呪い研 単位攻略RTAテンプレチートシート

#プロ奢呪い研レポート


1. この文書を書くに至った背景

本稿は、プロ奢サロンの呪い研レポートのための攻略本、およびテンプレートである。

プロ奢サロンでは、毎週木曜日に勉強会を行っており、各テーマが終わるとそれについてのレポートが課される。レポートの提出は必須ではないものの、レポートをみんなで読み合う、という「儀礼」に参加するためにはレポートを書かなければならない。レポートを書かずに「儀礼」に参加するのは、なんだか「負い目」を感じてしまうだろう。一方で、レポートを書くのは大変な作業である。約2ヶ月もの間毎週行ってきた勉強会の内容を復習するほどの熱意などなければ既に投稿されているレポートはどれも力作ばかりで、自分が投稿するのは間違っているんじゃないか、と、この社会性の板挟みによって多くのサロン民が「逃れられない不快」を感じてしまうという現状がある。これは、健康や自由、解呪をモットーとするサロンにおける重要な課題である。

レポートなどの文章を書き始める時は、まずはじめに「はじめに」と書き始めて、このレポートを書くに至った背景やこのレポートの前提知識などについて広く書いておくと、その後の話につなげやすい。概要を最初に載せるのも良い。

2. この文書を書いた目的

本稿は、前節で挙げた「レポートを提出しなければならないがレポートを提出できない」というサロン民が陥っている「呪い」を解呪することを目的として、簡単にレポートを作成するための指針を与えるためのものである。もちろん、この内容に従ってレポートを書いて提出しても良いし、参考にして自由に書いても良い。出さなくても良い。

3. 復習

レポートを書くためには、そのレポートのテーマが何であったか知らなければならない。今回のレポートは、レヴィ=ストロースの「野生の思考」という古典を毎週木曜日にみんなで「呪い研究所」の一環で読んだまとめとしてのレポート提出であり、「私と呪い」あるいは「私と構造」というテーマでレポートを書く必要がある。今回のレポートは非常にシンプルで、テーマが簡単であり、また何か実験したり実践したりする必要もない。とにかく、「私」からみた呪いや構造を書けば良いだけである。が、逆にそこが難しい。レポートを書くためには、一般的に勉強会で習ったことを復習しなければならない。しかし、今回は時間がない。そこで復習などしている暇がないので、大人しく呪いの定義を確認して、あなたの書きたい内容にマッチさせる。なお、呪いの定義とは「何らかの理由で逃れられなくなっている不快」であるから、レポートのテーマとしては

「あなたが何らかの理由で逃れられなくなっている不快(を考えてみた)」とか
「あなたがこれまでに逃れられなくなっていた不快(だけど今は逃れられたので考えてみた)」とか
「私の身の回りにいった逃れられなくなっている不快」とか
「最近気づいたこと」とか
「私が逃れられなくなっているものだけど、そこまで不快じゃないからそのままにしているもの」とか
「解呪してみた!」とか

について書いていけば良い。本当は呪いの定義の出典とか、引用文献とかがあったほうがレポートの体裁を保てるので良いが、今回の呪いの定義はサロン独自のものなので[人間研究所より]とか書いておけば十分である。大学のレポートでは真面目に出典を書こう。

「私と呪い」じゃなくて「私と構造」について書くにはどうしたらいいかって?そんなものは知らん。<わたしたち>は呪いの研究をしているんだ。構造とか言い出した奴は誰だ。レヴィ=ストロース?そんな奴は知らん。構造の定義は難しいし、呪いの原因とか、呪いの背後にある「構造」とか、私が不快じゃないからそのままにして囚われている「構造」とか、そんな感じのニュアンスで、呪いを考えていれば自ずと構造についても考えることになっているから、気にするな。とにかくレポートを書け。気になる人は、無邪気な顔で先生たちに質問に行こう。誠実な関心👍

4.考察

自分で挙げたテーマ、自分が書きたい「呪い」について好きに書く。好きに書くのが難しい場合は、いくつか問いを置いておくので参考にしてください。
・いつから呪われているっぽいか
・その呪いの根源はなにっぽいか
・その呪いに気づいたのはいつか
・呪いに気づいてからどんな効果があったか
・呪いに歯向かうとどんなことが起きるか(自分の身体はどうなる?周囲の環境はどうなる?)
・どうすれば呪いを解呪できるか(どうやって呪いを解呪したか)
・その呪いについて誰かに相談したことはあるか(相談した場合、どんな反応があったか)
・自分の周りの人に同じ呪いにかかっている人はいるだろうか
・どのくらいたくさんの人が呪われているか、どんなコミュニティでその呪いは起こったか
・自分と自分の周りの人で、その呪いに対してどんな感覚の違いがあるか(あるいは同じか)
・これから先、その呪いをどうするか
・これから先、その呪いをどうしたいか
・この呪いについて考えてどんな効果があったか(感想)

などなど。

自分の場合は、「レポートを提出しなければならないが中々レポートを書けない」という呪いについて今回書いた。

「レポートを提出しなければならないがレポートを書けない」という呪いに気づいた結果、このレポートを書くことになった。呪いの根源は、なんとなく書き始めるのがめんどくさい気持ちと、呪い研を何度かサボっていた負い目と、既にすばらしいレポートが書かれていることだと思われる。一方で、「毎回レポートのテンプレを作っているのに今回はないのか」と言った声も挙がっており、それに対する負い目がレポートを出さない負い目に勝ってしまったので今回のテンプレを書いていると思われる。この呪いに歯向かった場合、今まで築いてきた「レポートテンプレ神」としての立場を失う可能性がある。また、単位ももらえず祭りにも参加できなくてさみしい可能性がある。一方で、このような立場への執着やさみしさ自体も呪いの現れだと思われる。この呪いを解呪するためには、とにかく手を動かしてみるしかない。何を書くのかをとりあえず決めて、レポートの体裁にとって書けるとこから書き進めていく。そもそも、このレポートのテーマは何だったのか、レポートとして何を書くことが求められているのか、そもそも呪いとは何かなどを確認すれば、いつの間にか筆は進んでいるはずである。また、レポートを書くと既に宣言してしまうこともレポートを書くために効果的だと思われる。他人に相談することで、自分の悩みを客観視できるようになり、呪いが具体化される。具体化された呪いは、すぐに解呪できなかったとしてもわけがわからなかったときと比べたら扱いやすいもので、対処のしようがある。今回の私の呪いは、このように実際にレポート(のテンプレ)を書くことによって解呪されたと言えるが、実際に自分のレポートを書いたわけではないという負い目がまだ残っている。これについては、実際のレポートのテンプレの反応を見てから考えてみようと思っている。一方で、私以外にも、同様の呪いにかかっている人はまだサロン内に多くみられると思う。そのために、この記事を呪い研全体にシェアして、他の人を解呪したいと思う。全体にレポート(のテンプレ)を晒すことは恥ずかしいことではあるが、恥ずかしいと思うこと自体が呪いであり、幸いにもこのコミュニティは呪いを解呪しようという試みが盛んであるから、普段から抱えてきた呪いを退けるための良い構造をこれからもつくっていくのではないだろうか。これからのサロンが楽しみである。感謝

などと考察を書けば良いだろう。

5. まとめ

本稿は、プロ奢サロンの#呪い研レポートのための攻略本であり、「レポートを提出しなければならないがレポートを提出できない」というサロン民が陥っている「呪い」を解呪することを目的として、簡単にレポートを作成するための指針を与えるためのものである。

レポートなどの文書を書く場合は、

まえがき(背景や概要など)→目的(このレポートは何か)→導入(復習や前提条件の確認、テーマを挙げるなど)→考察→あとがき(まとめや結論など)

という流れで書けば良いことを提示した。なお、この指針は一つの書き方に過ぎず、実際にはもっと自由にレポートを書いても良いが、テンプレートなど雛形ができあがっている文書に従って一度書き始めると案外書きやすいものである。そのような観点からも、本指針を参考にすることは意義があると考えられる。本稿を元にしたレポートが多く提出されることが期待される。

Appendix. レポートテンプレート

「上みたいな長ったらしいやつを読んでる暇なんてねえ、いいからさっさとテンプレートを寄越しやがれ」という社会の闇に呪われたヤカラは、下記のテンプレをコピーして適宜改変して使いやがれください。

---------- 以下、テンプレ ----------

#プロ奢呪い研レポート

1. 背景

本レポートは、プロ奢サロン呪い研究所のレポートである。(プロ奢サロンや呪い研究所についての紹介、自分がサロンと呪い研究所に参加した理由、出席の状況などを書いても良い。嘘でも良い。良い機会なので自己紹介を書いても良いと思う。)
・私がこれから説明する「呪い」を理解するための私についての紹介
・私がこれから説明する「呪い」を理解するために必要ないくつかの事項の紹介

2. 本レポートは何か

本レポートでは、[[[あなたが何らかの理由で逃れられなくなっている不快や、昔逃れられなかった不快などをここに書く]]]という呪いについて理解 or 解呪 or 説明することを目的として、(プロ奢サロンで学んだ呪い研究の知見を元に)考察を行う。

もう少し具体的なテーマは下記の通り。
「あなたが何らかの理由で逃れられなくなっている不快(を考えてみた)」とか
「あなたがこれまでに逃れられなくなっていた不快(だけど今は逃れられたので考えてみた)」とか
「私の身の回りにいった逃れられなくなっている不快」とか
「最近気づいたこと」とか
「私が逃れられなくなっているものだけど、そこまで不快じゃないからそのままにしているもの」とか
「解呪してみた!」とか


3. 呪いとは何か

呪いとは「何らかの理由で逃れられなくなっている不快」のことを指す。(呪い研究所で学んだこととかの知見をいくつか、思いつく限り書く。別に書かなくてもいい。)
(2.節で書いた[[[あなたが何らかの理由で逃れられなくなっている不快や、昔逃れられなかった不快などをここに書く]]]について説明したり、それがどういう理由で呪い、つまり逃れられない呪いに該当するのか説明したりする。また、其のテーマを挙げた動機などを説明しても良いと思う。)

4.考察

・いつから呪われているっぽいか
・その呪いの根源はなにっぽいか
・その呪いに気づいたのはいつか
・呪いに気づいてからどんな効果があったか
・呪いに歯向かうとどんなことが起きるか(自分の身体はどうなる?周囲の環境はどうなる?)
・どうすれば呪いを解呪できるか(どうやって呪いを解呪したか)
・その呪いについて誰かに相談したことはあるか(相談した場合、どんな反応があったか)
・自分の周りの人に同じ呪いにかかっている人はいるだろうか
・どのくらいたくさんの人が呪われているか、どんなコミュニティでその呪いは起こったか
・自分と自分の周りの人で、その呪いに対してどんな感覚の違いがあるか(あるいは同じか)
・これから先、その呪いをどうするか
・これから先、その呪いをどうしたいか
・この呪いについて考えてどんな効果があったか(感想)
などなどの問いに答えていく。他にもいくらでもあると思うので、頑張って書く。ここで「あなたの言葉であなたのこと」を書けるとレポート全体が面白くなる。体裁とかどうでも良いので楽しく書きましょう。問いを立てる部屋で問いを壁打ちしたりしながら書くのもおすすめ。

5. まとめ

(レポート全体のまとめを書いてください。)
本レポートでは、〜〜〜という呪いを〜〜〜することを目的として考察を行いました。結果として〜〜〜ということがわかった。〜〜〜と思った。これからは〜〜〜したい。

謝辞

中島太一様をはじめとしてプロ奢サロンの皆様のおかげで呪い研勉強会を楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。また、本レポートの執筆に際しまして、レポートのテンプレートを贈与してくださいました白紙様には誠に感謝申し上げます。私は白紙様に呪われました。

ちょっと喜ぶ可能性があると思われます