儀礼論 単位攻略RTAテンプレチートシート

このnoteでは #プロ奢儀礼研レポート が締切直前まで書けずにサボっているが出したいという気持ちがないわけではない人のためにレポートの書き方を紹介します。

贈与研の時の以下のテンプレを元にしています。

本当は、テンプレにもっと需要があると思っていたのに、みんな締切に余裕をもってレポートを提出していて、えらい。

ただ、自分もどうせこれに沿ってレポートを書いていくし、今後もレポートはあると思うので、良ければ参考にしてください。

一番下にテンプレも用意してあるので、締切まで時間のない人はそちらまで飛んでくださっても大丈夫です。ただし、正当な手順を踏んでいないと生贄にされる可能性があります。

これは儀礼です!

今回の #プロ奢儀礼研レポート 執筆手順(スキーム)

0.「宗教生活の基本形態」を読み、儀礼研ゼミに参加する。
1.儀礼を発見する。(過去に行った儀礼、自分の身近に潜んでいる儀礼、サロン内の儀礼、などなど。)
2.儀礼論について復習する
3.大まかなテーマ、方針を決める
4.アウトラインをつくる(概要、背景、目的、考察対象、考察、結論、まとめや感想。)
5.中身を書く。

#問いを立てる部屋 を使うのも良い。

今回の #プロ奢儀礼研レポート 執筆手順(詳細)

スキームの詳細(裏技)を書きます

0.「宗教生活の基本形態」を読み、儀礼研ゼミに参加する。

既にみなさん90分×15回の講義に参加しているのでOKですね!!

先生が儀礼研究所チャンネルに投稿しているレポートの要項もよく読むこと。先生が「これについて書きなさい」と言っているものを書けば良いので、まずは先生の言っていることを聞きなさい。(これは儀礼です。)

1.儀礼を発見する。

 締切まで30時間なので余裕で間に合うと思っていると間に合わない(間に合うとしても、直前になってギリギリでひーひー言いながら書くことになる)ので、最近社会と関わった印象的な出来事や、昔、自分が実際に遭遇した「なんでこれやるの?」ということを先に思い浮かべておく。テーマが決まっていることと決まっていないことで進捗は大違いだ。

 すぐには思いつかないかもしれないが、「社会と関わるときそこに何かしらの儀礼あり」とデュルケームか未来の儀礼研究者が言っていると思うので、「印象深い社会との関わり」を頭に浮かべて、そこから儀礼ぽいものを発掘しましょう。こじつけでもよい。そのほうが面白いし、これはあくまでレポートを提出するという儀礼に参加して集団的沸騰をするためだ。

2.儀礼論について復習する

 絶対に間に合わない。ここは、先人達がまとめてくれた発表資料のスライドや録画、議事録を高速で眺めることで対応しましょう。また、最後の回では単語の速習も行われました。それらの単語を(正しく)使っておけばなんとなくそれっぽくなります。

 復習すらも間に合わなければ、もうノリで書く。「儀礼」と聞いて浮かぶイメージや、これまでの講義で何か印象に残っていることをベースにとにかく書く。あとで加筆しても良いし、ノリは大切。伊予柑さんがチャンネルに投稿されているレポートの要項もよく読むこと。

 ちなみに、1., 2.の手順は逆でも良いと思う。キーワードを思い出してから、そこに当てはめられるような現象を探す。(でも、あんまり言葉に引っ張られすぎるのもいけないので、頑張ってとにかく見つけよう。儀礼っぽいものを見つけさえすれば勝ちだ。ヒント:「○○は儀礼なのか?」)

3.大まかなテーマ、方針を決める

今回のレポートはハッキリ言って次の方針がすべてだと思う。他の形態も考えられるが、時間がないあなたは下に忠実に書けばいい。もし既に他のレポートでこれ以外の方法があったら参考になりますね。

実際の社会で経験した儀礼か自分の身の回りで起きていた儀礼を思い出して、それが儀礼であることを確認し、その儀礼の効用について考察し、(可能であれば聞き込みなどをして、)結論を述べる。

強いて言うなら、自分が参加した儀礼なのか、自分が参加していない儀礼なのかで微妙に違ったり、現在も行われている儀礼なのか、過去に行われていた儀礼なのかで微妙に違ったりする。

もし、もっと簡単に書きたいのなら、そもそもそれが儀礼なのかどうかを確認するだけでも十分である。「それ」が儀礼っぽさとかけ離れていれば、儀礼であることを考えるだけでもとても面白いレポートになる。

実際の社会で経験した儀礼か自分の身の回りで起きていた決まり事を思い出して、それが儀礼であることを考察し、その社会における聖なるものは何だったのか、<わたしたち>は何だったのかを述べる。

4.アウトラインをつくる

大体の構成は、概要、背景、目的、考察対象、考察、結論、まとめや感想になると思います。タイトルは最初に書いても良いし、結論から逆に持ってきても良いです。わかりやすいことよりもおもしろいことのほうが今回のレポートでは正義なので、変なタイトルでも良い。(たぶん)

概要
 このレポートは何についてのレポートなのか、レポートには何が書いてあるのかを軽く説明する。目的と合わせて書いちゃっても良い。
背景
 宗教生活の基本形態や儀礼研の背景や、レポートの経緯、自分は何に贈与論を活用したいのか、何故活用したいのか。その動機、自分が贈与を考えるようになったきっかけなどについて書くと良いでしょう。序論の役割。
目的
 このレポートの目的、レポートで説明したいこと、明らかにしたいことなどについて書く。問いの形にしておくことで、その問いの答えを結論にすれば良いのでまとまる。
考察対象
 自分が思いついた「これは儀礼じゃないか?」というものについての説明を書く。複数書いたり、その社会や自分の状態について細かく説明するのも良い。
 まず、その対象について説明し、「それは儀礼なのか?」を確認(決まったルール、二人以上、ある意味で聖なるもの)して、「その儀礼についてどう思っていたか」「周りの様子はどうだったか?」などを記述することで「なぜその儀礼について考えたいのか?」「この儀礼を考えると何が面白いのか?」などを膨らませていく。こっちを書いてから目的を追記しても良い。「ある意味で聖なるもの」と書いたのは、「どういう点で聖なるものなのか」を考察で与えても良いからである。「○○における聖なるものは何だろう?」というのを考察するのが簡潔で良いかもしれない。

聞き込み調査などを実際に行った場合、考察の前に調査と調査結果を述べる。フィールドワーク。

考察
 
上で述べた儀礼について考察する。儀礼論で出てきたキーワードを用いて考察を深めていくと良い。ヒントとしては「その儀礼において<わたしたち>は誰だったか?」「儀礼を破るとどうなるか?」「実際にその儀礼にどのような効果があったのか?」「積極的な儀礼と消極的な儀礼のどちらか?」「トーテムはなんだったか?」「周期性はあったか?」「第一局面、第二局面があったか?」「集団的沸騰はあったか?」「儀礼をはじめたのは誰か?」「儀礼がはじまったのはいつか?」「儀礼の意味が説明されているか?」…など、儀礼研で学んだことや記憶に残っていることを発揮していく。即興性も大事。ノリに乗れ。一人で沸騰して問いと答えを出しまくれ。締切前に燃え上がっていた学生時代の自分を思い出せ。
結論
 レポート全体の結論(主張)を述べる。つまり、自分の考察から導かれる一般的な主張を述べる。端的に言えば、「○○だ!」「○○したほうがよい!」「○○はこんな儀礼だった!」などと書く。
まとめ(あるいは感想)
 今回のレポート全体のまとめ。端的に言えば「今回は○○における△△という現象について儀礼的な観点から考察した。こんな結果が得られた。こういう結論が導かれた。みんなも○○だ!」と書く。レポートの中でまとめを先に書き始めても良いし、概要と変わらなくても良い。概要よりも深く書くとなお良い。

と、こんな感じだとまとまるんじゃないでしょうかね。

5.中身を書く

さて、中身を書いていくわけですが、以上のテンプレを書くのも面倒な人のために、以下にテンプレを用意しました。

RTAルートは次の通りです。

儀礼研究所チャンネルに挙げられているレポートの要項をよく読む。
→ 「○○は儀礼か?」という問いを立てる。
→ ○○が二人以上で行われ、定められた方式があることを確認する。
→ 下にあるテンプレ(--線部以下)をコピー or このnoteをコピーして--線部より上を削除。
→ 順番に項目を埋めていく。
→ ○○を行っていた<わたしたち>にとって聖なるものは何だったのか考察し、結論付ける。
→ noteにハッシュタグ #プロ奢儀礼研レポート#プロ奢サロン儀礼研レポート を付けて投稿し、18時までにサロン内の #プロ奢儀礼研レポート チャンネルで共有。

もう、簡単ですね。これを「なんで?」と考えることさえなければOKです。

ちなみに、二日間連続で企業との面談と共同研究の打ち合わせがあって睡眠不足だし、明後日の10時からあるゼミの準備もしていないのでこれから頑張って儀礼研レポートを書きます。これはすべて集団的沸騰のせいです。

そして、最後の最後の裏技ですが、先生方がレポートの回収に来るのは19時以降なので、締切を少し破っても大丈夫です。提出時刻はバレますが、18時までに投稿だけして後から書き換えちゃいましょう。ちなみに、本学の先生は結構ゆるいので、遅れて提出しても(評価は多少下がると思うし集団的沸騰には入れませんが)単位をくれます。

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タイトル: たいとる #プロ奢儀礼研レポート  

このnoteはプロ奢ラレヤーの有料マガジン購読者限定のオンラインサロン内の #儀礼研究所 で行われている儀礼論の講義のレポートである。

名前:なまえ
日付:2020/07/09

概要

このレポートは何についてのレポートなのか、レポートには何が書いてあるのかを軽く説明する。目的と合わせて書いちゃっても良い。

(背景、なくてもよい)

宗教生活の基本形態や儀礼研の背景や、レポートの経緯、自分はどんなモチベーションで儀礼を学びたいのか、何故知りたいのか。その動機、自分が儀礼を考えるようになったきっかけなどについて書くと良いでしょう。序論の役割。

目的

このレポートの目的、レポートで説明したいこと、明らかにしたいことなどについて書く。問いの形にしておくことで、その問いの答えを結論にすれば良いのでまとまる。

考察対象 

 自分が思いついた「これは儀礼じゃないか?」というものについての説明を書く。複数書いたり、その社会や自分の状態について細かく説明するのも良い。
 まず、その対象について説明し、「それは儀礼なのか?」を確認(決まったルール、二人以上、ある意味で聖なるもの)して、「その儀礼についてどう思っていたか」「周りの様子はどうだったか?」などを記述することで「なぜその儀礼について考えたいのか?」「この儀礼を考えると何が面白いのか?」などを膨らませていく。こっちを書いてから目的を追記しても良い。

 時間がない場合、聖なるものについて考えることはここでは控えて、「それが儀礼だとしたら聖なるものとは何か」を以降で考察する。

(調査とその結果)

もしも聞き込み調査や実験(儀礼を破ってみる、作ってみる)などを行った優秀な人がいるならば是非それについて詳しく記述してください。(そんな人はもうとっくにレポートを書きはじめていると思いますが・・・)

考察

上で述べた儀礼について考察する。儀礼論で出てきたキーワードを用いて考察を深めていくと良い。ヒントとしては「その儀礼において<わたしたち>は誰だったか?」「儀礼を破るとどうなるか?」「実際にその儀礼にどのような効果があったのか?」「積極的な儀礼と消極的な儀礼のどちらか?」「トーテムはなんだったか?」「周期性はあったか?」「第一局面、第二局面があったか?」「集団的沸騰はあったか?」「儀礼をはじめたのは誰か?」「儀礼がはじまったのはいつか?」「儀礼の意味が説明されているか?」…など、儀礼研で学んだことや記憶に残っていることを発揮していく。即興性も大事。ノリに乗れ。一人で沸騰して問いと答えを出しまくれ。締切前に燃え上がっていた学生時代の自分を思い出せ。

結論

 レポート全体の結論(主張)を述べる。つまり、自分の考察から導かれる一般的な主張を述べる。端的に言えば、「○○だ!」「○○したほうがよい!」「○○はこんな儀礼だった!」などと書く。

まとめ

 今回のレポート全体のまとめ。端的に言えば「今回は○○における△△という現象について儀礼的な観点から考察した。こんな結果が得られた。こういう結論が導かれた。みんなも○○だ!」と書く。レポートの中でまとめを先に書き始めても良いし、概要と変わらなくても良い。概要よりも深く書くとなお良い。












謝辞

このような学びの機会を与えてくださった中島太一様をはじめとして、プロ奢サロンの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。また、このテンプレを作ってくださった白紙様に感謝します。私のトーテムは白紙様です。

ちょっと喜ぶ可能性があると思われます