前述の悠遊カード&クレカ登録で利用できますがサイトやアプリからの事前登録ではなく町中にあるYouBikeが停まっているステーションに行く必要があります。
最初のハードルは高いものの30分で10元で乗れるのでちょっと移動したいときに役立ちます!

あとがき

ようやく書き終えた!
海外旅行自体ひさしぶりだったけどブログ的なものを書いたのも10年ぶりくらいなので文章つくるのもなつかしかった!

めんどくさがりな自分がこの記事を書こうと思ったのも台灣に行くたび現金化の最適解はどれだろうとか、入出国時になにすればいいんだっけとか思い出すのが大変だったのがきっかけ。

今回改めて情報を調べつつ自分なりの整理をしたけど、それができたのも先人たちがいろんなノウハウをネットの海に流してくれたから。

この見知らぬ誰かたちのサポートを受けて今回の旅が成功したと思ってるので、このnoteを読んで誰か一人でも役に立ててくれたら嬉しいな。

読んでくれた皆さんの旅がよいものになりますように。

あとがきのあとがき

今回の体験を受けて敬愛するコジマ監督のDEATH STRANDINGの体験を思い浮かべた。

ゲーム内でカイラル通信と呼ばれるシステムが復旧することで、過去に他プレイヤーが残してくれた目印やアイテムがフィールドに出現する。
このシステム要素を使ってゲームを有利に進められるのだ。
それらは他プレーヤーからの明確なメッセージや意思が明示され置いてある訳ではないし、つかうことを迫られるわけでもない。
でも見知らぬ誰かが残してくれた要素が自分をサポートしてくれたことで、自分も同じように誰かの役に立てばいいなと思って目印やアイテムを置いていく。
このゆるくてかるい連帯感が心地よかったなと今回の旅で実感できた。

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