見出し画像

ブロックチェーン実装事例を覗く④ 狂犬病ワクチン×スイスTPH編

こんにちは、医療系ブロックチェーン技術の可能性に魅せられたCat007です🐱🌈
今回はアフリカで実際に行われた(ている?)ブロックチェーン技術を利用したワクチンのサプライチェーン管理のお話です。

これまでもdHealth Network(ディーヘルスネットワーク)の公式ニュースを元に、世界でどのようなブロックチェーン技術の実装実例があるかご紹介しました。どのように実際に運用されているか興味津々です👀

まず、日本国内のワクチン接種動向


ワクチンの追跡はとても興味深いです👀
日本でも今、弱毒化したといえど新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株BA.2.75系統が爆発的に感染拡大中ですし。今はもうBA.5でしょうか?!


直近過去にはこんな問題もありました。
新型コロナウイルスワクチン接種の集計が、病院からの受診票のFAXと手集計でどこかの国が対応しているようだと。少し前にワクチン管理の現場の実情を噂で聞きました。

まさかまさかと、半信半疑でしたが…日本の自民党の河野太郎さんの演説でほんとだったと知る。しかも我が国…衝撃のメタバース演説会。


ちなみに…FAXと手集計の話は…確かこちらのTwitter スペースだった記憶が。もちろんどこの国のお話か国名こそは出ていませんでしたが、医療系ブロックチェーン技術に興味があってふんふん聞いていました。

全体的にとてもお話が深く面白い神回です。
英語ですが、チャレンジの価値あります!

スピーカーのEberhard氏の医学的な背景はこちらのページで説明しています😊

日本の厚生労働省さん頑張れ💪✨
すぐ手の届くところまで世界のブロックチェーン技術が押し迫ってきています。

さて、本題に戻します!

スイスTPHによる西アフリカでのワクチン追跡

まず、dHealth Network公式のユースケース記事から

【引用】
>ブロックチェーンテクノロジーを使用して、地域の医療提供者と保健および獣医当局との間の通信の流れを制御するのに役立てる。

まず、スイスTPHってどんな組織なのでしょうか?スイスTPHの公式ページはこちらからどうぞ。

医療系の研究団体のようですね。
新しい治療法とアプローチを政策と医療制度に統合する。国内外の大学と連携して科学を通して「世界をより健康な場所にする」ために存在する団体のようです。

さすが医療大国のスイス👀
毎度ですが、提携先のスケールが大きすぎて超絶ワールドワイド!驚きます😳


ここからが本番です!!!

【dHealth公式ユースケース 引用①】


>このプロジェクトは、dHealth Foundationを含む多くの機関、医療参加者、研究者が参加している欧州および発展途上国の臨床試験パートナーシップによって資金提供されています。

プロジェクトの目的は、プロジェクトのタイトルが主張するように、狂犬病にさらされた結果として起こりうる死亡や深刻な状態を回避することです。これは、各ワクチン接種者とその健康状態および健康状態の変化を正確に追跡することによって可能になります。


【Catコメント】
この西アフリカ×狂犬病ワクチンのプロジェクトには研究者だけでなく、引用にもありましたよう、沢山の研究関係者以外にも地域の医療提供者と保健および獣医当局が参加されているところがポイントです。(超ざっくり説明すると関係者がてんこもりプロジェクト)

dHealth Networkのブロックチェーン技術を使って、研究に参加するパートナーさんはdHealth Network上に記録されたワクチンのサプライチェーンデータを参照することができる(=ワクチンの在庫管理も正確に出来てしまう)模様。


【dHealth公式ユースケース引用 ②】


>プロジェクトの目標を達成するために実行されるプロセスは次のとおりです。医療従事者がこのタスクを実行している間、個々の線量のコードがスキャンされ、dHealthブロックチェーンに保存されます。さらに、患者のオフチェーン健康記録へのリンクも保存されます。


【Catコメント】

恐らく、QRコードを利用してタスク処理をQスキャンで済ませている説明だと思います。スキャンする度に、作業履歴がブロックチェーン上に刻まれるお手軽さが実装実例のポイントではないでしょうか?

さらに、患者さんはオフチェーンで自分の健康記録をつけているようで、そちらのオフチェーンデータのリンク情報も一緒にブロックチェーン上に刻んでいるようですね。

もう少しわかり易く説明すると、例えばお薬手帳までの記録をオンチェーンでブロックチェーン上に刻んで、患者さん個人の健康記録はオフチェーンで記録。後で健康記録(PHR/健康データ)とブロックチェーン上のデータを紐付けできる技術なのかなと思います。



【QRを使った実際の読取り参考】
(目指せ北海道さん/CellPiデモ/岐阜大学)

応用で入退室記録も刻めてしまう😊
ブロックチェーン技術の記録のとり方実例

目指せ北海道さん(岐阜大学)のブロックチェーン技術についてはこちらの記事でご紹介中👀


【まとめ】

これは、ワクチンの在庫管理が現実的にブロックチェーン技術で可能になることを示す記事だと個人的に感じています。しかも、QRコードをピッピッピッで、サプライチェーンマネジメントもトレーサビリティも実装できる。すごい実装実例…

しかも、実用が世界で進んでいるる🐱🌈
なかなかdHealth Networkに関する日本語記事が少なくて、素人がせっせとまとめた公式ユースケース記事、読みにくい所が多々あるかもしれませんが、どなたかのお役に立てますように✨

こんなに手軽に利用できるブロックチェーンがあるのですね!日本の厚生労働省さんにもワクチンのサプライチェーン管理にdHealth Networkをお勧めしたいです🇯🇵✨

参考/Takeaways from HIMSS 2022


先日フィンランドのヘルシンキで行われた約120社が集まるヘルステックイベント(Takeaways from HIMSS 2022)参加時の記事を貼っておきます。dHealth Networkのコアチームが登壇しています。

創設者Eberband博士率いるコアチームは、イベントの 2 日目 (2022年6 月15日)に講演者として参加し、「Web3と分散型の健康」というタイトルのセッションに参加しました。Scheuer の主な関心分野は、医療分野におけるブロックチェーン技術の応用です。イベント中、dhealthのEberhard博士は、健康データのデジタル化を進め、ヘルスケア全体の情報共有を強化するという財団の使命を表明しました。

うーん、Cooolなニュース😎✨
必見です👀

こちらの日本語記事もありますが、ポイントをまとめた記事のようです。


日本では、コロナで医療や保健所の現場が大変なことになっているとよく聞きました。私の近所の保健所も急に業務が拡大したようで、食品衛生課など関係ない部署は近くのビルに移転していました。

コロナ禍で、厚生労働省職員さんの激務ぶりが話題になることもありました。感染者数のピーク時には、地域の保健所が対応しきれていないニュースも目にします。

関係者の現場の皆さんが必死に事務処理などをこなしてくださっています。様々な現場の混乱をはじめとしたニュースを見る度に、ワクチンの在庫と、ワクチン接種券をブロックチェーンで管理すれば、相当な労力が省けて「管理の合理化」ができるのではないかと思いながら過ごしています。

アイデアはあっても政治的な力のない一般人の私は、様々な新型コロナウイルスで起こる実際の社会問題に揉まれながら、ただ嵐が過ぎ去ることを待つしかありませんでした。

dHealth Networkのブロックチェーン技術の利点をもう一度よく考えてみてください。例えばこのようなサプライチェーン管理のできるシステムをいちから開発するとすれば

①一体どれほどの開発費がかかりますか?
②それはどのくらいの時間を要しますか?
③導入すればどれだけの既存コストが圧縮されますか?
④導入による費用対効果=収益率はどうなりますか?

この問題を合理的に解決してくれるヒントがブロックチェーン技術(テクノロジー)です。本来ならば社内でシステム開発したり、外注でシステムを組んだり、新しいシステムを開発するには、膨大な費用と時間がかかります。

dHealth Networkのように医療に特化したブロックチェーンは、もう、既に専用のシステムがほぼ仕上がっています。自分用にシステムを改良する少しの手間と、システムの利用手数料のお支払いだけで、世界最新のシステムが使える世界観がすぐそこまで来ています。


そしてシステム利用料の手数料は、ハーベスト報酬で賄えることがほとんど。現在参加されているdHealth Networkのパートナーはスーパーノードプログラムを利用している所が多い印象です。ざっくり説明すると、パートナーとして株主になると配当でもらえるトークンが増えます。この配当でシステムの利用料が支払えるようなイメージです。

日本国内での税制などまだ整備されていないクリプト関連事業、このような日本政府が行う「規制のサンドボックス制度」の認定を受けることで、突破口が開けてくるかもしれません。

スーパーノードプログラムについては、こちらの記事がわかりやすいです。
Symbolが出てきますが、記事にありますようdHealth NetworkはSymbolを基盤にしたコピーチェーンです。プロジェクト自体は別のもので、dHealth Networkは単独で医療に特化したブロックチェーンとして開発が進んでいます👍

ブロックチェーンは価格面の変動が激しく、どうしてもブロックチェーン=仮想通貨=怪しい。のイメージがまだまだ根強い現代社会。このイメージは世界共通ですね。実際怪しい国外プロジェクトなんてゴマンとあります。

Web3という言葉が出てきた理由も、どうやら既存のブロックチェーン=仮想通貨のイメージを払拭するために使われたとか、そんな話を聞きます。

Web3という言葉が出る前からブロックチェーン技術は変わらず存在しており、テクノロジー自体の理念や原理は何も変わっていません。人のイメージや印象って面白いですね🙂

あなたは、ブロックチェーンにどのようなイメージを持たれますか?

ぜひ、dHealth Networkの最新ユースケースの記事をご覧下さい。内容が少し複雑なものもありますが「医療に特化したブロックチェーン技術」という意識で、ご興味がある部分だけ、まずは目にして頂ければと思います😊


【ブロックチェーン実装実例覗くシリーズ】
(dHealth Network 公式情報ベース+解説)

個人的には、こんな世界の常識が覆りかねない、ブロックチェーン技術実装の黎明期に生きていてよかったです。一緒にプロジェクトが育つ過程をリアルに見れるのですよ🐱

先日のAI×臓器移植×iPS細胞の研究の例は、ブロックチェーン技術を応用した発明に等しい研究だと思います。移植後の拒絶反応を少しの特定遺伝子に切り込みを入れることで、成功率が大幅改善。これ、すごくないですか?(詳しくは、紹介記事をご覧ください)


dHealth Networkのテクノロジーで、病に苦しむ方や、支えるご家族さまの全ての生きる希望になれますように!

この可能性があるため、d(Health)ウォッチは辞められない止まらないわけで、毎日昼夜問わず時間があれば、何かをリサーチしています。

非テックでも、なんでもない、仮想通貨歴もまだ浅い、ただの猫でも調べることは出来ますし、自分の言葉で紹介もできます!
これは仮想通貨の中でも特有の文化「推し活文化」です。

変な目で見ないでくださいね!
元々、時代の先を読むことが好きな
クレイジーな猫ですから🐱

🔔dHealth Network公式リンク集🔔
👉現在取扱い取引所MEXCのみです
こちらのリンクから入ると手数料が10%OFFで、DHPの売買ができます

▶️dHealth公式HP(英語)

▶️Discord(ほぼ英語/一部日本語あり)
⭐1番情報が集約しています

▶️日本語公式medium

▶️Linkedin公式(英語)
https://www.linkedin.com/company/dhealthfoundation/

▶️YouTube(英語)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?