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G1レース、こんな人気馬は買ってはいけない!

2021年秋のG1競馬、スプリンターズS(ダノンスマッシュ)、秋華賞(ソダシ)、菊花賞(レッドジェネシス)と今までのところ一番人気が不振で全て馬群に沈みました。

G1で人気馬を軸に馬券を買う人は多いと思います。その時にヒモにした穴馬は来たのに、肝心の軸馬が飛んでしまうほど悔しいことはないですよね。
そこで私なりの危ない人気馬の見つけ方をまとめてみます。

チェックポイントは3つ
【1】実績
【2】好走時との馬場の比較
【3】オッズの比較

【1】実績
G1実績をABCにランク付けします。AはG1勝ちのある馬、Bは2着、Cは3着です。
ただ3歳限定戦や牝馬限定戦で付いたランクは、古馬混合戦に出走して来た場合一つランクが落ちます。
例えば、コントレイルは三冠馬ですが古馬混合G1を勝ててないのでBとなります。
あと、C以下には落ちません。これはG1で馬券になったという履歴を残すためです。

【2】好走時との馬場の比較
G1で人気に推されるには、その要因となるレースが必ずあります。今走がダービーなら皐月賞がそのレースに該当しますよね。
この二つのレースの馬場状態に開きがあると危ない人気馬となります。

2012皐月賞は稍重馬場でゴールドシップ1着ワールドエースが2着でした。ダービーでは高速の良馬場でこの人気2頭は4,5着に負けました。

逆のパターンだと、2009年。高速馬場でアンライバルドが皐月賞を勝ちダービーでは2.1倍の圧倒的1番人気に推されましたが、そのダービーが極悪の不良馬場で見せ場もなく馬群に沈みました。

このように人気の要因となったレースと当日の馬場状態に大きな開きがあると疑ったほうが良いです。
今年のスプリンターズSのダノンスマッシュは高松宮記念の重馬場勝利と香港G1の実績が評価され1番人気になりましたが、ご存知の通り今年の秋の中山は高速の内伸び馬場で、伸びあぐねて飛びました。

【3】オッズの比較
これは、高値掴みを避けるために是非チェックして欲しいポイントです。
人気の要因となった好走時のオッズと今回のオッズが開きがありすぎるとかなり高値掴みの可能性があります。
人気での履歴。過去に重賞で人気になった時の着順も要チェックです。
ソダシはオークスで1番人気で飛んだという履歴がありましたよね。

それではこの3つポイントを見ながら菊花賞の1,2番人気のレッドジェネシスとステラヴェローチェを危険度合いを振り返ってみます。

【実績】Bタイトルホルダー、Cステラヴェローチェ、Cオークスレース(ホープフルS2着だが、2歳時なのでワンランクダウン)
この三頭です。レッドジェネシスは、ランク外。

【馬場】神戸新聞杯が不良馬場。菊花賞は良馬場と馬場差に開きがあります。稍重と標準的良馬場くらいならさほど気にすることはないでしょう。
不良馬場を走った後で間隔も詰まったローテーションなので疲労が心配です。

【オッズと人気の履歴】レッドジェネシスは10頭立てのトライアル神戸新聞杯で26.5倍、そして本番の菊花賞は18立ての3.9倍。頭数も増えて相手強化なのに、オッズは6分の1まで減りました。典型的な高値掴みです。
ステラヴェローチェはオッズの比較では問題ないですが、1番人気履歴だと共同通信杯で飛んでます。

レッドジェネシスは実績、馬場、オッズの三項目とも黄色信号が点灯してます。
ステラヴェローチェは、馬場と人気履歴で引っ掛かります。

予想は、競馬の醍醐味で楽しいものです。
「菊花賞だー、ディープとサドラーが狙い、長距離の友道厩舎で間違いない」とレッドジェネシスを本命にしたファンは多いと思います。

私が今回の記事で伝えたいことは「ちょっと待って、その予想に入る前にこの三項目はチェックしてみませんか」ということです。

いかがでしたかね?そんなの知ってたわという人も多いでしょうけど今回の記事の反応が良ければ、次回は【G1での穴馬の見つけ方】でも書きますかね。

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