ケース面接時の思考をそのまま書き起こしてみた その2
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お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
1. はじめに
前回の記事が大変好評で、想像を超えるほど大きな反響をいただいた。
前回は簡単なフェルミ推定を例に取って作成したが、皆さんのご関心は恐らくケースにあると想定している。
そこで今回は、売上向上ケースを解く際に自分がどのような思考回路で思考・ディスカッションしているかを、可能な限りそのまま書き起こしてみた。
また、前回同様、面接官側からの視点ではどんなことを考えながら質問を投げかけているか、についても可視化を試みた。
今回はディスカッションの分量を少なく設定しているが、反響が大きければもう少し長めに本格的なものを作成することも検討中だ。
2. 入り〜思考時間中
面接官:ではケース面接を始めますね。「ミスタードーナツの売上向上施策」を考えてもらえますか。5分後にディスカッションを開始したいと思います。何か確認したいことはありますか?
私:(ミスドか、あんまり上手くいっていないはず、店舗数減らしているって話を聞いたことあるな。まあでも飲食だからケースとしてはそんなに難しくないな、安心した)
こちらは、ミスド全店舗の売上を想定する形でよろしかったでしょうか。それとも、特定の1店舗の売上向上でしょうか?
面接官:前者でお願いします。では5分後に。
====0分〜1分====
私:(飲食か。全社の目線に立つと、王道としてはメニュー開発やオムニチャネル、まああとは既存アセットを使って新業態に出るとかだろうな、この辺に着地させるようなロジックを基本線に、ミスドらしさを付加していこう)
(ミスドってドーナツ屋の中では知名度あるよね、でもミスドの競合はドーナツ屋っていう捉え方は少し視野狭い気がする。「甘いもの」と捉えるとケーキ屋とかが競合だし、「カフェ」と捉えることもできる。コンビニスイーツとかも最近美味しいからな。)
(シンプルにドーナツって体にそんなによくないイメージあるから、日常的に食べる人ってそんな多く無いんじゃないか。どちらかというと、ハレの場とかにもっていく、みたいなパターンが多いか)
というような感じで、最初の1分でお題に関する初期的な施策案、および置かれている環境について簡単に整理する。
ポイントは、お題を聞いた段階である程度施策の方向性が見えていること。
飲食に関するケースを過去に複数解き、その際のストックがあるため、お題がミスドになっても、大体の王道アプローチは当てはまる。
が、それをただ述べるだけでは「ミスドらしさ」が一切出ない回答になり、残念な感じになる点には注意。
====1分〜2分====
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