研究対象との出会い、そして卒業論文
今回は、なぜ今の研究対象に至ったのか、です。
私の専門は、例えばプラトンやカントのような、いわゆる全集が刊行されているメジャーな思想家ではありません。そのため、「なぜ今の研究をしているのか」を問われることがとても多いです。学会の懇親会などで「はじめまして」のときには、ほぼ100%きかれます。
そこで、改めて自分自身に〈研究対象との出会い〉を問い直してみようと思います。
私が一番最初に関心をもったのは、アウグスティヌスの『自由意志論』でした。あまり詳細には覚えていませんが