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他チームの開発案件をお手伝いさせてもらった新卒2年目のエンジニアの話

こんにちは、株式会社マネーフォワードにて『マネーフォワード クラウド勤怠』(以下、『クラウド勤怠』)を開発しているエンジニアの田場と申します。2020年の春に新卒入社して、現在エンジニア2年目になります。普段は業務で Rails を書いています。好んで使用するエディタは Vim です。


この記事では給与チームに開発案件のお手伝いに行ってみて、何をやっていたのか、その都度何を学んだのかについて書いていこうと思います。現在就活中の学生や、マネーフォワードに興味のある方が、マネーフォワードのことについて少しでも知るきっかけになれればと思います。

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お手伝いのきっかけ

実は配属されて初期の頃に、勤怠チームのプロダクトマネージャーには、「プロダクト横断のタスクをやりたいです!」と意思表示をしていました。今回、給与チーム側でヘルプが欲しいかもとなったタイミングで、プロダクトマネージャーに意思表示していたことが功を奏し、結果自分にお声がけいただけたのがきっかけでした。マネーフォワードではこのように、「ベトナム拠点での開発にチャレンジしたい!」「他のチームの案件に携わってみたい!」という社員のチャレンジングな意思表示を尊重しており、背中を後押ししてくれる文化があります。そんなチャレンジングな意思表示を経て、去年ベトナム拠点に異動をした2020年の春に新卒入社したメンバーの記事もありますので、良ければこちらもご覧ください。

お手伝い中にやったこと

給与チームに移籍し、プロダクトマネージャーと認識合わせを行い、スケジュールを立て、開発に臨みました。大きく3つのタスクに分かれて、開発は進められました。

2021年2月中旬 - 2021年3月
・ 社内用ライブラリ の作成
2021年3月 - 2021年4月
・ 内部向け API 開発
2021年4月 - 2021年5月上旬
・ 外部 API を利用した従業員情報更新機能の開発

開発を通してわかった一つのメリット

お手伝い中に社内用のライブラリ ( Gem https://www.ruby-lang.org/ja/libraries/ ) を作る機会がありました。ライブラリと言ってもアプリケーションから複雑難解な計算ロジックを切り出して、他プロダクトでも使える汎用的なものを作るわけではなく、『マネーフォワード クラウド』のプロダクト間で利用する API クライアントのようなものです。 1からライブラリの開発や API クライアントの開発をしたことがない私は、作業を進めようにも、以下のような疑問をどう解消しようかと手を止めて考えていました。

・ 最低限どういうメソッド群が必要なのか?
・ どこまでエラーハンドリングを行うべきか?
・ そもそもプライベートな Gem を作る上で気をつけることはあるの?
・ ディレクトリ構成はどのようにするのが正解だろうか?

まずは作ろうとしている Gem がどうやって作られているのかを知ろうと思い、公式のわかりやすいドキュメントを読み進めました。

それと並行して、少し前に似たようなライブラリを開発していた同期メンバーに直接相談したり、多くの参考になるリポジトリが会社の Organization Account 内に存在していたためPull Request やコードを読み進めたりしました。2020年の4月に新卒で入社してからというもの、こうやって社内の他リポジトリの実装を参考にする、といった経験があまりなかったので、改めて参考になるリポジトリの多さにありがたみを感じました。おまけにすぐに開発者が近くにいる環境であるため、詳しい内容については質問し放題で、万々歳です(勿論相手方の都合も考慮する必要はありますが)。

マネーフォワードでは、チャットアプリケーションに Slack を利用していて、様々な学習用のチャンネル、エンジニア向けの情報共有のチャンネルが存在しています。何かプライベートで学習やOSSへのコントリビュートなどを始める際など、機会に応じて共有されたナレッジを活用できる環境というのはとてもありがたいなと思います。

最後に

給与チームの開発をお手伝いした3ヶ月で、異なるプロダクトの実装において気をつけることやライブラリ開発のノウハウ、そして実装を進める中で駆け出しの自分にとってとても学びになる環境だと気づいたり、様々な学びがありました。この経験は今後の自分の仕事に活かすのは勿論のこと、これから入ってくる後輩にもどんどん共有し、これからの『マネーフォワード クラウド』のHR領域の成長にコミットし続けていこうと思います。

そして、『マネーフォワード クラウド』のHR領域では、一緒に働いてくれるエンジニアの方を絶賛募集中です。ビジョンに共感していただける方、是非一度お話だけでもしてみませんか?


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