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大義名分を作って合法的に会社の金で遊ぼう。

あなたが昇給されたら政府も昇給されたと同じだと悟ろう。


多くの小生のフェイスブックフレンドの
自営業の経営者には関係ないですが、

最近のニューヨークの傾向として、
宮仕えのサラリーが高騰しています。 

日本の停滞した給与水準は
あまりにも悲惨としか言いようが
ないですが、、、

国が定期昇給額を決めるとか、
春闘がどうのこうのとか、
社会主義国化しているのかと
思えるようなニュースを聞いて、
日本での宮仕え時代を思い出し、
辛い時代を彷彿させられました。笑

自営業になってから30年間。
どんなに苦しいどん底を経験していても
一度として、
宮仕えに戻りたいと
思ったことはありません。 

第一に
小生のような頑固な高齢者の
自営業30年を採用するわけが
ありません。笑

経営者メンタリティーは、
宮仕えのメンタリティと正反対です。 

経営者は

どういう環境を宮仕えに提供して、
どういう人材を採用して、
その人に快適に仕事をしてもらい、
最大限の能力を引き出して、
お互いにウィンウィンの関係を
構築するかを考えます。 

昨年7月まで、
実務をしなかった20年間の
ツケを払いながら、
第二の起業と思って
寝る時間も惜しんで仕事に
没頭してきました。 

12月からは
数名いる社員達に
1万ドルかそれ以上の
歩合込みの給与を毎月支払えるほど
ビジネスが回復しました。 
初夏までの利益を既に
確保しているため、
数ヶ月先までの見通しが
できています。  

昨年卒業した新卒社員にも、
毎月100万円近い給与を
支払います。 

日本に帰ったら、
アメリカと日本の給与体系と
ギャップに驚くことでしょう。

2016年12月にDemocrat の
オバマ大統領が仕掛けた 
Exempt Exempt (残業手当が付かないポジション)
改革法案は
当時、部下が2人いるだけで
ホワイトカラーの職場では、
Administrative exemptionの
ミニマムが5万ドル程の支払い義務が
発生しました。 

そのおかげで、
必要のない人物に多額の昇給を
してしまった企業が多いです。
弊社もそうでしたが、、、笑

アメリカ政府の大きな失敗です。 
テキサス州の
Federal court でブロックされ、
Exempt の最低条件がその後3年間で
確定されました。 

2019年末頃には
連邦レベルで3万6千ドルで
落ち着きました。 

ニューヨーク市は
Exempt (残業手当が付かないポジション)
$58,500ドルです。 

時給も2016年から
ミニマムサラリーを
9ドル?から現在は
ニューヨーク市では15ドルになっています。

アメリカのやり方は過激です。
昇給率をせこく数%上げろと
企業に協力を促すのではなく、
強制的に、
ミニマムサラリー(最低賃金)を
3年で 150% にしろ。
あとは自分で判断せよ。
です。

日本人の給与も
1990年代から25年間、
3万ドルがスタートと
なっていましたが、
現在は初任給、
4万5千ドルになっています。

ミニマムサラリーが
3年間で1.5 倍になったのと
比例して、
宮仕えの給与希望額が
1.5倍になったのです。

日本で同じことが起きるとは思いませんが、
3年間で150% です。

年収300万円で雇えてたのが
3年で150万円アップで、年収450万円です。 

狂人的な給与のアップ率です。

物価が高騰しているとニュースで言いますが、
嘘です。 

ここ数年間で
際立って上がったと感じるのは、
人々の給与と健康保険料だけです。 

上昇したと言っても
給与レベルが上がって、
国民の収入が増え、
国民の収入が増えると
所得税を徴収するので、
政府は税収が増えます。 

Commodity price は
大幅な上昇はないと思います。 

給与が上がることで喜ぶのは
宮仕えの人です。 
昇給した時に一番喜ぶのは
政府なのです。 

宮仕えの人は、
おまけに源泉徴収されて
全額を見ることなしに、
政府に取られてしまうのです。 

経営者は自分にサラリーを多額に払うのは
タックスストラテジーがある場合のみです。

高額のサラリーは取得したくありません。
経営者は現金を取るのに喜びを覚えるのではなく
コントロールできるのです。

赤字になれば、
オーナー経営者は自腹を切り、身銭を払い、
会社をサポートします。 
会社の金を使って、
合法的に、大義名分を作って私的に楽しむのが
経営者のコントロール範囲で
できることなのです。

あくまでも
この感覚的物価上昇金額の低さは
小生の見解であり、
小生の経営者の目で見た
物価の上昇トレンドであり、
宮仕えの人が見たものとは
異なるかもしれません。


大義名分を作って会社の金で合法的に遊ぼう。 

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