体幹データを馬券に落とし込む方法 【Paddockシート的馬券回顧】

私が20代の頃、競馬の情報を得たり勉強する時は、雑誌や本といった印刷物でした。
今の若い方は、動画ですかね。私も、競馬系YouTubeを時々視ます。目的は、今どんな予想が人気あるのか、自分の持っている知識にアドバンテージはあるのか、それとも時代遅れなのか…等々、要は敵地視察です。

レースを視ながらの重賞のレース回顧&解説を視て思うのは、何故パドックから振り返らないのか?ということです。
レースでの各馬の好凡走の要因に、当日の馬の状態が密接に関わっていることは、知らないはずはないでしょう。
パドックから振り返らないないと、せっかくレースを細かく分析しても次のレースにフィードバックすることが出来ず、レース回顧がただの感想戦記で終わります。

パドックには、沢山の情報が詰まっていて、一般的にはレース前の馬の調子や気合いを見定めるところですが、馬見の能力が有る人は、適性や成長、衰退を見極めることが出来ます。

先週の日曜日、体幹データを用いてPaddockシートの多くのユーザーが的中することが出来た阪神12Rを振り返ってみましょう。

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これは、単勝1.9倍の1番人気に推されたミエノワールドの過去走の指数とその時の体幹データです。
3走前にTP66を叩き出し1勝クラスを圧勝してます。このレースが評価され今回1番人気だったのでしょう。これは、MTPも他馬と比較して大きく離しており、その評価は間違ってはいません。この時の体幹は【5】。
しかし、5カ月振りの休養明けで出走した前走の体幹は【3】に落ちています。それに応じるかのようにTPは57と伸ばせてません。一叩きした今走は、常識的には状態が上がって来るはずですが、直前情報をみて確認してみましょう。

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何と状態が良くなるどころか体幹が【2】に落ちているではないですか。これでは、体幹【5】で走った3走前のパフォーマンスは期待出来ませんし、むしろ馬券外に飛ぶ可能性が大きくなりました。

過去のレースやパドックがしっかりフィードバックされているPaddockシートを使うと、たとえ馬見が出来なくても、このようにミエノワールドの衰退を知ることが出来ます。

馬券は、ミエノワールドをバッサリと切りMTP○と▲が同居した7枠から、指数と直前調子1が入った568枠へ枠連流し。何れが来てもレース回収率500%は達成出来ます。

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馬券は当てることが出来ましたが、反省点も多いですね。
なぜ枠連流しにしたかというと、購入前の自分の印的には、◎14△他の指数入りの馬という感覚でした。
改めてMTPと直前情報を読み直すと、12番を14番同等の位置まで引き上げることが可能でした。
そうなると、枠連は67だけにして、3連複12―14流しは買えたはずです。まだまだ甘いですね。
他のユーザーの方も同じアプローチで、沢山の人が馬連や3連複を当てていて掲示板は盛り上がってました。

【おまけ】
体幹の上げ下げが分かると、香港競馬でも馬券を当てることが出来ます。発走直前の掲示板でのやり取り。

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