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Cassette brothers Show 「カセットブラザーズ的ニューイヤーロックフェスティバル!」(通算291回)

♪♪今日のプレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/6ZkPuudkWwXgGO18oBmBlF

1号、2号:こんばんは、Cassette Brothers Showの時間です。
2号:遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1号:いや、遅くないんだ
2号:なんで?
1号:君は「ニューイヤーロックフェスティバル」を知っているかい?
2号:年末に博品館でやってた…。
1号:そう、それ! で、今日はカセットブラザーズ的ニューイヤーロックフェスティバルをお届けしようと思いまっス。
2号:でも、もう2月。
1号:地方在住のロック好きにとってはそれがリアルなんだよ。これは2月とかもう3月頃の深夜のテレビで放送されていたんだ。
2号:そういうことか。
1号:きっといろんな力関係とか、スポンサーとかの事情でそうなったんだろうけど、なんか2月の終わりにニューイヤーっていうのがロック的で面白かったな。

<M01:ローリングオンザロード・内田裕也>

2号:内田裕也って、なにした人なんだかイマイチわからないんだ。なんか常に怒ってるイメージ。
1号:芸風なんだか、リアルなんだかわからないけど、存在感だけは凄かったよな。でも、もともとはロカビリー系のシンガーでしょ、「タイガース」を発見したり、こういったイベントを主催したり、映画を作ったりいろいろ忙しいんだよ。でも、俺的に最も凄いと思うのは「フラワートラベリングバンド」かな。ミュージシャンっていうよりプロデュースなイメージ。そしていつも怒ってる。
2号:この曲は格好良いね、今日はぜんぶ1号の選曲でお送りしますが…。
1号:なんかこの曲、イベントのラストに御本人が登場して、これを歌ってる景色が見えそうじゃん。
2号:そのときは怒ってない。
1号:で、出演者全員で “♪I’m lucky man” の大合唱みたいな。
2号:そんな感じだなぁ。

<M02:コミック雑誌なんか要らない・頭脳警察>

2号:これは良く知ってる。頭脳警察のオリジナルなのに、いつの間にか内田裕也の代表曲になってるのかな。
1号:これと同じタイトルの映画は、「ビートたけし」の存在感が凄かったけど、この曲は内田裕也が東京都知事選挙に出馬したときに、政見放送の中で歌ったんだよな。
2号:政治家目指すのにパンク的っていう、あのパラドックスな感じは衝撃だったよ。それも英語とフランス語の政見放送。
1号:内田裕也は、映画も面白かった。「コミック雑誌なんかいらない」も凄かったけど、「水のないプール」を観たときも衝撃だったな。地下鉄の切符を切る鋏の音がこだまして、あれは素晴らしい演出だと思ったよ。そして「ピンクレディー」のミーが…もう、お世話になりまた。
2号:なんか、君は内田裕也が好きなんだな。
1号:嫌いなんて言ってないよ。ただ怖そうだから、遠くからそっと観たり聴いたりしていたいだけっていう。そう、別に内田裕也に限らず、会ってみたいとかお話したいミュージシャンなんて誰もいないよ。作品だけでじゅうぶん。
2号:正しい在り方だね。

<M03:Rusty Nail・X Japan>

2号:この人たちはニューイヤーには出てないよね。
1号:紅白歌合戦をラジオで聴いてたんだけど、Xかと思ったら、YOSHIKIのソロプロジェクトでガッカリしたな。
2号:僕はテレビで観てたけど、人気ロックミュージシャン大集結って感じで凄かったぞ!
1号:いや、言いたかったのは「Rusty Nail」はやっぱり「X JAPAN」で観たかったってことでさ、やっぱりこの曲は「X Japan」でないと。で、こっちのニューイヤーロックには出演いただいた次第です。
2号:なんかさ、Xに限らずだけどバンドが解散じゃなくって、こんな感じって切ないよね。
1号:まぁ、バンドも長く続けば会社みたいなもんかもしれないから、人事は仕方ないのかもしれないけど、「ハウンドドッグ」なんかもさ、そういうのってどうにもならないのかもしれないけど、切ないっていうか、楽曲を聴く気持ちもフェードアウトしちゃうんだよ。
2号:楽曲に罪なし。
1号:いや、ホント。この曲は好きだなぁ。歌詞は悲しいんだけど、なんか聴いてて元気が出るんだ。疲れたときとかこの曲でパワー注入、自分的にはリポDみたいな曲です。

<M04:そのキスが欲しい・沢田研二>

2号:ニューイヤーロックフェスティバルって、その時の大スターも出てたよね。
1号:ダウンタウンブギウギバンドとかアンルイスとか、しっかり出てた。
2号:ジュリーの出演はやっぱり内田裕也→タイガースの流れかな?
1号:そうかも。ステージ上でジュリーが内田裕也と打ち合わせっていうの? なんか内田裕也がジュリーにいろいろ言ってるシーンがあったのを覚えてる。そのときも内田裕也って偉い人なのかなって思って観てた。
2号:ところで、この曲は初めて聴いたよ。
1号:この曲はね、沢田研二還暦ライブをテレビで観て良いなって思ったんだ。確かそのライブの1曲目だったと思う。なんていうのかな、ロックなんだろうけど、でもちょっとフォーク的な匂いもして、私的には大好きな曲なんです。

2号:で、次はいきなり陳信輝が来る?
1号:ニューイヤーロックフェスティバルは、横浜系のミュージシャンも良く出てた。いろいろ聴きたかったんだけど、良い音源が無かったので今日はこちらを、バラカン方式でかけます。
2号:そう、ニューイヤーロックフェスティバルはブルース的な曲も多かったな。
1号:で、深夜放送だったし、ギターソロのあたりで…。
2号:寝ちゃうんだ。
1号:で、気が付いたら、もう朝の天気予報とかやっててさ、あーっていう。
2号:ビデオも録ってないし、うーって、そのまま学校行くしかないんだな。
1号:そうやって少年時代の新年は完全終了していったんだな。

<M05:Big Head Woman・スピードグルー&シンキ>

1号:ブルース的なのをもう一曲。

<M06:Still Got The Blues・葛城ユキ>

2号:これって、「ゲイリームーア」のあれだよね。俺ね、「葛城ユキ」を夢グループの同窓会ライブで観たことあるんだよ。
1号:これだな。

2号:そうそう、もうさ、この歳になっちゃうと夏フェスも、中津川フォークジャンボリーも、皆同じ! 格好良いステージが観られたらもう満足。みんな歌上手いしショーアップされてて素晴らしかったんだよ!
1号:これこそテレビでやってほしいな。やってるのかな?BSとかで。

<M07:Ticket To The Moon・クリエイション>

1号:ニューイヤーロックフェスティバルといえば、竹田和夫も常連だった。
2号:また渋いところをかけるね、なんかゴダイゴみたいな歌だね。
1号:自分的には、クリエイションのアルバムの中では、この「Running On」がいちばん好きなんだ。「ロンリーハート」の次のアルバム。カセットをなくしてしまって長いこと聴けなかったんだけど去年だったかサブスクに登場して、やっと聴けたんだ。
2号:サブスクもいろんな曲ありそうだけど、ないのも結構あるよね。コレっていうのがなかったりするんだ。山下達郎がないのは仕方ないとして。
1号:ミュージシャンとか出版社とかの事情があるんだろうけど、それこそ山下達郎やブルーハーツ系みたいに世に出てる音源をほとんど入手できるひとばかりじゃないからね、サブスクするんだったら細かいのをもっともっと出してほしいよ。
2号:ポプコン系はほぼないよね。
1号:そう、ポプコンこそぜんぶサブスク化してほしい。ヤマハ独自でポプコン・サブスクやってほしい。

2号:それは思うな。ポプコンの楽曲をマニアだけのものにしないでもっと広めてほしいな、今こそさ。
1号:「宮治淳一」がラジオでマニアックな曲をかけたときに「じゃぁ、みんなで聴こう!」って言ってたんだ。この一言で、私は宮治淳一のファンになりました、ミュージシャンじゃないけどミュージシャンを超えたミュージシャンだなって。
2号:DJの鏡!
1号:うち等もこのカセットブラザーズショーで、note界の宮治淳一になりたいっス。

<M08:羊肉面・布衣>

2号:この曲も初めてだ。
1号:ニューイヤーロックフェスティバルって、中国とか韓国の海外会場っていうのもあったと思うんだ。そんなわけで本家にあやかり、今日はこの曲。プロデュースとドラムを中国に渡った「ファンキー末吉」がやっています。
2号:そういうことか。ファンキー末吉って中国で有名なの?
1号:まぁまぁ有名、今はたぶんこのバンドのメンバーになってツアーもやってると思います。
2号:そうなのか?

この写真は、中国のインスタグラムみたいなやつで「小紅書」っていうのがあるんだけど、そこで探して拝借してきた。記事に2023年3月ってあったから、本物だと思うよ。ちゃんとファンキー末吉が演奏してる。
2号:こういうのはかなり探さないと日本ではほとんど情報ないよね。
1号:なんか、中国って俺らには政治的な事とか、それもネガティブな感じの話しか聞こえてこないけど、こうやってしっかり活躍してる日本人はビジネスマンだけじゃないんだよ。
2号:ちなみにさ、タイトルの「羊肉面」って何?人面犬みたいなやつ?
1号:いや、これは羊の肉が入ったラーメンの事だな、簡体字では麺のことを面と書くんだよ、俺らには紛らわしいけどしょうがないな。歌詞はさ、恋人が作るラーメンが食べたいみたいなことだろうか、想像だけど。
2号:なんか、ハマる良い歌だね。

<M09:フォーシーズン・シーナ&ロケッツ>

2号:そろそろ終盤、ニューイヤーロックフェスティバルといえばシーナ&ロケッツも欠かせない!
1号:あのイベントの出演メンバーの中で唯一怖くない、印象。
2号:そう、何故かシーナ&ロケッツは演奏やパフォーマンスとは裏腹に怖い印象が皆無。鮎川誠の人柄のせいかな?
1号:「シーナ&ロケッツ」のパフォーマンスは、能、歌舞伎の世界に近いな。エンターテインメントとしてしっかり楽しめるんだ。今日は鮎川誠のボーカル曲にしてみました。
2号:歌詞も面白いよね、季節の変わり目の切なさを「追い詰められた犯罪者みたい」って表現する、これがロックなのだ!と納得。
1号:この間さ、ずっと指名手配だった犯人らしき人が死ぬ間際に真実を告白したって事件があったじゃん。
2号:ハイハイ。
1号:その人、結構なロック好きで逃亡生活中もライブハウスやバーに出入りしていたっていうじゃない、そいつに送ろうか?
2号:アンタはぁ、犯罪者に肩入れしちゃだめだよ。でも、あの話がホントならよく逃げおおせたなって、それは思うな。それもその間に時代もドンドン変わってしまって、〇〇派とか言っても、それがもう何だったのか忘れちゃったか、そんなの知らない世代ばかりでさ。
1号:そうか、じゃぁこの曲を。曲、歌詞、アレンジ、参加ミュージシャンのメンツ・力量、ミックスのバランスと音圧、完璧なロックだなー。

<M10:世代・泉谷しげる>

1号:さて、そろそろカセットブラザーズ的ニューイヤーロックフェスティバルもお開きの時間となりました。
2号:トリは、この曲で。
1号:内田裕也が興行の親分だとしたら、ムッシュかまやつは出演者代表ってことで。
2号:昭和戦後復興期から平成までの音楽シーンに必ず居たという、それも全世代からのミュージシャンのリスペクトがあったよね。
1号:なんか今日の後半は世代の話になっちゃった?
2号:これでいいのだ。「いつまで若いbyボブディラン」なのだ。
1号:次回はどうする?
2号:ひな祭り、ガールズシンガー&バンド特集!
1号:オリジナリティがないなぁ、でも俺ら流にやってみるか。

<M11:のんびりいくさ・かまやつひろし>

1号・2号:では、また次回。

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