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初心者のためのカリンバ選び②~30台以上の所有者がおすすめするカリンバ入門機 厳選9機種


カリンバはその音色や響きが命と言ってもいいくらいなので、初心者だからこそ高音が鳴らなかったり、響きの良くない機種は練習するのにもモチベーションが下がったりするので、そういう機種は避けて、しっかり音が出て響きの良いものを選んでみました。

選んだカリンバはすべて私が実際に手に入れて使ってみた機種です。高音もちゃんと音が鳴って残響もしっかりある機種を選んでいます。
価格は初心者でも手軽に買えそうな3千円台〜5千円台の機種(17キー機種)を主に選んでいます。
アマゾンで現在も新品販売されている機種のみ選びました。

所有機種以外では私の調べた範囲内での評判のいい機種や私が購入を検討した一部の機種と私が持っているが入門者には高価過ぎる機種や高音質だが製造完了品になった機種なども番外でおすすめにしています。
(番外の機種はオークションサイトやフリマサイトの中古品購入などの参考にして頂けるように紹介しています。)

私が実際に買った機種で高音が鳴らなかったり、残響のあまりない機種や初心者には使いにくい機種は選外にしています。初心者にはこれら選外の機種はおすすめ出来ません。

私はカリンバを全部で三十数台程しか所有していないので、メーカーやブランドなどが偏っています。
個人的には金属ブリッジの機種やそれに近いオルゴールっぽい音色の機種が好みです。具体的なメーカーではSEEDSやLING TING、HLURU、MAGADIなどのブランドの機種がお気に入りです。

(記事中の本体重量は私の所有機の実測値です。同じ機種でも個体によっては若干重さが異なります。)
(●は私が実際に所有している機種。半数以上はアマゾンで購入。他はオークションやフリマサイトで購入)
(★は特におすすめの機種。☆は好みによってはおすすめの機種)

※各機種の感想は個体差もあり、あくまでも私が所有する個体に対しての感想なので、その点はご注意下さい。

■初心者におすすめの17キー機種 厳選7機種


17キーの機種は半音階の音は出せないが、2オクターブ以上の音域があり、ハ長調で弾けば多くの曲を伴奏付きで演奏出来ます。
販売されている種類も一番多く、選択肢がたくさんある。値段も安価なものが多い。また、多くの楽譜集が出版されている。
初心者が最初の一台としてはじめるのに最適な機種です。

ソリッド型の機種が多いのは高音でもしっかり音が鳴り、残響も長い傾向があるからです。また箱型機種は高音が鳴らない弱点がある中、そこそこ高音が鳴る機種を選んでいます。

●HLURU ローズウッド ソリッド型 ★


ボディの左右が弯曲してカットされているので、手の小さい人でも持ちやすい。
音の伸びはやや長い方で音色も綺麗。
高音も比較的鳴る方。
キーの先端の湾曲が大きいので和音が弾きやすい。
HLURUのキーは若干横幅が広いので、キー同士の間隔が狭い感じです。キーは柔らかめで弾きやすい。
キーの刻印は数字音階と英音階。
本体重量は、400gとやや重みがある。
ハードケースが付いていない。(麻製ケース付き)
チューニングハンマーや音名シールは勿論、販売店が付けた日本語のカラーの説明書も付属しています。
3千円台の値段になっていますがクーポンで安くてなることも多いです。(私はアマゾンで2,999円で購入出来ました。)
初めてのカリンバとして一番おすすめです。

●HOSTARO グラデーション ブラウン ソリッド型 ☆


一時、アマゾンのカリンバ売れ筋ナンバーワンでした。
高音もしっかり鳴ります。(個体差もあるようです。)
残響もほどほどあり、キーの形状を含めSEEDSの機種に音色が似ています。但し金属ブリッジのSEEDSほど残響は長くない感じです。
マホガニー材の本体は若干縦が短いので294gと軽量です。
ボディは樽型なので持ちやすいです。
キーの刻印は数字音名と英音名。
ハードケース付きで3千円を切る値段はかなりお安いです。(私はアマゾンで2,980円で購入。)
但し若干ハードケースはボディの形状にフィットしてない感じです。(ハードケースがやや大きいですが、問題なく収納は出来ます。)
和音階シールや日本語説明書付きなのは日本のブランドの安心感があります。(本体は中国製っぽいです。)
低価格でコストパフォーマンスがいい機種を選ぶならこの機種が入門者におすすめです。

●LING TING  LT-K17A 「風に耳を傾ける」 ソリッド型 ☆


音色はこのメーカー独特のキラキラ系。
音の残響も多く、高音でもしっかり伸びる音。
キーも弾きやすい。音名の刻印なし(シール付属)
板(アフリカンローズウッド材)が厚く、端が角ばっているので若干持ちにくい。
重量は424gと17キー機種ではやや重い部類。
貼付けタイプのピックアップマイク付き。
付属品はとても充実している。
ハードケース付で4千円を切る値段で比較的お手頃価格。
このメーカーのキラキラした音色が好きならおすすめ。
尚、姉妹機種のLT-K17P「海に耳を傾ける」はロ長調にチューニングされているので、おすすめから漏れましたが、このLT-K17Aが入手困難になってきているのでLT-K17Pでもいいかも?

●HLURU SUNFLOWER 箱型 ☆


音量が大きい。残響も箱型にしては長い方。
384gと箱型ではやや重めだが持ちやすい。
キーの先端の湾曲が大きいので和音が弾きやすい。
HLURUのキーは若干横幅が広いので、キー同士の間隔が狭い感じです。キーは柔らかめで弾きやすい。
最高音E6の音の伸びは今ひとつだが、他の箱型機種に比べればかなり良い。
キーの刻印は数字音名と英音名。
ひまわりの絵がカワイイ。
ボディのツートンカラー(ウォルナットとメープル)がおしゃれ。
ハードケースが付いていない。(麻製ケース付き)
5千円中盤と高価だが、たまにクーポンで凄く安くなったりします。(私はアマゾンで4,099円で買えました。アマゾン最安値は3,999円)
大きめの音量が必要なら箱型で一番おすすめです。

●ammoon AM-17CF ソリッド型


標準的な音質で癖がない綺麗な音色。
音量は若干小さめ。音の伸びは、そこそこ。
高音もまあまあ鳴るが、音の伸びが少ない。
キーの先端が真っ直ぐなタイプ。爪が削れる。
キーの刻印は数字音名と英音名。
ボディはクスノキ材での左右が弯曲した形状なので、手の小さい人でも持ちやすい。
重量280gでとても軽量。
ハードケースなし(麻製ケース付き)
2千円台後半の低価格で販売されている。
(私はアマゾンにて2,720円で購入)
とにかく軽くて安価な機種ならこれもありかも?
特に手の小さいお子さんや女性におすすめ。
コストパフォーマンスや音色ならHOSTAROのグラデーションにやや分があります。
(音質的にはHLURUのローズウッドの方がキーの弾きやすさや残響の長さ、音量的に若干良い印象)

●ONETONE OTKLS-01/MH ソリッド型


楽器店の実店舗でも販売されていて、実物を触ったり、試奏出来る。
最高音E6は鳴りますが、やや残響が短い。
他の音は残響は長めで音量もそこそこある。
キーはストレートタイプでスライドしにくい。
キーの刻印は英音名と数字音名です。
キーは若干硬めです。
本体はマホガニー材で365gの標準的な重さ。
ハードケースなし(布製ケース付き)
説明書は日本語で書かれています。
安心の日本のブランドだが5千円台中盤とやや値段が高いです。(本体は中国製のOEMっぽいです。)
実物を触って買いたい人は、アフターサービスも含め、実店舗でこれを買うのもありかも?

●MAGADI M17 ソリッド型 ☆


2分割された金属ブリッジなのでオルゴールのような音がします。(枕木の部分が金属棒になっています。)
高音まで音がしっかり伸びます。
ちょっとLINGTINGの音に似ています。残響はこちらの方が若干長い感じです。
本体の木(アメリカンチェリー材)が厚いのでよく響き、音量も出ます。
キーはドイツ製のストレート型ですが、キーが柔らかめなので、弾きやすいです。
キーの間隔が普通の17キーの機種の倍以上広いので、隣のキーが間違って一緒に鳴るミスは少なくなります。その分、スライド和音はやりにくいです。
本体の厚みもかなりあり、重量も516gとかなり重いです。
横幅が広く、ボディが厚いので、手の小さい人は持ちにくいです。
キーに刻印は一切ありません。
付属品は説明書を含め一切ありません。
価格は8千円台中盤〜後半と17キー機種にしては結構高価です。
手の大きな男性とかで、響きがよくしっかり音量もある機種が欲しい人で、この価格でもいとわない人は選択肢としてありだと思います。
また、別途ハードケースやチューニングハンマーを用意する必要があります。

◆番外 4選

・持っていない機種なので番外

・スミヤカ オクメ ソリッド型
木の素材は他にアフリカシタンやブラックウォールナットも選べる。
検品が厳しいことで有名なので、チューニングがし   っかりされていたり、音のビビりがなかったりと初心者には安心出来る。
オクメ材の機種なら重量は比較的軽い。
ハードケース付き
その分、4千円台後半〜5千円台とやや高価です。
個体別の品質のバラツキが心配ならこのブランドの機種がおすすめかも?

・販売完了品で入手困難な機種なので番外

●SEEDS オクメ K-17-c1 ソリッド型 ★

金属ブリッジによるオルゴールのような音色。
高音もしっかり音が伸びる。(17キーカリンバでは最高音のE6が一番伸びる)
本体が319gと軽く持ちやすい。(箱型より軽い)
キーが弾きやすい柔らかさと形状。
キーの刻印は数字音名のみ。
キーの刻印が若干見にくい。
説明書の曲集は曲数も多く、使える譜面(数字譜)で充実しています。(ジブリの曲など日本の曲も結構収録されています。)
付属品はハードケースとチューニングハンマー、説明書兼曲集だけです。
17キーの機種では5千円台とちょっと高価な方で、さらに、生産完了につき在庫限りで入手しにくくなった。(私はアマゾンにて5,200円で購入)
私の一番のお気に入りの17キーの機種です。

●HOSTARO アダム 箱型 ☆

手前の側面に長四角のサウンドホールが空いているタイプ。音量大き目です。
上記の形状のおかげか、箱型にかかわらず、高音がそれなりに伸びる。
ボディはメイプル材でとても軽い。
キーも若干柔らかめで、先端も湾曲していて弾きやすい。
同社のメイプル材のソリッド型姉妹機のイブも発売されたが、両機とも何度かの再販の後、製造完了品になったようです。発売当初は2千円ほどで買えましたが、現在は新品在庫も少なく5千円ほどの値段がついています。
箱型機種では数少ないおすすめなので、オークションやフリマサイトなどで中古の出物を狙うのが良さそうです。

・高額な機種なので番外

●Hugh Tracey 17key Treble 箱型 

憧れのヒュートレーシーです。
17キーカリンバの原点にして頂点!
音色は文句無し。キーが柔らかめで弾きやすい。
音域はB3〜D6でハ長調にチューニングされていて、普通の17キーより1音低くずれているキー配列です。
ハ長調の機種も販売されています。
ストレートタイプのキーなので爪が削れます。
キーに刻印はないがブリッジ部に数字音名のシールが貼ってあります。
重量は305gと箱型では標準的な重さ。
ケースやチューニングハンマーなどの付属品は一切無いので初心者や入門者にはおすすめし難いです。
初心者には約2万円と高価なので番外としました。

◆選外になった私の所有する17キー機種

いずれの機種も高音が綺麗に出ないのでほぼ使わなくなりました。個人的にあまりおすすめしません。

●Calloway ウォールナット ソリッド型

17キー機種では唯一無二なナットから枕木の部分までオール金属ブリッジ一体型の機種です。
キラキラした金属っぽい音色。
金属ブリッジの割りには残響がイマイチ。
最高音のE6が若干音が出にくい。
音量も控えめ。
重量は451gとソリッド型17キー機種ではやや重い方です。
キーはストレートタイプで、爪削れます。
ハードケース付き
あまり国内で流通していない機種で入手が非常に困難なので、初心者にはおすすめはしにくいです。私はフリマサイトで美品を入手。

●GECKO K17M 箱型

中低音は綺麗に響く。
高音は鳴らない。
音量は大きい。
295gと比較的軽量。
しっかりしたハードケース付き
高音が鳴らないのが惜しい機種。
ブリッジを改造すれば、かなりいい感じになるかも?

●kimi アクリル型

重量が538gととても重い。
高音が鳴らない。
残響も短い。
ハードケース付き
基本的に私はアクリル型はおすすめしません。

●HOSTARO エレガント ソリッド型 ミニ17キー

サペリ材で作られた本体は凄く小型で232gと軽量な17キー機種で持ち運びに便利。
音量が小さい。
キーの間隔が狭いので弾きにくい。
高音が全然鳴らない。
ハードケース付き
このHostaoのミニ17キーは両端2本ずつの合計の4本のキー抜いて13キーカリンバとして使おうかと思っています。もしくはブリッジの金属棒を太いものと交換して改造予定。

●Cega CGC-17T 箱型 

HOSTAROやYUANSHENGの同型機種もこの機種のOEMっぽいですね。
音量は大きいです。
高音が鳴らない。
重量は258gとかなり軽量。
布製ケース付き
2千円弱ととても安価で販売されています。

●Beautmelo CG-17T 箱型

高音が鳴らない。
箱型にしては音量もそれほどでもない。
残響少ない。
重量は295gと軽量。
布製ケース付き
アマゾンで2千円前後と比較的安価で買える。

■初心者でもおすすめのクロマチックカリンバ厳選2機種


いろいろなクロマチックカリンバ

クロマチックカリンバは半音階も出せてあらゆる曲を演奏できますが、キー数が多く初心者向きではないように思いますが、以下のおすすめ機種はいずれかの段のキーの並びが17キーの機種と全く同じなので、案外初心者でも使いこなすことが出来ます。後からクロマチックカリンバを買い足すつもりならば、はじめからこれらのクロマチックカリンバを選択するのもありだと思います。(実は私が最初に買った1台目のカリンバが下記のSEEDSの41キークロマチックカリンバでした。)

●SEEDS 41キー オクメ K-41-C ソリッド型 ★


クロマチックカリンバの決定版!
三段式キーの中段は17キーと同じハ長調の配列なので、17キーカリンバからの移行がしやすい。初心者でも扱える。
上段は半音上の嬰ハ長調(C#)。下段の低音は左右交互配列ではない。
半音階3オクターブの音域(F3〜F6)でどんな曲でも演奏できる。
各段のキーの高さのバランスが絶妙で弾きやすい。
オクラ材使用のボディでクロマチックカリンバの中でも442gと最軽量。
金属ブリッジで音がオルゴールのように綺麗な音色で高音もしっかり出る。
音もよく伸びる。但しキー数が多いので、残響音が意図せず鳴ってしまうこともある。
チューニングもチューニングハンマーだけでできる。
中段キー全部と下段キー半分に白地の*数字音名の刻印がありとても見やすいです。
ハードケースは二重になっていて便利。
付属品はケース、チューニングハンマーと説明書兼曲集(但し英語と中国語)だけ。曲集は結構使える。
但し1万円以上ととても高価。たまにクーポン付き期間があるので要チェック。(私はアマゾンのクーポン配布時に10,500円で購入。)
一言で言うとオールインワンのカリンバ!
これを買っておけば将来、買い足さなくて大丈夫。
私が最初に買ったカリンバがこの機種でした。
現在30台以上カリンバを所有する私がどれか1台だけ選ぶならこの機種を選びます!!
クロマチックカリンバでは一番のおすすめ。

●LING TING 34キー LT-K34V 「雪を聞く」 ソリッド型 ☆


上下段が独立した特殊な形状の金属ブリッジの機種。
SEEDSの41キーよりさらに鐘のような金属っぽい音色。
音が凄くよく伸びる。
下段は17キーカリンバと同じハ長調の配列。上段は半音上の嬰ハ長調(C#)。音域はC4〜F6と17キー機種と1半音広いがほぼ同じ。
ボディの角が丸いので持ちやすい。
本体はグロス仕上げの紫色(天然色)の木材(バイオレットウッド)で綺麗。
表の金のプレートや裏面の雪のインレイがおしゃれ。
重量が610gとかなり重い。低音キーがない。
キー形状が特殊でやや弾きにくい。
キーの刻印は一切ありません。
チューニングがしづらい。
ハードケース付き
1万円を切る価格でクロマチックでは比較的お手頃。
上記の弱点もあるが音色が唯一無二なので、その音が気に入れば、充分選択の余地が十分ある。

◆番外 7選


・販売完了品で入手困難な機種なので番外。

●HOSTARO サペリ 34キー ソリッド型 ☆

ChillAngelsのOEMでスミヤカの同形機種とも同じです。他のいくつかのブランドも同じOEMだと思われる機種があるようです。
下段は普通の17キーと同じ並びで、上段の中央4キーが低音に配置されている。
ハ長調にチューニングされていています。
音域はF3〜E6だが、半音階は低音のF#3とG#3の2音は無い。(半音階の音域はA3〜E6)(ト長調の曲なら低音のF3をF#3に、イ長調の曲なら低音のF3とG3をF#3とG#3にチューニングするといい。)
金属ブリッジで音はよく伸び、高音でもしっかり鳴る。同じChillAngels系の竹素材の機種より音はしっかりしているようです。キラキラ系の音です。
下段のチューニングが枕木側からはハンマーで叩けない構造なので非常にやり辛い。
キーの刻印は数字音名と英音名です。
本体重量は678gとかなり重い。
ハードケース付属
価格は1万円前後だが、現在は販売完了品になっているようです。OEM元のChillAngelsの機種はまだ9千円台で販売されているようです。

・高額な機種なので番外

●MAGADI M32 32キー ソリッド型

同一平面上にすべてのキーが並んでいるが半音階キーは途中で折れ曲がって上に飛び出ている形状なので、下段に当たるキーは17キー機種と同じになっている。
上段のキーと指がぶつかり下段キーがやや弾きにくいです。
ハ長調にチューニングされています。
音域はC4〜E6と17キー機種と同じで、上段(外側のキー)はその半音上とキー配列は分かりやすいです。
3分割の金属ブリッジで残響も長く、オルゴールっぽい音がします。高音もしっかり響きます。
本体はアメリカンチェリー材で、重量は600g台後半と非常に重い。
本体の横幅が非常に広く、厚みもあるので手の小さい人は弾きにくい。
キーの刻印はありません。
付属品は説明書を含め一切ありません。
値段が他のクロマチックカリンバの倍近くして、非常に高価なので初心者にはおすすめし難いかも?

・持っていない機種なので番外

・HLURU ウォールナット 34キー ソリッド型
ボディはウォールナット材
上段の中央4キーが低音に配置されているタイプ。
チューニングがロ長調になっているようです。
価格が8千円弱とクロマチック機種では安いです。
たまにクーポンが付いてちょっと安くてなることがある。

・ONETONE OTKLS-34/W 34キー ソリッド型
上記のHLURUのOEMっぽい?
ボディはウォールナット材
価格は1万2千円台とやや高額
楽器店で実際に触って買える。

・ChillAngels 34キー 箱型
クロマチックカリンバには珍しい箱型。
上段の中央4キーが低音に配置されているタイプ。
音域はE3〜D#6のロ長調のチューニングになっています。
値段が2万円弱ととても高額でロ長調チューニングなので初心者にはおすすめし難いかも?

・ChillAngels 41キー ソリッド型
3段式で中上段が15キー配列ずつ、下段が11キー配列になっています。
ロ長調チューニングでC3〜E6と3オクターブ超の広い音域が特徴。C3までの低音が出せるカリンバは非常に珍しい。合奏とかで活躍出来そう。
ハ長調チューニングではないことと、15キーベースなのは初心者にはおすすめし難いかな?

・LING TING LT-K42W「月を聴く」42キー ソリッド型
同社のLT-K34Vの21キー版の2段式クロマチック機種
音域はF3〜F6の3オクターブ
21キー機種に半音上の上段キーがある感じ。
本体の横幅がやや広く、非常に重い。
下段が21キータイプなので初心者には向かないので、おすすめし難い。

◆選外になった私の所有するクロマチック機種

●MAGADI M30 BOX 30キー 箱型

音域がE3〜A5の半音階を含む2オクターブ半。
17キー機種の高音部のB5〜E6の音域がない。その代わり17キー機種より低いE3〜B3の音域がある。
17キー機種と互換性が少ないので初心者には全く向かない。
アメリカンチェリー材の箱型なので音量が大きい。
同社のM32と横幅は同じで縦幅が長い。
3分割された金属ブリッジと本体の木材のおかげで残響が長く、オルゴールっぽい、しかも箱型ボディなので中低音はふくよかな非常に良い音がします。
箱型なので本体重量は450gと比較的軽量になっています。
キーは柔らかめのストレートタイプで、刻印はありません。
付属品は説明書を含め一切ありません。
価格は一般的なクロマチックカリンバの倍近くします。
音はとても良いが特殊なキー配列や音域と値段が高いので、選外としましました。


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