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#4 『我慢して生きるほど人生は長くない』自分のルールに基づいて生きる道を探す (前編):読書する猫

おはようございます!
遠回りする猫です。

『我慢して生きるほど人生は長くない』を読んでいます。
著者は心療内科医の鈴木裕介さん。自助団体を立ち上げたりコンサルタントに従事されたりと、変わった経歴のお医者様です。

この本を買ったのは少し前。
当時、自分のためになるからと言い聞かせて無理に努力していた時で、タイトルに心惹かれて大して中身も確認せず購入しました。

途中まで読んだところで自身の抱えている問題に気付き、捉え方を変えて問題に対処できました。

そして最近気づいたんです。最後まで目を通してないなと。

また、問題の渦中にいた当時と今とではまた違った視点での学びがあると考えて読み直すことにしました。

備忘録として、前半部分をざっくりまとめておきます。

・多くの人が他人や社会が決めたルールを自分のルールよりも優先させて必要以上に我慢をしており生きる意味を見出せずにいる。

★そこで必要になるのが「自分の物語化」。自分の人生に対して自分が納得できる意味づけをしていく。

・人間関係が最も厄介。自分と他人の境界線が曖昧だと生きづらくなる。

・キーワードはラインオーバー。自分の利益や自尊心を守るために、ときにはきちんとお断りする。

★他人の言動に多かれ少なかれ違和感を覚えるのは当たり前のこと。違和感を自覚し、受け入れ、なぜ・どこに違和感を覚えたかをきちんと考えることは自分や他人についてより深く理解するチャンス。

・我慢は美徳ではない。我慢することで得られるメリットは何か、自分はそのメリットを欲しているか、コストに見合っているか、我慢の期間が決まっているかをきちんと吟味すべき。

人生ほどほどにポンコツでよい。会社や社会で良いとされているものを目指しすぎると自分が本当にやりたいこと、本当に望んでいることが後回しになってしまう。

改めて読み直すと「人生ほどほどにポンコツでよい」、この言葉すごくいいなと感じました。

もちろん高い水準を目指して頑張ることは良いことです。人は易きに流れてしまいがちですし、人間として大きく成長することで幸せを感じるのも確かだと思います。

でも、その努力の方向性が自分のルールに合致しているかどうか、知らず知らずのうちに他人のルールに縛られていないか、この観点は大切ですね。

考えが甘い、そんなんじゃ上手くいかないと思うかもしれませんが、適切な環境で努力することって大事じゃないでしょうか。


→後半パートに続きます

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