見出し画像

学習まんが少年少女日本の歴史 の思い出

前回、高熱がでて、すわっコロナかも!と思ったのですが、2日で熱が下がりPCR検査も陰性でございました。よかったー。

さて、自分が中学生のころ漫画で読む日本の歴史というのが刊行されて、親に頼んでとってもらっていたのです。

当時としても絵柄は少し古いなぁ、と思ってみていましたが、今見直すと人物が生き生きと描かれており、モブシーンも手を抜くことなく一人一人描かれており非常な大作であったことが分かります。

それが、今回のコロナ禍のせいなのか、期間限定ですが、ネットで無料公開されております。

懐かしくて、あっという間に読んでしまったのですが、どうにも違和感が取れません。
と、申しますのは、自分の読んでいた時と微妙に話が変わっているのです。
追加というよりはほとんど省略されている感じです。

歴史というのは当然後代になればなるほど新しい発見があるため、それに合わせて改定していくのはやむを得ないのかもしれませんが、セリフを暗唱するほど読み込んでいたものにとってはどうにも寂しいものです。

ただ、今の時代から見ると、当時の人間に先進的なことを言わせすぎた部分があるのかもしれません。
卑弥呼が、鬼道を用いて最終的にクニとクニが仲良くなっていけば・・・と非常に理想的な平和論を唱えたセリフがあったと思うのですが、最新版はカットされています。
また、聖徳太子が半島に兵を送った時、弟を将軍にしたのは自分の意をくんで平和裏に収めてくれるだろう、と言うセリフもありましたが、これもなくなっています。

あとは、改定されればされるほど色々エピソードが増えていって、止む無く削った部分もあるのかもしれません。
また、子供が読むには残虐な部分とか。
天正少年使節団は以前の版は確か、殉死する末路まで描かれていたと思いますが、さらっと紹介するにとどまっています。

なんか、当時の版との違いを調べてみたくなりましたなぁ。
実家にまだ本はあるのでしょうか。


ところで、無料公開の中に当時はもちろんなかった平成の巻があるのですが、これだけ作者が変わっていて、正直、絵は辛いです。
他の巻が達者すぎるんですけどね。


追記 もしかしたら電子化の際に削っているだけで、本のほうは各エピソードがあるのかもしれませんけどね。推測ですが。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?