戦コンJob対策シリーズ① 通過する人物像

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1. はじめに

Jobの季節が近づいていることもあり、Jobに関連する私見を述べたい。

ケース面接に関するTipsは世の中に溢れているが、Jobに関する情報は驚くほど少ない。
(理由の1つに、戦コンのJobに到達できる人材の頭数が少数であり、マネタイズが難しいことがあると考える)

到達した皆さん、おめでとうございます。
ケース面接までは、面接官の当たり外れや問題の当たり外れで、一定ボラティリティがあるが、Jobは実力がしっかりと評価される。
パフォーマンスを出せれば、内定まで後少しなので、体力的にも精神的にもきついとは思うが、ぜひ頑張って欲しい。

シリーズ化し小出しにしていくことを考えており、以下のテーマで全5回を想定している。

① 通過する人物像について(イマココ)
② Jobの全体像
③ 差をつけるための戦い方 前編
④ 差をつけるための戦い方 後編
⑤ 本番までにできること

2. ハード面

2.1 思考力

これはイメージしやすいと思う。
論理的に物事を考えることができるかとよく言われるが、マジックワード化している節があるので、もう少し解像度を上げたい。

特にJobでは以下の思考力が強く求められると考える。

A. 論点設計力
解くべきイシューは何かを、ツリー構造で明快に整理できるか
時間をかければ似たようなツリーを誰かが考えてしまうので、先手を取れるかが重要。加えて、抜け漏れの指摘や優先度も含めて考えられるとベスト

B. 仮説構築力

膨大な情報にただ溺れるのではなく、立ち止まって自分の仮説を立て、全体のストーリーを考えることができるか

C. 思考体力 
3日間にわたってパフォーマンスを落とすことなく、思考し続けることを楽しめるか

2.2 発信力

どれほど筋のよい思考をしても、それを班の他のメンバーや評価者へわかりやすく発信できないと、意味がない。

これはコンサルの実務においても極めて重要。クライアントに伝わらなければ、どんなにセクシーなアウトプットもただのゴミでしかない。

思考した内容を、分かりやすく・適切なタイミングで・短く 伝えること。

なお、発言量の多寡は、ノックアウト要件ではあるものの、十分条件ではないと考える。

発言量があまりに少ない場合は、他の場面(例えば資料作成など)でバリューを出していても、高い評価を獲得することは難しい。コンサルはチームで成果を出す職種である。

一方、闇雲に発言をする(その過程で周囲の発言を遮る)人は、ボロが出る可能性を自分で高めることになるため要注意。ただ、戦コンJob参加者(特にMBB)は強者揃いであり、みんなが平等に発言できるように配慮してくれるお人好しばかりではないことには留意いただきたい。

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